• スマートキャンプ株式会社
  • 代表取締役
  • 古橋 智史

月額2,980円〜でバックオフィス業務を丸ごと支援! 起業家を助ける革命的サービス

今回のソリューション:Bizer(バイザー)

〜会社運営に関する様々な法的な手続きについて相談・代行を依頼できる「Bizer」の活用により、バックオフィス人員ゼロの企業運営が可能になった事例〜

すでに組織が整備された企業で働いていると気が付きにくいが、会社運営にはさまざまな法的手続きが必要だ。さらに創業間もないスタートアップの場合、経営者自身が法務、税金、労務などのバックオフィス業務に割ける時間は限られるのが現実である。

そんな経営者を助けるのが、クラウド上で総務、人事、労務経理、法務、知財などに関する企業のバックオフィス業務の相談と代行依頼ができるバックオフィス支援サービスの「Bizer(バイザー)」だ。

2014年創業のスタートアップ企業で、BtoBサービスのマッチングサイト「Boxil」などを運営する株式会社スマートキャンプでは、創業時よりBizerを活用している。

Bizerを使うと月額2,980円〜で、面倒な書類の作成を効率化し、さらに会社運営における法的な事柄に関しても幅広くプロに相談、もしくは代行してもらうことができる。

同社ではBizerの導入により、バックオフィス業務にかける時間と費用を大幅に減らすことに成功し、バックオフィスの専任社員はゼロで企業を運営することができているという。同サービスを「スタートアップの革命」と話す同社の代表取締役の古橋 智史さんに、詳しいお話を伺った。

▼会社運営をプロに相談できるバックオフィス支援サービス「Bizer」

ホワイトカラーの生産性を上げたいと考え、起業の道へ

2011年に新卒で銀行に入り、その後ITベンチャー勤務を経て2014年の6月にスマートキャンプを創業しました。事業としては、SKETという資料作成代行サービスと、BtoBのクラウドマッチングサービスのBoxilのふたつを展開しています。

事業立ち上げの背景には、自分自身が働いてきた中でホワイトカラーの生産性に課題を感じていたことがあります。それを解決するサービスを作るために会社を作り、現在は私を除くと社員数は5名で、インターンやクラウドワーカーも入れると50名ほどが働いています。

会社設立の面倒な手続きをどうにかしたい…

実は、会社設立って結構面倒なんです。必要な手続きをWebで調べても、情報がまとまっていなくてよく分からなかったりするんですよね。法律が絡むので間違えると大変ですし、自分の勘を頼りにしていい類のものでもないですし…。

例えば、設立の時に定款を出すのですが、まずどこの地区の法務局に出せばいいか分からないんです。また、電子で出すか紙で出すかで金額も違って、どちらで出す方がいいのかも分からない。

提出する書類も多く、会社名や住所といった同じことを何回も書かないといけないんです。そして当たり前ですが、記入にミスがあると意味がないので、正確にきっちり書く必要がある。

そういった背景から、会社設立の手続きが面倒だなと薄々感じていたんですね。その時に、知り合いにバックオフィス業務の相談と代行の依頼ができる「Bizer(バイザー)」を使うと会社設立の手続きが簡単になると聞いて、使ってみることにしました。

法的に必要な書類作成の手間を効率化する「Bizer」

Bizerを使うと、公的な書類の作成が非常に楽になります。会社名や住所を一度登録しておけば、必要な書類に自動的に反映されるので、同じことを何度も記入する必要がないんです。あとは完成した書類を印刷して、提出するだけ。

▼労務関連などの公的な書類作成が効率化できる

例えば、年末調整の書類の記入って面倒ですよね。ああいった書類が自動的に記入された状態で出てくるイメージです。

それまでは2、3時間かけて自分で書類を作るか、お金を払って先生に記入まで全てお願いするかの2択だったのが、Bizerを使えば20分ほどで自分で書類作成ができるようになります。

結果的に、会社設立の手続きを非常に簡単に行うことができました。あまりにも便利だったので、そのままずっと利用させていただいています。

意外と分からない、企業運営の細かい点を何でも相談できる

Bizerでは、書類の作成以外にも、税理士、社労士、行政書士、司法書士、弁理士の方々にチャットを通して相談をすることができます。これが非常に便利です。

すでに組織が出来上がった企業では管理部がバックオフィス業務をこなしてくれるので気づきにくいのですが、いざゼロから起業してみると、企業運営の細かい決まりって分からないことが多いんです。

例えば、年末になると、がさっと税金に関する資料が届きます。どう処理したらいいんだろう、って考えると不安になるんですよね。他にも、インフルエンザの予防接種を会社で受ける時の手続きってわかります?

