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LinkedInが解説【第3回】「ダイレクト・ソーシング」を活用するメリット

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今回、第3回ではダイレクト・ソーシングのメリットに関して、市場で何が起こっているのかを踏まえてご説明します。

↓過去の投稿はこちらです。

LinkedInが解説【第1回】今さら聞けない!採用の新定石「ダイレクト・ソーシング」とは

LinkedInが解説【第2回】今さら聞けない!採用の新定石「ダイレクト・ソーシング」が広まっている理由は?

有効求人倍率が1.25倍。売り手市場により採用が難しくなっている

先日、厚生労働省が発表した2015年11月の有効求人倍率が23年10ヶ月ぶりに1.25倍と高水準になったことからも分かるように、現在日本は、これまで以上に売り手市場の状態が続いています。

参考:厚生労働省HP

さらに、情報処理推進機構が2015年4月に発行した「IT人材白書 2015年」によると、IT企業において約9割がIT人材不足であり、リーマン・ショック前の2007年と同じ水準まで達していると分かりました。

参考:IT人材白書 2015年

IT業界の採用担当者が「昔と比べると優秀なエンジニアがなかなか採りづらくなっていると感じる」というお話をよく聞きますが、数値で見ても採用難易度が上がっていることが分かりますね。

そんな売り手市場の中で、よく耳にする企業の採用担当者の方のお悩みは、

「以前は、依頼をすれば良い候補者がどんどん応募してきたが、最近は売り手市場なので優秀な人材を採用しずらくなっている。」

「今まさに事業の成長フェーズに立っているので、各部署から採用ニーズが増えている。しかし、採用した分だけコストがかかることに懸念を抱いている。」

「立ち上がったばかりのスタートアップ企業のため、業界内での自社認知が低く、応募者も候補者の紹介も少ない。」

「第三者を通すとどうしても採用までの時間がかかり、優秀な人材を採りこぼしているのではないか。」

このような悩みを、市況要因として諦めるのではなく、何とか打開し、優秀な人材を採用することで自社のビジネスを成長させよう、と思っている企業が率先してダイレクト・ソーシングを行っているように感じます。

第三者を介さず、自社自ら能動的に採用の候補者を探しにいくダイレクト・ソーシングは、上記の悩みを解決してくれます。

上記の悩みをまとめると、

  1. 候補者の質
  2. 採用コスト
  3. 採用におけるブランド力
  4. 採用にかかる時間

の4つに整理できるかと思います。

ダイレクト・ソーシングのメリット①:採用候補者の質の向上

求人倍率が上がればあがるほど企業の採用難易度は上がります。また、転職市場には、転職活動を積極的に行っている「転職顕在層」のみが存在しているため、現在の勤務先で第一線で活躍していて、転職市場には出てこない「転職顕在層」にアプローチすることは難しいです

候補者の質を考えた時、日本でこれまで一般的であった、自社HPの求人掲載、転職媒体、ジョブイベントへの出展などの「応募待ちのスタンス」のままだと採用候補者の質は景気によってかなり左右されます

ダイレクト・ソーシングを活用して、転職顕在層だけでなく、潜在層に対しても候補者の対象範囲を広げることによって、売り手市場の中でも候補者の質を保つことが可能になります

ダイレクト・ソーシングのメリット②:採用コストの削減

人材紹介サービスを活用していると、採用した人数×年収の約25~30%が採用コストとしてかかってきます。候補者の検索、スクリーニングの機能などを果たしてくださるのが人材紹介サービスを利用するメリットになるかと思いますが、まさに成長フェーズの企業にとっては、コストがどんどん膨れ上がっていくことは懸念点です。

ダイレクト・ソーシングを活用して自ら候補者を探すことによって、このコストを抑えることが可能です。

ダイレクト・ソーシングのメリット③:採用におけるブランド力の向上

採用におけるブランド力は、スタートアップ企業の大きなの課題の一つです。社員紹介である一定数まで採用は出来るものの、成長フェーズを持続的に保つためには採用ブランドが必要であることは周知の事実です。

「立ち上げ期の創業メンバーはスキルだけではなく企業文化にマッチした選りすぐりの人材が必要、ただ、欲しい人材は自ら応募してこないし、人材紹介でも数は限られている・・・」

「自社の認知を上げる必要があるが、1日、2日で出来ることではない・・・」

「経営陣自ら声をかけ、自社の想い、サービス、今後の事業計画を話せば振り向いてくれるはず・・・」

そんな風に悩んでいるスタートアップ企業の経営陣の方は多いのではないでしょうか。ダイレクト・ソーシングを活用すれば、自ら候補者を探し出せるので、欲しい人材にダイレクトにアプローチし、事業の目的や企業文化を直接伝えることが出来ます

また、SNSの機能を利用すれば、自社のメッセージをつながり経由で多くの方に拡散することが可能です。

新しい製品やサービスの開発などIT業界は動きも非常にスピーディーです。常に最新の自社の情報を自ら伝えることができ、人のつながりを通して拡散できるのは、他社との差別化を図るためにも、非常に重要なポイントです。

ダイレクト・ソーシングのメリット④:採用にかかる時間の短縮

売り手市場において「採用にかかる時間をいかに短縮できるか」も採用活動をする上で非常に重要なポイントとなります。IT業界の求人倍率が最も高いことからも分かるように、自社で採用したい人材は他社も同じように採用したいと思っているでしょう。

第三者を介さないことによって採用までの時間を短縮できるポイントは2つあります。まず1つは母集団形成時の時間短縮です。ダイレクト・ソーシングが可能な状態を自社で確立しておくことによって、ビジネス側から採用ニーズがあがってきた際に、その日中に条件に合致した候補者を検索し、アプローチまですることが可能です。

これまでは、ビジネス側より採用ニーズがあがってきた時に、紹介会社へ候補者探しを依頼し、約1週間程度で人材があがってき、そこから社内で書類選考に入る、という流れが一般的だったかと思います。候補者が上がってくるまでの待ち時間がないこと、は採用時間の短縮において非常に重要なポイントです。

2つ目のポイントは選考プロセスにかかる時間の短縮です。ダイレクト・ソーシングは、母集団形成の時点で募集要項にあった精度の高い人材に声をかけて選考プロセスに乗せているため面接通過率が高く、選考中のミスマッチが少なくなります

ダイレクトソーシング プロセス比較

また、予め第三者を介さずに人事担当者が業務内容を直接候補者に説明するため、双方に誤解がなく内定にたどり着くことが可能になります。

ダイレクト・ソーシングを活用するメリットまとめ

以上のようにダイレクト・ソーシングを活用することのメリットは下記の4つのポイントであると言えます。

1.採用候補者の質の向上

2.採用コストの削減

3.採用におけるブランド力の向上

4.採用にかかる時間の短縮

第4回では、実際にダイレクト・ソーシングを行う際に何かをすればよいのか、をご説明します。

LinkedInのお客様事例の一覧はこちら

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