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変化の速い現代に適した「OODA(ウーダ)ループ」を徹底解説!PDCAサイクルとの違いとは?

変化の速い現代に適した「OODA(ウーダ)ループ」を徹底解説!PDCAサイクルとの違いとは?

テクノロジーの急速な発展や社会情勢の変化など、目まぐるしく人々の価値観が変わり、多様化する現代。このような予測困難な状況下では、既存のビジネスモデルが通用しない場面が増えており、新規事業やサービスの展開・成長に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

そこで活躍するのが、今回紹介する「OODAループ」です。これは意思決定フレームワークの一種で、目の前で起きている出来事や問題をリサーチ・分析しながら自身の行動を決定づけていく方法です。

この記事では、OODAループの歴史や仕組みをはじめ、活用時のメリットや注意すべきポイントについて一挙解説します。また、OODAループと同様にフレームワークとして用いられてきた「PDCAサイクル」との違いや、実際に活用している企業についてもご紹介します。

OODAループについて詳しく知りたい方や、今後のビジネス戦略に取り入れたい方は、ぜひ最後までご覧くださいませ。

<目次>

  • OODAループとは?概要と歴史を解説
  • OODAループの4つのプロセス
  • 今、OODAループが注目されている背景
  • OODAループとPDCAサイクルの違い、活用方法とは
  • OODAループを活用するメリットとは
  • OODAループを活用する際に注意すべきポイント
  • 【事例3選】企業のOODAループ活用事例

OODAループとは?概要と歴史を解説

OODAとは、観察(Observe)・状況判断(Orient)・意思決定(Decide)・行動(Act)の頭文字をとった言葉です。そして、これら一連の動きを環状に結んだ意思決定フレームワークが「OODA(ウーダ)ループ」です。

(参考・画像引用元:Around the “Cloud OODA Loop” With Stacklet
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考案者はアメリカ空軍のジョン・ボイド氏で、当初は軍事戦略に用いられていました。OODAループには、はじめに周囲の環境や状況を「観察する」というプロセスがあり、どんなに先の見えない状況下でも迅速な判断と行動ができます。

そのためOODAループには、絶えず変化する戦況下で敵よりも早く動き、戦略的優位性を確立できるというメリットがあったといわれています。

 OODAループの4つのプロセス

先述した通り、OODAループは以下4つのプロセスで構成されています。ここではビジネスシーンでの使用を想定しながら、具体的な実施内容について説明していきます。

前提として、OODAループは日々の状況変化に対応するべく、これまでのフレームワーク以上に素早くループを回すスピード感が求められます。

どんな状況下でも現状打破と成長を実現するために、周囲の状況を「観察」し、客観的なデータ分析から「状況判断」するという、特に2つのプロセスが重要な役割を担っています。

観察(Observe)

まずは周囲の状況をよく観察して「情報収集」を行い、取り組むべき課題を明らかにします。ビジネスシーンであれば、現在の組織状況や競合他社、市場に関するデータ収集がこのプロセスに該当します。

ユーザー層や利用行動に関する変化から、最近のトレンドや新商品といった動きまで、内部・外部環境に関する事実データを幅広く集めましょう。

状況判断(Orient)

収集したデータをもとに状況を分析します。ビジネスシーンでは、起こっている変化や事象に対する原因の考察、自社の適応状況、これまでの判断や行動の振り返りなどを行います。

そして、今後どのような変化が起きる可能性があるのか将来予測を立てましょう。最終的には、問題解決に向けて次にとるべき行動や戦略を考案し、企業の方向性を決めます。

意思決定(Decide)

データ分析を終えて行動方針をある程度絞れたら、どんなアクションを起こすのか最終決定を行います。

個人ではなくチームとして動くプロジェクトの場合は、目標設定というプロセスがない分、意識のずれが発生しやすくなります。そのため、行動理由や達成目標に関する共通認識を持っておくことが大切です。

なお、場合によってはアクションを起こさないという選択が適している可能性もあるので注意しましょう。また、意思決定前に新たな状況変化が生まれることもあるため、ビジネスシーンでは特に観察と決定を行き来する場合も出てきます。

行動(Act)

決定後は速やかに実行へ移ります。企業としての意思決定をプロジェクトの行動計画に落とし込み、具体的なアプローチ方法を検討・実施しましょう。

アクション後は、自社の意思決定が現状に対して適切であるかを確認するために、観察・状況判断というプロセスを何度も重ねていきます。

今、OODAループが注目されている背景

当初は軍事戦略として使われていたOODAループでしたが、現在は分野を問わず、ビジネスシーンにおいても注目が集まっています。その理由としては以下2点が考えられます。