実は、「ただ病院に行く」だけなんですよ(笑)。法人だと、予約して所定の地区の病院で受けて、といった手続きがあると思うじゃないですか。そういった細かい部分って、いざ1人になってみると全然分からないんですよね。

今では商標登録や外国人の雇用、資金調達の際の手続きについてなど、Bizerで月に5〜10件ほど、幅広く相談させてもらっています。

案件ごとにチャットで相談できて、それぞれの進捗も分かります。回答は1営業日以内に返ってきますし、1度相談すると比較的同じ方が毎回答えてくださるので情報のずれがなくてありがたいです。

▼企業運営に関する手続きを、プロにチャットで相談できる

面倒な手続きを「巻き取って」代行してもらうことも可能!

Bizerがすごいのは、手続きの方法を教えてくれるだけではなく、「ダンドリ機能」で手続きに必要なタスクを管理して、「マキトリ機能」でお願いすると、Bizerで巻き取って代行してくれるんですよ。「相談する」ボタンを押して、巻取りお願いしますとチャット上で言えばそれで完了です。

▼ボタンひとつで労務などの手続きを「巻き取って」代行

例えば弊社では積極的に採用を行っているのですが、それに伴う社会保険、年金労災などの入社手続きが必要になります。これは僕には経験がなかったので、すべてBizerに巻き取りをお願いしています。また、雇用保険の手続きや決算申請にも使っていますね。

Bizer ✕ Freeeで、月6,000円でバックオフィス業務を全てカバー

Bizerは主に労務系の手続きに使うことが多いのですが、これにクラウド会計ソフトのFreeeがあればバックオフィス業務はほぼ終わりです(笑)。

会計系は細かい法的な決まり事と書類のやりとりが多いので顧問税理士の方と契約していて、Freeeの使い方もマスターしてもらいました。BizerとFreeeを合計しても、毎月6,000円ほどのコストで済んでいます。

*バックオフィスのために1人雇うと、月20万円はかかりますよね。それと比較して考えると、最高のコスト改善だと思います。

*Bizerは月2,980円で相談し放題で、マキトリには別料金がかかりますが、まったく高いとは感じません。明らかに時間とお金を節約できています。

そのように考えると、Bizerはすべてのスタートアップ企業にオススメですね。特に、資金調達等で外部からの資本を入れるところであれば尚更です。そうしたケースでは、会社の成長のスピードが速いんですよね。

株主間契約や、従業員が増える際の手続き、オフィス移転などで確実にバックオフィスが急務になるんです。個人的には、Bizerがバックオフィス業務を抜本的に効率化したことは、スタートアップ界の革命だと思います。

スタートアップでも、従業員が安心して働ける環境を用意するべき

自分は経営者なので、会社を大きくすることが仕事です。従って、バックオフィス業務だけに自分のリソースを割くべきではありません。

かといって、バックオフィス業務が止まってしまうと従業員はとても困るので、そこはきっちりとしてあげたいんです。

小さな会社ですが、入社のタイミングで従業員に必要なものが全部揃っている環境を絶対に用意したいと思っています。スタートアップだから保険なくていいよね、というような話も聞きますが、僕はそういうことがすごく嫌だったんですよ。

起業家がリスクを取って会社を起こしているのは事実ですが、従業員からすると名もない会社に自分の大切な時間を使っているわけで…。それで保険もないなんて、意味がわからないですよね。

最低限必要なものは整備したいと思っています。従業員が満足していないと絶対にその会社は伸びないので、かなり気を使っていますね。

そういった意味で、Bizerには本当に助けられています。会社が大きくなって、バックオフィス専任の従業員ができても使い続けられるサービスであってほしいと、個人的には思っています。

今後もBizerを活用して会社の基盤を整備しながら、事業を拡大していきたいです。(了)

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