• Acroquest Technology株式会社
  • 組織価値経営部 マネージャー
  • 鈴木 達夫

「働きがいNo.1」企業のコミュニケーションスタイルに学ぶ、組織の新しい価値とは?

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今回のソリューション:【Yammer/ヤマー】

〜「働きがいのある会社」がコミュニケーションを活性化するために役立った「Yammer」の使い方〜

「働きがいのある会社を創る」これはすべての企業にとってミッションのひとつであり、そのために他社がどのような制度を実施しているかということに興味を持つ人も多いだろう。

「働きがい」を考える上で重要なのは、社員は常に社内にいるわけではなく、社外で営業活動などを行ったり、そしてプライベートの時間も持っているということだ。それを理解した上で適切な形で社員のコミュニケーションを最大化し、そこで生まれた声を制度やマネジメントに活かすことが重要になる。

そこで参考にしたいケースが、2015年「働きがいのある会社」で1位に選ばれた(※)Acroquest Technology株式会社だ。大規模インフラシステムを提供している同社では、社員同士が「お互いに興味を持つ」ような組織文化づくりを目指し、コミュニケーションを活性化するために社内SNS「Yammer(ヤマー)」を使っている。組織価値経営部マネージャーの鈴木 達夫さんに、同社の取り組みと大切にしている組織文化やYammerの使い方についてお話を伺った。

※Great Place To Work(R) Instituteが実施する、2015年「働きがいのある会社」ランキング、従業員25~99名部門での結果。

「組織の価値を経営する」組織価値経営部のマネージャーを務める

新卒でAcroquest Technologyにエンジニアとして入社し、人事や採用に関わってから、現在の組織価値経営部でマネージャーをしています。なかなか聞かない名前の部署だと思うのですが、実際の業務としては人事、総務、広報などを担っています。組織の価値を高め、社員により働きやすい環境を提供していく活動を行う部署になります。

組織価値経営部に関しては、弊社なりのこの名前に至った経緯があります。そもそも何でもみんなで話し合って決める社風がありまして、ある時にひたすら全員で会社のバリューやミッションについて考えていた時期があったんです。その中でもっと働きがいを追求し、社員がお互いに関心を持つような文化を醸成していこうということになりました。そして「組織として新しいことをするなら、それを担う部署も新しい名前に変えたほうがいいのでは?」という副社長のアイデアで、組織の価値を経営していくという意味で現在の名称がつけられたんです。

鈴木 達夫さん

2015年に「働きがいのある会社No1」の称号を獲得!

弊社は2015年度のGreat Place To Work(R) Instituteが実施する「働きがいのある会社」従業員25名〜99名部門で1位に選ばれました。社員1人ひとりが自らの仕事に誇りを持ち、他の社員とも連帯感を持って仕事に臨めるような環境や仕組みを整える活動を続けています。様々な取り組みがあるのですが、そのうちの1つは社員全員が納得して働くための「Happy360」という査定制度です。これは、みんなの給料をみんなで決める制度なんです。

上長からの評価だけではなく、みんなで項目を用意して点数化して給料を決めています。エンジニアが多い会社なので上の人間からは仕事ぶりが見えづらいこともあるので、それならお互いに評価できるようにしたいと考えました。他にも、30歳から35歳の未婚の男女に月1万円支給する婚活サポート金があります。みんな一生懸命働いてくれるので、どうしても婚期を逃してしまう人もいまして(笑)。

「話し合って決める」ためには日々のコミュニケーションも不可欠

社内には「話し合って決める」という文化が根付いているので、コミュニケーションの量はとても多いです。お互いのしていることをはっきりと理解していますし、社員同士がお互いに関心を持っているので自然に会話も増えます。どうしてもプロジェクトごとに席の島が分かれてしまいますが、それでも違う島だから赤の他人、という環境ではありません。技術的な質問や、プロジェクトの悩みなども島を超えたコミュニケーションが行われています。

鈴木 達夫さん

ただ、業務上の必要性から社外に出る人も徐々に増加し、その中でどうやって外にいる社員とコミュニケーションをとろうかという課題が持ち上がり、いろいろな方法を試しました。WEBで掲示板を作って日報を書いたり、マイクロブログのStatusNetを改造してTwitterのタイムラインのようにちょっとした報告ができる「TimeRun」というものを運用したり。Facebookメッセンジャーも使ってみました。

ただそういった形ですと通知機能などもありませんし、SNSのニュースフィードに誤って投稿してしまうというリスクも出てきていました。そこで何かいいコミニケーションツールはないかと探していた時に、出会ったのがエンタープライズ向けSNSの「Yammer(ヤマ―)」です。ちょうどその頃にマイクロソフトが買収したこともあって、セキュリティ面も安心できました。一度みんなで決めたらスムーズに動くのが当社なので、導入も早かったですね。

コミュニケーションの効率を上げるYammer

Yammer上には5、60くらいのグループを作って、コミュニケーションをとっています。忘年会のグループがあったり全体会議のグループがあったり、テンポラリーなものから恒常的なものまでありますね。内定者が決まると、内定者と社員のグループを作ってやりとりもしています。

取りたい人とすぐにコミュニケーションを取ることができるので、とても効率的になりました。記録に残したい会話の場合は特に、敢えてYammerで詳細に書いて共有しています。会話のきっかけが増えて、コミュニケーションのスタイルは劇的に変わったと思います。

写真を活用し、社員の顔が見えるコミュニケーションを

「働きがいのある会社」を実現するためにも、Yammerを業務外で頻繁に活用しています。例えば会社の近くに独身寮が4つあるのですが、その寮ごとにグループがあって朝食の風景の写真が投稿されます。例えば朝食に遅刻してその写真の中に写っていない人がいた場合、「疲れがたまっているんじゃないの?」という感じで業務量を見なおしたりしています。

▼社内にいるミャンマー人社員たちの「スイーツタイム」の写真もUPされる。

Yammerにupした写真

写真があることで顔を見ることができるのがいいですね。Yammerのアバターといいますか、プロフィール写真も毎月全員が更新するんです。ちゃんとアップデートすることで、自分の今の最新の状況を知ってもらえるようにしています。

鈴木 達夫さん

今後も「働きがい」を組織として追求していく

やはりプライベートまでを含めて、社員が何かで悩んでいたら解決する方法を考えていきたいと思いますし、そのためにもコミュニケーションは重要ですよね。実際に当社の様々な制度も、社員同士のコミュニケーションから生まれたものが多いと思います。Yammerで活発にやりとりを行ってお互いの状況に関心を持つことで、全員が気持よく働くことができる環境づくりにも繋がっていきます。そして結果として、生産性も上がっていくんですよね。今後もより「働きがいのある」環境づくりを続けていきたいと思います。

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