- コラボレーター
- 加留部 有哉
「そう来たか」と思うHR Tech【6選】セクハラ防止や備品管理、同僚とのマッチングも
日々の進化がめざましい、HR Techの世界。特に目標管理やフィードバック、People Analyticsの領域では、新しいツールもどんどん登場しています。
今回ご紹介するのは、そんなHR Techの中でも「ニッチ」だけれども侮れないツールです。
多様なワークスタイルや価値観が重視されるようになったことで、HR Techがカバーする領域も広がってきています。
まさに「かゆいところに手が届く」サービスばかりですので、ぜひチェックしてみてください。
▶︎今回紹介するツールのリスト
- 社内に発生する大量の「お願い」を管理するSpoke
- 同僚との自動マッチングでコラボレーションを生むDonut.ai
- セクハラ防止やLGBTを尊重するためのJoonko
- 備品管理に特化したタスク管理ツールHivy
- 従業員に健康的な習慣作りを促すHealthybot
- 会社の「雰囲気」を測定して、組織づくりを助けるCompanyMood
社内に発生する大量の「お願い」を管理するSpoke
働いていれば、同僚に何かをお願いすることもありますし、こちらがお願いされることもあります。
例えば、「経費申請をお願いします」ということもあるでしょうし、「社内アンケートに答えてください」というものから、「備品の補充をお願いします」というものもあるでしょう。
▼色々な人から色々な「お願い」が来てめんどくさい…
こうしたちょっとした「お願い」って、管理するのがとても面倒くさいですよね…。
自分の主業務でない場合、どうしても優先順位が下がってしまいますし、お願いを受けてくれない人にリマインドするのも手間です。
お願いをする側からしても、誰がやっていて・誰がやっていないのかを調べるだけで、貴重な時間を使ってしまいます。
そんな問題を解決するのがSpokeです。
Spokeはリクエストカードを作るだけで、お願いしたい人にリクエストを送ることができます。また、それを実行したかどうか管理できるので、いちいちリマインドをする必要がありません。
▼全社へのアンケートのお願いも簡単に
リクエストを受ける側も、Spokeを見れば誰に何をお願いされているかわかるので、納期を忘れたり、リマインドを受けてストレスを感じることもなくなります。
また、社内wiki的に情報を蓄積できる「ナレッジベース」も用意されているので、社内ルールなどをそこに記述しておくこともできます。
例えば「Spokeのリクエストを実行する際のルール」などを記述しておけば、リクエストを受けた側もスムーズにお願いを実行できますね。
▼ナレッジベースを活用すると、お願いしやすくなる
同僚との「自動マッチング」でコラボレーションを生むDonut.ai
会社が成長していけば、当然従業員の数も増えてきます。
新しい人がどんどん増えると、「あの人はどこで何をしている人なのか」という、お互いのことがわからない問題が発生します。
その問題を解決するのがDonut.aiです。
Donut.aiはSlack上で動くサービスで、入ったチャネルのユーザー同士をランダムにマッチングします。
Donut.aiと3人のDMがランダムに作成される
マッチングされたユーザー同士はそのままダイレクトメッセージで、ランチやコーヒータイムの日程調整ができます。
このサービスは、新しく入社した方とのコミュニケーションにも有効ですね。入社した人が、チームに自然と馴染みやすい環境を作ることができます。
会社で気持ちよく働くために重要な、従業員同士の信頼関係の構築もできますし、普段関わらない人と話すことで新たなコラボレーションも生まれるかもしれません。
セクハラや差別をなくすためのJoonko
去年、Uberが社内のセクハラ問題に揺れたことは、テック界で話題になりましたね。また、LGBTを尊重する動きも一層増えてきています。
こうした世の中の変化に応じたダイバーシティの実現に役立つのが、D&I(Diversity and Inclusion)のためのコーチングを行うJoonkoです。
Joonkoは、メールやSlackなどのコミュニケーションツールや採用管理ツールなどと連携して、会話を監視し、差別やセクハラと捉えられる可能性のある発言を指摘してくれます。
わざとではなくとも、無意識に偏見を持った発言をしてしまった場合にそれを機械学習を使って判断し、アドバイスしてくれるのです。
▼差別的だと思われる発言をすると…
