• 株式会社アカツキ
  • 共同創業者 取締役 COO
  • 香田 哲朗

「ホタルの森と繋がるオフィス」を代官山に 働く人々が自分らしく過ごせる空間づくり

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今回のソリューション:【ツクルバデザイン】

〜半年でオフィスが完成。スピーディーにオフィスをデザインした「ツクルバデザイン」の事例〜

ソーシャルゲーム・ネイティブゲームの世界で今やグローバルな事業拡大を進める株式会社アカツキは、2010年創業の企業だ。ビジネスの成長に伴い急激に増え続ける社員数に対応するため、フロアの拡張を進め、最初は1フロアのみだったオフィスを2013年〜2014年に2フロア増床し、現在(2015年6月)もまた新たに2フロアが施行中だ。

そんなアカツキのオフィスづくりを2013年から共に担うのが、株式会社ツクルバが社内組織として設置している「ツクルバデザイン」だ。今回はツクルバデザインと共に、「ホタルの森とつながるオフィス」を創り上げた経緯を、アカツキのCOOである香田 哲朗さんに聞いた。

「土足厳禁」だという株式会社アカツキのオフィスのこだわりとは… 株式会社アカツキのオフィス

2010年に株式会社アカツキを創業 現在はグローバル展開へ

新卒でアクセンチュア株式会社に入社して、1年ほど働いた後に、株式会社ディー・エヌ・エーで働いていた塩田と2010年6月に株式会社アカツキを立ち上げました。それからは一貫して、ソーシャルゲーム事業を展開しています。

香田 哲朗さん

2年前からはiPhone、Androidのプラットフォームでネイティブゲームの開発・運営も始めました。それに合わせてグローバル展開も開始し、中国や韓国の企業と協業したり、台湾に自社拠点を作り、多言語のプロダクト開発にもチャレンジしています。

創業期は、企画からエンジニアまで何でもやっていたのですが、今は主に海外展開に力を入れているので、台湾に出張することも多くなっています。弊社の社員数は現在60名ほどですが、業務委託やアルバイトの方などを含めると180名ほどおり、どんどん増えていっています。

ツクルバデザインとの出会い

以前からツクルバさんの名前は知っていました。弊社の社外取締役の勝屋さんと、ツクルバさんのメンターの方が仲良くされていて、メンター同士の付き合いから2013年の1月頃にツクルバの村上社長に出会って。最初は年も近いし、一緒にご飯を食べに行ったりしていたんですよね。

たまたまその頃、ビルの4階ワンフロアだったオフィスを、同じビルの2階と3階に増床するタイミングだったんです。村上社長やツクルバデザインチームと何度かお話をするうちに、共感できる部分が多くて、是非新しいフロアのデザインをお願いしたいと思いました。それにツクルバさんが運営している渋谷のco-ba(コーバ、会員制のシェアードワークプレイス)の雰囲気やデザインが僕好みだったのも、大きな理由でしたね。

▼株式会社アカツキの新オフィスフロアの一角

株式会社アカツキのオフィス

やっぱりオフィスはクリエイティブな場所だと思っていて、創る人の「好み」や「考え方」がオフィスデザインにも反映されると思うんです。ツクルバデザインチームのお話を聞いていて、センスや価値観がお互いに近いなと感じていました。どんなにお洒落な洋服屋に行っても「違うな」って思う時ってあるじゃないですか。逆にお互いがフィットしていると「全部良さそう!」ってなる。そういう感性が合う方にオフィスデザインをお願いしたいという気持ちがありましたね。

西粟倉村の間伐材を使い「ホタルの森と繋がるオフィス」をつくる

2013年の5月から具体的にデザインを進めていきました。基本的な方向性はオーダーしたんですが、最初に決めていた事があったんです。それは岡山の林業再生をやっている企業が扱っている、西粟倉村(にしあわくらむら)の間伐材を使いたい、ということでした。

西粟倉村は林業中心の、自然に溢れている村です。ホタルがいる森があって、その生態系を守るためには、適度な間伐が必要だそうです。以前岡山に行く機会があった時に、その企業の話を聞いて単純に共感して、いつかその木を使いたいと思っていました。

イラスト

プロダクトとしても木は良いですし、更に森の自然を維持するために切り出された間伐材なので、社会貢献の部分もあっていいな、と。そしてたまたまツクルバデザインさんがその木を使ったことがあって。それでその木を活かして、心地良い空間を作っていこう、ということになりました。

