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  • 舟迫 鈴

人工知能が「返信されやすい」メールを書く!? Boomerangのメール機能を使い倒せ!

より「返信されやすい」メールを書く方法を知っていますか? その答えを持っているのは、AI(人工知能)なのかもしれません。

ビジネスマンであれば必ず使うことがある「メール」。実はメールの領域でも、AIの活用が進んでいます。

メールに関する様々な「自動化」ツールを提供しているのが、米Boomerang(ブーメラン)社。Twitter社、NETFLIX社をはじめとする、名だたる企業が活用しています。

その導入社数は、現在44万社を超えているそう(※公式サイトから抜粋)。GmailやOutlookといったメーラーと簡単に連携させることができるので、導入がしやすいのも特徴です。

そんな同社が提供する最先端ツールが、相手が「返信しやすい」メールを、自動で診断・添削してくれるAI(人工知能)です。

これまでに同社が蓄積した数百万のメッセージデータをAI化したことで、リアルタイムにメールを添削するこのサービスが実現したそう。

というわけで、早速試してみます。この機能はまだ日本語に対応していないのですが、Boomerangには、日本語でも使える別の便利機能もあるので、それも一緒に紹介します!

AIを使って、自分の書いたメールが「返信されやすい」かチェックしよう

Boomerangが実際に提供している機能は、「今書いている」メールに対して

  • どのくらい「返信されやすいか」の診断
  • 「返信されやすく」する言い換えの提案
  • 文章の長さや、質問の数のカウント
  • 丁寧さや積極さといった、「トーン」の計測

といった感じになります。果たしてどんなものなのでしょうか!? やってみます。

日本語はまだ未対応なので、海外企業に「取材を依頼する」つもりで、英語でメール文を書きました。

▼(適当なので、文法などはあまり気にしないでください)

書き終わったら、右下の「Boomerang Respondable」をクリックすると、その場ですぐに診断されます!このメールは、「Very Likely」、つまり高確率で返信をもらえるようですね。ヤッター!


他にも、「文字数」や「質問数」などがカウントされているのもわかります。

AIの診断力を試すために、前半の挨拶の部分など、一部をぐっと削りました。すると…


返信のもらいやすさが、「Not very likely(あまり返信されにくい)」に変化しました!

残念ながら日本語はまだ解析できないので、日本語のメールを診断しても「Very unlikely(返信されにくい)」になってしまいますが…。将来の進化に期待!

また、有料のプランにすると、積極性や、丁寧さ、主観の度合いなどもスコアリングしてくれるようです。この項目は、今後も増えていきそうですね。

英文メールを書かない人にも使える、Boomerangの便利機能を紹介!

ここまでの機能は、英文メールを書かない方にはまだ無縁かもしれません。

けれど実は、同社が提供するこちらのサービスは、言語関係なく使えます。こちらは簡単に言うと、メールの「送信条件」を設定できるサービスです。


この機能を使うと、メールを送るタイミングを設定できるだけでなく、相手のリアクションに応じて、自動で自分のアクションを変えることが可能になります。

例えば「この人から3日返信がなかったら、催促のメールを送ろう」と思っても、ついつい忘れがちですよね。カレンダーなどの他のツールにリマインダーを設定することもできますが、そんなのめんどくさい!

このツールを使うと、GmailやOutlookといったメーラー上で、今書いているメールがちょうど良いタイミングで自動的に送信されるように、スケジュールを設定できます

実際に使ってみます。返信がない相手先に、「その後いかがでしょうか…?」とお伺いするメールです。

書き終わったら、メールの下に表示されている「Send Later」の右横にあるチェックボックスをクリックし、送信予約の設定をします。

まずは、「in 1 hour」と書かれている部分をクリックして、送信時間をセットします。


※ここで「Confirm」を押さないように注意!送信予約が確定してしまいます(後でキャンセルは可能ですが)

次に、隣の「If no reply」と書かれているところをクリックし、「どういった場合にこのメールを送信するか」を設定します。


今回はこういう設定にしました。相手のアクションに関わらず、1時間後にメールを送ります


条件が設定できたら、「Send Later」を押し、右下の「Confirm」を押すと、メール送信が予約されます!



このように予約したメールは、メーラーの中の別フォルダにて管理されます。Gmaiの場合は、こんな感じでフォルダができていました。ここから、送信前のメールはリスケや予約の取り消しもできるので、安心です。


この機能は、営業のフォローアップや、支払いのリマインドなど、多種多様な用途に使えると思います。メールはどうしても抜け漏れしがちですし、ITの力を使っていきたいですね。

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