VUCAの時代に対応するため

VUCAとは、 変動性(Volatility)・不確実性(Uncertainty)・複雑性(Complexity)・ 曖昧性(Ambiguity)を意味します。これは現代の組織や社会構造を象徴する言葉であり、世界は目まぐるしく様相が変化し、予測困難な「VUCAの時代」に突入しているといわれています。

また、グローバルな競争が激化する中で、組織が柔軟性を保って変化に対応すること、そして、テクノロジーの進歩により爆発的に増加した情報を、効果的に活用することも求められています。

このような変化の大きい状況に対して、情報収集と分析を重視するフレームワークであるOODAループは、即座に適切な行動を起こすための手法として、ビジネスや組織、軍事など様々な分野で注目されています。

既存のフレームワーク課題に対処するため

これまでは、業務・品質改善を目的としたフレームワークとして「PDCAサイクル」が用いられてきました。PDCAとは、計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善(Action)を意味し、意思決定時にも有効な手段です。4つのプロセスを繰り返し循環させることで、組織や事業のレベルアップや成功につながります。

しかしこの方法は、VUCAの時代では効果を発揮しづらいという課題もあります。PDCAサイクルは計画通りの結果を得ることが目的であり、そのために試行・改善というトライアンドエラーを繰り返します。

ところが、変化への迅速な判断が求められる現代では、計画そのものを臨機応変に変える必要があり、PDCAサイクルを回すこと自体が困難になりつつあるのです。そのため、時代に合った意思決定フレームワークとして、OODAループを活用する組織が増えつつあります。

OODAループとPDCAサイクルの違い、活用方法とは

OODAループとPDCAサイクルは、どちらも意思決定方法として効果的なフレームワークですが、両者にはプロセスや実施目的といった面でいくつかの違いがあります。ここでは、それぞれの違いやおすすめの活用シーンを紹介します。

OODAループとPDCAサイクルの4つの違い

OODAループとPDCAサイクルの主な違いは、以下の4点です。

1)観察プロセスの有無

OODAループでは、はじめに外部・内部情報の観察や分析を行い、その内容をもとに行動方針やアプローチ方法を決定づけていきます。一方PDCAサイクルでは、自社で達成したい目標に対して計画を立てるため、最初の観察プロセスの有無に違いがあります。

2)達成目標

OODAループの目標は「定性的なミッション達成」にあります。OODAループでは、いかに予測不能な状況下で臨機応変に判断できるかが重要です。そのため目指すべきは、数値目標の達成で想定通りの結果を得ることではなく、何度も改善を繰り返した先にある成功・開発・向上といったミッションの達成なのです。

反対に、PDCAサイクルの目標は「定量的な計画達成」です。自社プロジェクトの業務改善が想定通り進むことが重要であり、その評価基準として数値目標を設定します。

3)ループとサイクルの仕組み

ループには「同じことを繰り返す」という意味があり、OODAループでは状況変化に応じて4つのプロセスを何度も実施し、軌道修正していきます。そのため、ときには複数のプロセスを同時に行ったり、別のプロセスへ戻ったりすることも可能です。

一方、サイクルは「循環する」という意味です。PDCAサイクルでは各プロセスが時系列的に並んでおり、最後のステップが完了すればはじめの計画段階へと戻ります。そのため、基本的に逆方向にプロセスを進めることはありません。

4)権限の分散と集中

OODAループは、プロジェクト推進における権限がすべてのチームに与えられます。そのため、現場の状況に応じて臨機応変な判断・決定・実行をすることが可能です。一方で、PDCAサイクルはプロジェクトの統括責任者が決定権を持つことが多く、チームは計画通りに遂行するという仕組みになります。

現代では顧客ニーズの多様化や変化スピードの加速にともない、商品やサービスのあり方にも変化が求められています。そのため、現場で都度対応できるような権限の分散化が重視されています。

OODAループとPDCAサイクルのおすすめ活用シーン

以上のように、OODAループとPDCAサイクルには大きな違いがあるため、状況によって使い分ける必要があります。では、それぞれに適した活用時の条件を見ていきましょう。

1)OODAループの活用シーン

OODAループの活用に適するシーンには、以下4つの条件が当てはまります。

  • 短期間で結果を出したい(緊急時やトラブル対応など)
  • 状況変化のスピードが速く、予測不能である
  • 過去の知見やデータがない
  • 事後対応について考えたい

OODAループは仮説検証型のフレームワークなので、入念な計画立案・他者の承認が不要です。そのため変化に合わせて都度対応しながら、短期間で結果を出せるのが最大の強みです。

またOODAループでは、各プロセスをいかに速く回せるかが重要です。なぜなら、ループの回転スピードが遅いと、判断・行動の効果を検証する前に状況が変わり、次につなげるための正しいデータが取得できないからです。ループの高速回転を行うことで、変化スピードが速く、実施期間や工程がはっきりと定まらない不確実な状態でも効果を発揮します。

