• 株式会社ペイジェント
  • 企画管理部 シニアマネジャー
  • 塩原 一慶

Googleアルゴリズムと戦うために 「プロ」の理解に基づくSEO対策法

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今回のソリューション:【Speee/スピー】

WEBの世界で戦う企業にとって、SEO対策と言われる検索エンジン最適化は大きなテーマであると言える。検索という行為はもはや日常化しており、そして検索エンジンで上位に表示されることでWEBページの流入率は大きく変わるからだ。

一方で難しいのは、頻繁に行われるGoogleの検索アルゴリズムのアップデートにどう対応するかということだ。決済代行サービスを展開する株式会社ペイジェントでは、コーポレートサイトの流入を上げるために外部のプロフェッショナルを起用するという選択をした。選んだのは株式会社SpeeeのSEOコンサルティングだ。今回は同社で事業企画とマーケティングを担う塩原 一慶さんに、導入前に抱えていた課題とSpeeeを選定した経緯についてお伺いした。

EC、ソーシャルゲームを経て決済代行事業のマーケティングを担う

2009年に中途入社でDeNAに入社し、最初はECのショッピングモールの企画を行っていました。しかし当時はソーシャルゲームの爆発的なブームが始まった頃で、すぐにそちらに異動になったんです。ゲームプロデューサーを担った後、最後はマネージャーとして事業部をまとめていました。数字で見るECの世界から、「面白い」という主観で判断する事が多いゲームの世界へ移ったので最初は大変なこともありましたね。

その後、ペイジェントのジョイントベンチャーの資本構成の座組を変えるという話があり、そのディールの契約をサポートするところからジョインしました。現在は、片足は事業企画を担当し、もう片足はマーケティング担当として、WEBマーケティングや広報の役割を担っています。

複雑にプレイヤーが絡む、決済代行ビジネスの難しさ

当社のBtoBの決済領域というビジネスは、プレイヤーが複雑に絡んでいるのでわかりにくいですし、ニッチな業界なんですね。数字の世界にはなりますが、ロジックだけでは整理しきれない部分もたくさんあります。

特に営業活動については、ロジックだけでは説明できない部分が大きいと感じています。今は合弁会社のパートナーでもある三菱UFJニコスさんの高い営業力と、地方までしっかりと張り巡らされたネットワークで地場の加盟店さんをしっかりグリップできていますが。数字的なものと感情的なもの、両方の要素があるビジネスだと思います。

Googleアルゴリズムのアップデートでサイト流入が減少

当社のペイメント事業の前提として、加盟店さんを獲得すればするほどそこで流通が立つ可能性が高くなるんですね。従って加盟店網をできるだけ拡大するということが大きな命題としてあります。その拡大の方法は大きく言うと3つあります。まずはWEB経由と営業網からの新規獲得、次に既存店舗の切り替え、最後にECサイト構築系サービスとの標準接続からの流入です。

この1点目の中で、元々はWEB側からの流入が非常に多くありました。ECのサイトを作る時、初めはWEB経由でまずは調べてという傾向が強いと思っています。元々は当社のコーポレートサイトのバリューが結構あって、ビックワードの検索でも上位をキープしていました。それが近年、Googleのアルゴリズム改変に対応しきれず、オーガニックのWEBの流入がゆるやかに減少し続けていたんですね。そして2014年のパンダやペンギンと言われるGoogleアルゴリズムのアップデートのタイミングで減少の逓減幅の角度がきつくなってきて、正直頭を抱えていたというのがありました。

コーポレートサイトの流入回復のためのSEO対策を検討

そこでやっぱりコーポレートサイトからの流入を回復させようということになって、Google検索の順位を上げていこうと考えました。その際に取れる手段には、大きく分けて内部施策と外部施策があります。例えば広告を打つだけではなく、良質な被リンクを如何に得るのかが外部施策の代表例となりますが、対処療法的な要素が強いんですね。

それよりは内部施策として、構造的なサイト見直しを行うSEO対策を取ったほうが良いという判断になりました。社内にSEOのノウハウがしっかり蓄積されているわけでもなかったので、まずは外部の会社さんを呼んで話をお伺いしたり、自分達で調査を行いました。

事業特性を最も理解した上でアウトプットを出してくれたSpeee

SEO対策について調査していく課程でわかったのは、キモになるのはGoogleのアルゴリズムの分析・解釈だということです。それができる体制を持っていて、かつ、そのノウハウを当社にどのように提供してくれるのか、これをどの会社さんと組んでやっていくかの判断基準でした。我々の事業特性やサイトの構造をしっかり診断して、分析してくれるところを選びたいなと。

最終的に3社に話を聞いて、SpeeeさんのSEOコンサルティングを選びました。他社がソリューションの「パッケージ」のようなものを提案してきたのに対し、Speeeさんのアウトプットは全然違ったんです。まず姿勢が非常に真摯で、当社の事業構造や、競合サイトがなぜ強いかという要因までしっかりと説明してくれました。オリエンの時にアウトプットとなる成果物の例として、当社用にアレンジした分析資料の一部を出してくれたんですが、その時に「もっと見たい!」と思ったんです。SEO対策のためのサイト診断は人の理解に基づくものなので、そういった部分でもSpeeeさんは抜きん出ていたと感じました。

想定していた以上の細かい分析に基づく施工書

Speeeさんのサービスを導入することに決めて、大体2ヶ月ほどで「施行書」という形でアウトプットを提出頂きました。2ヶ月の間に我々が行ったのはサイトの方向性の抽象的な話を2回した程度で、あとはSpeeeさん側のみで動いてもらった形です。

納品された施行書は、想定していた課題に関しての打ち手は網羅されていましたし、それ以上の細かい部分に関してもフォローされていたので非常に助かりましたね。中身は、例えばディレクトリとコンテンツの紐づけが間違っているので変えましょう、という提案だったり、ページ1枚1枚のタイトルタグの修正だったり。いわゆるHTMLの構造について指摘してくれるものです。それを踏まえて我々がこれからサイト改善していく流れになります。まだ結果は出ていませんが、成果物としては非常に満足しています。

普通のBtoC企業では、Googleアルゴリズムに追いつけない

Googleのアルゴリズム変更は結構ドラスティックなので、通常業務の傍ら個人で追いついていくのは大変なんですよね。日々の進化もめざましいですし、よく考えてみると仕組み自体もすごいんですよね。 有名な話で言うと「日本一高い山」で検索した時に富士山のページしか出てこないのは、どうやって作ってるんだろうと思います(笑)。普通のBtoCの企業で、完璧に対策できているところはほとんどないのでは、と感じています。SEOに課題を感じている企業であれば業種問わずどこでも、プロのコンサルティングをお願いすることに価値があるのではないでしょうか。

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