東京代官山にある弊社オフィスと、その西粟倉村の森を繋ぐ、という意味で、「ホタルの森と繋がるオフィス」をコンセプトにして、具体的なデザインに落としこんでいきました。

細部までイメージを擦り合わせて、4ヶ月で完成

最初はコンセプトと大枠のイメージを共有して、ラフデザインをして頂きました。そしてそのデザインをベースに約2ヶ月間、1週間単位でツクルバデザインさんとミーティングをして、感覚を擦り合わせていきました。最初からお互いの持っていたイメージは近かったのですが、回数を重ねるにつれてどんどんイメージの共有スピードは早くなりましたね。

香田 哲朗さん

そこからは色などの細かい指定を行い、3Dのモデリングベースでブラッシュアップしていきました。初めて3Dのモデリングを見せて頂いたときはテンション上がりましたね。デザインの摺り合わせには2ヶ月ほどかかり、その後約2ヶ月で施工を行い、新オフィスが完成しました。

非常に良かったと思っているのは、ツクルバデザインさんのスピード感ですね。普通はオフィスデザインから完成までは、なんだかんだで1年くらいかかってしまうと思います。でもベンチャー企業って急激に人数が増えたり、急な引越しがあったりします。そういった企業にとって、完成まで半年かからないというのは魅力的だと思います。

「オフ」のコミュニケーションが、「その人らしさ」を生み出す

今回の増床では、「西粟倉村の間伐材を使う」ということ以外にも、機能面でいろいろなこだわりをツクルバデザインさんと一緒に実現していきました。

例えばオフィスはコミュニケーションスペースでもありますが、オンとオフ、両方のコミュニケーションがあると思っています。それこそ大きなフロアであればそれを分けた設計にするのは簡単ですが、ある程度制限された空間の中で、いかに効率良く様々な用途に対応できるか、ということが大事だなと思っていました。

▼「オン」のコミュニケーションが行われる執務スペース

株式会社アカツキのオフィス

新しくできた2階の中心にあるコミュニケーションスペースは、その「オフ」のコミュニケーションを実現する、人が行き来するためのハブになるイメージで作りました。実際にそこでご飯を食べたりしていると自然と社員同士の会話も生まれますし。みんながリラックスして互いに交流をしているので、良かったな、と思います。

▼「オフ」のコミュニケーションが行われるコミュニケーションスペース

株式会社アカツキのオフィス

リラックスする、ということは「その人らしくある」ことであって、非常に大切だと考えているんです。弊社の社会ビジョン・ミッションは「感情を報酬に発展する社会」「ゲームの力で世界に幸せを」というものですが、もう1段下の考え方として、フラットでいろいろな人が集まる組織を目指しています。型にはめるというよりも、それぞれが自分らしく自然体で働くことを大切にしているんです。そういった理由から、靴を履いているよりも、履かない方がリラックスできるよねってことで、土足も禁止しました。

型にはめないフレキシビリティさを大切にする

あとは3階にセミナールームがありますが、フレキシビリティを大切にしています。会社説明会や社内の勉強会などのいろいろなイベントに対応できるレイアウトにできており、それ以外にも黒板があって文字や絵を書けるようにしています。 黒板にした理由は書き残すってイメージがあったので、ホワイトボードもあるんですが、記念の時やイベントの時などに黒板に文字や絵を書き残したりもしています。

あと、最初に細かく設計しても、その通りになる部分とならない部分がやっぱりあるんですよね。だからある程度フレキシブルに作った方がいいかな、と思っています。当初想定していないような面白い使い方をするのも、それはそれでいいと思っています。

自分たちのオフィスをゼロから生み出す!

ツクルバデザインさんは、自分でこだわって空間作りをしたいという方や、ゼロから新しいものを作っていきたい企業さんにおすすめですね。「一緒に作る!」ということを実現したい方にはすごく合っていると思います。一緒にディスカッションして、ものづくりしていく感覚を味わえるのではないでしょうか。

香田 哲朗さん

家具も一部、ツクルバデザインさんにデザインしてもらっているオリジナルなんです。なかなかオフィスに合う家具ってないんですよ。家具にまで、こだわって頂けるのはありがたいですね。実は今、更に2フロア施行中で、そちらもツクルバデザインさんにお願いしています。7月中旬に完成予定なのですが、本当に楽しみにしています。

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