浜田 俊さん
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  • Tableau Japan株式会社
  • 浜田 俊

BIトレンド2016(後編) クラウド分析、IoTデータ分析の活発化 他

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このシリーズでは2016年のBIトレンドをお届けしています。前編では下記の5つのトレンドについてお届けしました。

  • ガバナンスとセルフサービス分析が切っても切れない関係になる
  • ビジュアル分析が共通語に
  • データ製品の「自由化」
  • さらに進むデータインテグレーション
  • 高度な分析は、もはやアナリストだけのものではない

後編では下記のトレンドに触れたいと思います。

  • クラウドデータとクラウド分析の飛躍的な成長
  • 分析のセンターオブエクセレンス (COE) の発展
  • モバイル分析が自律的に発展する
  • IoT データの分析が活発化
  • ギャップを埋める新しいテクノロジー

BIトレンド・Tableau

トレンド6: クラウドデータとクラウド分析の飛躍的な成長

2015年は、クラウドの利用がさらに普及を続けた年でした。クラウドは、簡単にデータを蓄積でき、スケーラビリティも担保できることが普及の一因です。Webデータの利用をサポートするツールが増えてきたこともあり、2016年はさらに多くの人がデータをクラウドに移行するでしょう。

また、すでにアーリーアダプターはクラウドデータの活用を始めており、マジョリティーの人も活用を始めたいと思ってくるでしょう。そして、より多くのデータをより速く分析するためにクラウド分析(※1)を利用する企業が増加し、従来のエンタープライズシステムと同様にクラウド分析が重宝されるようになります。

(※1) クラウドサービスを活用してデータ分析を行うこと

トレンド7: 分析のセンターオブエクセレンス 「COE」の発展

セルフサービス分析(※2)の導入を促進するために分析に集中して活動するチーム「COE」を設立する企業が増加するでしょう。このCOEは、データドリブンな風土を培うのに重要な役割を担います。社内トレーニングのような教育プログラムを通して、これらのCOEの知識が組織全体に広がり、データのエキスパートでない人でも企業の意思決定にデータを取り入れられるようになります。

(※2) ビジネスの現場にいるユーザーが、自分自身で必要なデータにアクセスをしてグラフなどを使いダッシュボードを作って分析をすること

トレンド8: モバイル分析が自立的に発展する

モバイル分析(※3)は成長し自立を遂げました。もはや、既存のBI製品の単なるインターフェイスではありません。2015年は、モバイル性を最優先とする製品も世の中に出てきており、外でデータを使って仕事をすることが、難しい作業でなく、ダイナミックな分析プロセスの一部になってきています。

(※3) スマートフォンやタブレットなどを用いて、企業の情報システムに蓄積されたデータを分析・可視化するソリューション

トレンド9: IoT データの分析が活発化

2015年は「IoT元年」と言えるほど飛躍的に伸びており、2016年にはさらに普及するでしょう。全ての物にセンサーがつけられ、情報を受送信できるようになります。

IoTのデータ量が増加するとともに、データに眠るインサイトが見つかる可能性が高くなるので、ユーザーがIoTデータの分析を行うようになります。その結果、得たデータをセキュアで管理された環境でインタラクティブに共有できるようなツールが企業に求められるようになります。

トレンド10:ギャップを埋める新しいテクノロジー

BIエコシステムには多くの新しいテクノロジーが出てきています。このテクノロジーが市場に出回れば、企業がテクノロジーを扱う上で埋めるべきギャップも見えるようになるでしょう。そこで、そのギャップを埋める新しい企業が生まれます。HadoopアクセラレーターNoSQLデータ統合IoTデータ統合ソーシャルメディアの向上など、それぞれが新しいビジネスを始めるチャンスを生み出しています。

2016年、そのギャップを埋める企業が大きくなり市場の統合が促進されます。そこで、組織は1つのソリューションからシフトし、新しいテクノロジーを含むオープンで柔軟な複数のソリューションを利用するようになります。

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