例えば、上のように、「you look soooooo gay!」と発言すると、Joonkoから直した方がいいと指摘が入ります。
▼攻撃的なワードを修正した方が良い、という指摘
また、それらの問題の概要がレポートされるので、経営陣は社員に対して注意喚起をすることができます。組織内の偏見をなくしていくことで、ダイバーシティをきちんと管理することができますね。
従業員同士のトラブルや会社としてのリスクを考えると、とても良いサービスのように思います。
社内の備品を管理するためのタスク管理ツールHivy
続いて紹介するのは、社内のボールペンやPCなどの備品、イベント時に用意するお菓子などを一括管理できるHivyです。
良い職場環境を維持するには、それなりの労力がかかります。働く人の要望をきちんと吸い上げ、それを忘れないように管理しなければいけません。
Hivyを使えば、社員みんなで働きやすいオフィスを作ることができます。
オフィス備品や飲み物などの細かいものから、パソコンや携帯電話といった新入社員用の備品一式、イベント時に揃えないといけないグッズなど、様々な用途で利用することが可能です。
Hivyでは、様々なテンプレートから欲しいもの、用意してほしいもののリクエストが作れます。自分たちでイチから作成することも可能です。
▼様々な備品のテンプレートが事前に用意されている
▼牛乳が欲しいリクエスト(これくらいは自分で買いましょう)
▼入社時のセットや、イベント時のお酒など
もらったリクエストはカンバン形式で簡単に管理できるため、日常業務に追われて忘れてしまうこともありません。
従業員に健康的な習慣作りを促すHealthybot
ハードワークが続いていると、どうしても健康面をおろそかにしてしまいがちです。
Healthybotは7個の健康に向けたプログラムから、選んだものを定期的にリマインドしてくれるツールです。
用意されているプログラムには、以下のようなものがあります。
- Drink more water
- Improve posture
- Have more energy
- Eat better
- Exercise more
- Manage stress
- Achieve focus
例えば、定期的に水を飲むプログラムを選ぶと、決まった時間に水を飲むように指示されます。
指示されたタイミングでちゃんと実行しましょう。水を飲むと褒めてくれます。わーい。飲んでないけど。
▼スタンプで実行した意思表示を
プログラムを実行していくとバッジをもらえます。同僚たちと同じプログラムを実践することで、三日坊主になることを防げそうです。
▼習慣化してバッジを貯めよう
会社のムードを測定し、会社づくりを助けるCompanyMood
従業員が気持ちよく働くためには、オフィスの環境やマネジメント、キャリア開発など様々な要素が必要です。
そして、それを作っていくのは一部の人間ではなく、従業員みんなの力でしょう。
Companymoodは、会社の雰囲気(ムード)についてのアンケートを定期的に行うことで、より良い組織づくりの実現を助けるツールです。
アンケート項目は直感的でとても簡単に回答することができます。自分の今のステータスを表情で選び、理由を答えるだけです。
▼表情でアンケートに答えるだけ
▼「今のムードの理由」を選んで回答します
会社のムードを定点観測することで改善につながることはもちろん、個々人がいかにヘルシーに働けているかも見ることができるので、離職率を下げることにもつながるかもしれません。
アンケートの回答者は、会社の問題点に対して、改善策を自由に提案することもできます。
▼自由にコメント可能
会社のムードを起点に従業員の声を定性・定量的に集めることで、組織づくりを効果的に行うことができます。
▼ダッシュボードで結果を可視化
自発的に働く環境をどんどん変えていきたい企業には、かなりおすすめのツールだと言えます。
▼自分たちで改善策を提案できる
アンケート結果のある点数を目標にして、働き方をみんなで振り返りながら改善していくことでHappyな職場へと変えていくことができそうです。
振り返りからチームを目標達成に近づけるロボアシスタント
当媒体SELECKでは、これまで500社以上の課題解決の事例を発信してきました。
その取材を通して、目標を達成し続けるチームは「振り返りからの改善が習慣化している」という傾向を発見しました。
そこで「振り返りからの改善」をbotがサポートする「Wistant(ウィスタント)」というツールを開発しました。
「目標達成するチーム」を作りたいとお考えの経営者・マネージャーの方は、ぜひ、チェックしてみてください。