• コラボレーター
  • 加留部 有哉

日本人が知らないプレゼンの最強兵器「Glisser」とは? 劇的に「伝わる」スライドを作成できるツールを紹介

セミナー、イベント、ライトニングトークや社内発表など、ビジネスにおいてプレゼンを頼まれる機会も多くなってきています。
そして、プレゼンに使うスライドを魅力的にし、聴衆の喜ぶプレゼンテーションをするスキルも非常に大切になっています。

学術・エンターテイメント・ビジネス・デザインなど様々な分野の有名人がプレゼンを行う世界的な講演会、TED Conferenceを見ながら魅力的なプレゼンができるよう勉強したこともあるのではないでしょうか。

今回は、聴衆を巻き込み、あなたのプレゼンのあり方を劇的に進化させるGlisserを紹介します。

Glisserはプレゼンをインタラクティブにする

Glisser上でプレゼンを行うことで、聴衆とインタラクティブなプレゼンを実現することができます。聞いている人はリアルタイムで自分の手元のデバイスでスライドを見れるほか、「いいね!」や質問、簡単にツイートをすることができるようになります。

Glisserはほとんどの機能を無料で使うことができます。
さっそく登録して使ってみましょう。登録すると、プレゼンで使う資料をアップロードすることができます。アップロードできる資料はPDFとパワーポイントで作られた資料です。アップロードすると、メイン画面にプレゼンが並びます。無料で使う場合は、5つまでプレゼンをアップロードすることができます。

▼アップロードされたプレゼンが並ぶ

プレゼンを選択して、右のメニューバーから「Edit」を選ぶと、プレゼンを編集することができます。

▼プレゼンの編集画面

編集画面でできることは以下の通りです。

  • オーディエンスからのQ&Aボタンを設置する
  • いいねボタンを設置する
  • ツイッターのボタンを設置する
  • ツイッターのタイムラインを設置する(有料)
  • スライドのダウンロードを可能にする
  • オーディエンスの書き込めるノートを設置する
  • 選択肢のある質問スライドを挿入する
  • 評価をつけるスライドを挿入する
  • 自由回答の質問を挿入する

すべて、追加する価値のある機能だと言えます。
一つひとつの機能はあとで見ていき、プレゼンに移りましょう。

「Present」からプレゼンモードへ移行

Presentを押すと、URLが発行され、プレゼンモードに移ります。

▼真ん中のURLをみんなに共有しましょう

共有すると、共有された側は自分のデバイス(PC・スマホ)でスライドを見ることができます。動きは連動しているので、オーディエンスだけが先のスライドを見るということはありません。

▼共有された側はこのように共有されます

▼モバイルだとこういう感じ

オーディエンスからのQ&Aボタンを設置する

オーディエンスからのQ&Aボタンを設置すると、共有された手元のスライドの右横に会話マークがつきます。
ここをクリックすると、該当するスライドに対して質問をすることができます。

▼該当のスライドで質問をしてみましょう

▼モバイルだとこのような感じに

いいねボタンを設置する

いいねボタンを設置すると、共有された手元のスライドの右横にハートマークがつきます。
オーディエンスは気に入ったスライドや内容にストレスフルで「いいね!」をすることができます。

▼いいねが押されると、いいねの数が表示されます。

ツイッターのボタンを設置する

ツイッターのボタンを設置すると、共有された手元のスライドの右横にツイートマークがつきます。
設定で、ハッシュタグを指定しておくと、最初からハッシュタグがついた状態でツイートすることができます。
最近では、イベントやセミナーによってハッシュタグを指定して、会場の雰囲気や内容をツイートすることも多いのでこれは重宝しそうです。

▼画面を切り替えることなく、簡単にツイート可能

スライドに質問を挿入する

スライドそのものに質問を挿入することができます。

▼質問に対しての選択肢を用意する

この形の質問では、質問を一つ用意して、用意した選択肢でオーディエンスに答えてもらうことができます。
オーディエンスは手元のデバイスで1クリックで回答を完了します。

▼お気に入り度をスターの数で質問

これは、スターの数でオーディエンスに質問するものです。
「この製品を他人に勧められますか?」などの質問などに便利そうですね。
他にも自由回答式の質問も用意することができます。

オーディエンスのアクションを分析

以上すべてのオーディエンスのアクションを分析することができます。
オーディエンスはスライドを共有された時に、メールアドレスを入力するので、誰がオーディエンスとして参加したのか、質問をしたのは誰かなどがわかります。

▼充実した分析画面

プレゼンテーションはもっと良くなる!

プレゼンはその場にいる人全員で作り上げるものなのかもしれません。オーディエンスを巻き込み、全員でいい時間を作り上げていくことが大事なのではないでしょうか。
Glisserはそんな要望を叶える、革新的なツールだと思います。早速僕も機会があれば、使ってみようかと思います。(そして周りには全力でおすすめしていきたいと思いました。)

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