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3,000名のクリエイターが登録!DeNAが活用する、動画制作クラウドソーシングとは

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今回のソリューション:【Viibar/ビーバー】

〜動画制作クラウドソーシングサービス「Viibar(ビーバー)」を活用して、デザイナーが誇れるクオリティのプロモーション動画を制作できた事例〜

近年では、新規サービスをリリースする際にプロモーション動画を制作する企業が多い。しかし、実際に「動画制作」を進めていくとなると、具体的なプロセスのイメージが湧かない人も多いのではないだろうか。

株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)では、動画制作にクラウドソーシングサービス「Viibar(ビーバー)」を活用している。

同社でコミュニケーションアプリ「Mirrativ(ミラティブ)」のプロモーション動画を制作した寿福 まりかさんは、最終的に「自分が胸を張って世の中に出せる動画」をViibarで作ることができたと語る。寿福さんに、コンセプトワークから編集作業までを含めた、動画制作のプロセスをお伺いした。

新卒で「デザイナーを大切にする」DeNAに入社

大学時代からデザインを専攻していて、2015年4月にDeNAに新卒入社しました。決め手になったのは、いくつかの会社を見た中で、DeNAが最もデザイナーを大切にしていると感じたことです。

実際、3年前にデザイン戦略室が創設されたこともあって、入社後も「デザイナーの意見が反映されやすい会社だな」と思うことが多いです。

寿福 まりかさん

現在は100名ほどになったデザイン戦略室の中で、UIデザイナーとして働いています。特定のサービス専属の担当というよりは、業務単位で各サービスのデザインを複数受け持っています。

プロモーション動画制作に、クラウドソーシング「Viibar」を活用

デザインに関わったサービスのひとつに、2015年8月にリリースされた「Mirrativ」があります。スマートフォンの表示画面をそのまま生配信し、コミュニケーションができるアプリです。

そしてこちらのプロモーション動画を制作する際に活用したのが、動画制作のクラウドソーシングサービス「Viibar」でした。コスト面での魅力もあって、Viibarは弊社の他のプロジェクトでもお世話になっています。

▼コミュニケーションアプリ「Mirrativ」

Mirrativ

Viibarにはクリエイターさんが3,000名ほど登録されているそうです。例えば、修正が多いプロジェクトでも難なくこなせる方や、一緒にディスカッションしながら作っていくことに長けている方など、幅広い方がいらっしゃいますね。

Mirrativのプロジェクトの際には、営業担当の方に合いそうなクリエイターさんを複数ピックアップしていただきました。その方々のポートフォリオを拝見した上で、最も適任だと思われた方に制作をご依頼しました。

動画制作のファーストステップは「コンセプト」作り

実際に動画を作っていくに当たっては、全てをお願いすると言うより「一緒に作っていく」というスタンスで取り組んでいました。

まず、最初にコンセプトを考えました。今回の動画は、朝起きるところから夜寝るところまでの、1日の流れの中でサービスを使ってもらうストーリーになっています。なぜそうしたかというと、生活の一部として、毎日使ってもらえるサービスでありたいという思いを持っていたからです。

▼実際に制作したMirrativeのプロモーション動画のワンカット

Mirrativ

私自身はずっとデザインに関わってきたので、動画のコンセプトやアウトプットイメージがすぐに頭に湧きました。そうではない人の場合でも、Viibarのクリエイターの方と相談しながら内容を決めていくこともできると思います。

次のステップとしては、実際に自分が思い描くストーリーを絵コンテに落とすことになります。今回の動画では、最初に40枚ほどの絵コンテを書きました。ただ、動画の長さを30秒以内にすることを考えていたので、クリエイターの方と相談した上で最終的には25枚ほどにまで削りました。

撮影は1日で 編集時の手戻りが発生しないように工夫も

それらの準備が整うと、撮影に進むことになります。カメラマン、ディレクター、制作担当の責任者や出演する社内スタッフを集め、6時間ほどかけて一気に撮影を行いました。

その際にViibarのカメラマンの方は、後で撮り直しが発生しないように色々と工夫してくださいました。例えば、ひとつのシーンでも複数のアングルから撮影したり、カットがかかった後も長めに10秒くらいカメラを回してくれていたり。

寿福 まりかさん

絵コンテにはないけれど編集の際に意外と使えるかもしれないカットについても、いくつか撮影してくれました。例えば沸かしたお湯をコップに入れて、ふぅーっとしている何気ないシーンなどですね。お陰様で撮影は一度で済んで、再度時間をとられるということがありませんでした。

最も苦労したのは編集作業!0.01秒単位で不要な部分をカット

最後に編集ですが、今回はここが一番苦労しました。元々30秒以内の動画でお願いしていたのですが、撮った動画をつなぎ合わせてみると「1分はないとつらいね」という議論になってしまって。

最終的には、不要な部分を0.01秒単位でとことん削って、45秒で収めました。ストーリー的に削った部分はほとんどなく、動画を繰り返し再生して削れそうな瞬間を見つける、という作業を繰り返していました。

また、音声の編集も大変でした。今回の動画は日本語、英語、韓国語の3カ国語のナレーションで同時リリースしているので、音声のまとまりも言語によって違うんですよ。

英語だととても長いのに日本語だと一瞬、のようなシーンがあったりするんですよね。そこで、それぞれの言語のナレーションを社内のネイティブの人にチェックしてもらい、どの言語でも違和感がないように調整しました。

ちなみに、Viibarでは専用のチャットツール上で動画を共有しながら、「◯◯秒のところを、△△な感じに直してほしい」といった要望を直接クリエイターの方にお伝えできるようになっています。

▼動画に関して、チャットツールで要望を伝えることができる

Viibar_チャット画面

納得できるまでとことん、最後まで伴走してくれたViibar

今回の動画制作には、トータルで2ヶ月弱かかりました。Viibarの方々がすごいと思ったのは、こちらの要望水準に寄り添って、ずっと伴走してくださったことです。

リリース直前まで編集作業にあたっていたのですが、納品前日にご連絡したときも会社まで駆けつけてくれて。結局その日に2時間ほど一緒に編集作業を行い、私はそのまま会社に泊まりこみました(笑)。

「デザイナーが納得いくところまで、徹底的にやれ!」ということが弊社の文化としてあるのですが、Viibarさんはそこに最後までとことんお付き合いしてくださって、本当に感謝しています。お陰様で、自分が胸を張って世の中に出せる動画を作ることができました。

結果的に、外部の方から「あのPVよかったよ!」と言っていただけたり、社内でも「Mirrativは使ってないけどあのPVはよかった!」という声があったりして(笑)。今後もViibarさんと協力して、クオリティの高い動画を制作していければと思っています。(了)

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