さらにOODAループでは、現在分かっている情報や事実をもとに判断します。そのため過去の実績・知見・先例がなく、何らかの問題や事象が発生したあとの対応方法を模索したい場合にも対応可能です。OODAループはむしろ「前例を生み出すための仕組み」ともいえるでしょう。

2)PDCAサイクルの活用シーン

一方で、PDCAサイクルのおすすめ活用シーンには、以下5つの条件が当てはまります。

  • 長期的な視点で結果を出したい(業務改善や生産管理など)
  • 計画通りにプロジェクトを進めたい
  • 状況変化がほとんどなく、安定している
  • 過去の実績にもとづいて計画を立てたい
  • 事前対応について考えたい

PDCAサイクルでは、最初に決めた定量・定性目標を達成することがゴールです。そのために、まず所要期間・スケジュール・実施項目などを細かく設定し、実行後は評価や改善内容をもとに計画を見直すという、一連のサイクルを繰り返します。短期間で結果を出すOODAループとは異なり、長期的な視点でゴールを目指すアプローチ方法です。

またPDCAサイクルの場合、目まぐるしく状況が変化する場面だと、計画通りにいかないどころか計画プロセス自体が意味を成さない可能性もあります。そのため、安定した環境や期間内でのプロジェクトでこそ力を発揮する方法だといえるでしょう。

さらにPDCAサイクルでは、過去の実績・先例・最適解による予測を軸として計画を立てるため、問題が発生する前の対応策を考える上でも役立ちます。

OODAループを活用するメリットとは

あらためて企業がOODAループを活用するメリットをまとめると、主に以下のようなものがあります。

事実(データ)にもとづいた意思決定ができる

OODAループでは、意思決定やアプローチ方法を修正するべきか確認するために、定期的なデータ収集と分析を行います。これにより組織は変化し続ける状況下で、仮定ではなく事実にもとづく判断ができるようになります。

競争力を獲得できる

競合他社よりも速いスピードで変化に気づいて対応できるため、大きな優位性を得られます。顧客ニーズの変化をいち早く察知し、新たな戦略への軌道修正が可能なうえ、市場価値の高い商品や機能を新たに開発できる可能性もあるでしょう。

迅速かつ柔軟な対応ができる

先述した通り、OODAループは入念な計画立案・他者の承認が不要で、管理者だけでなく現場のメンバーにも意思決定権があります。そのため、状況変化に合わせて臨機応変に対応できるのもメリットです。即時の意思決定が求められる災害時などにも、OODAループが活躍します。

組織の透明性や創造性が向上する

OODAループでは、状況変化に合った新しいアイデアを生み出すために、社員間での情報共有やコミュニケーションが欠かせません。互いがもつ有益な知識やノウハウを提案しあえる空気感がチーム内に浸透すれば、組織としての透明性・各メンバーの創造性向上も期待できるでしょう。

OODAループを活用する際に注意すべきポイント

OODAループは現代に合った意思決定方法として有効である反面、活用時には注意すべき点もあります。ここではOODAループのデメリットと、活用時に取り入れたい工夫についても解説します。

OODAループ活用時の2つの注意点

OODAループ活用時に注意すべき点は以下の通りです。

  • 長期的かつ大規模なビジネス戦略には不向き
  • 誤った判断、行動につながりやすい

OODAループでは、そのときの状況に合った迅速な判断・行動ができる反面、長期的な改善や見直しをはかるビジネス戦略には適さないといわれています。また個人に意思決定権があるからこそ、大規模なプロジェクトでは統率を図るのが難しく、実施するまでに時間がかかってしまう場合もあるため注意しましょう。

まだ実績が少ないスタートアップ企業であれば、瞬時に行動を切り替えられるOODAループは有効な手段です。それ以外の企業でも、まずは少人数のプロジェクトチームを組んで実践してみるという方法もあります。

加えてOODAループでは、スピード感を重視するあまり判断・行動を誤って、かけた時間や費用が無駄になってしまうこともあります。これを防ぐために、観察プロセスで集めた情報が最新のものであるか・解釈に間違いがないかをきちんとチェックしましょう。主観的な自分の意見ではなく、客観的な事実やデータに基づいて判断できていることが大切です。

OODAループを組織で活用する際のポイント

上記のデメリットをふまえ、ビジネス活用時に取り入れるべきポイントは以下の2つです。

1)ループ時間に影響する要因を把握しておく

先述した通り、OODAループは現場のメンバーにも意思決定権があるため、統率が難しくループに時間がかかることがあります。またそれ以外にも、OODAループを回すスピードはさまざまな要素により遅くなることがあります。

おもな要因は以下の9つです。まずはこれらを把握し、スピード感を保てるよう対策を練ることが重要です。

  • 将来起こりうる変化や未来といったシナリオが複数想定される
  • 特定の出来事を否定し、すぐに認めない
  • 複雑な出来事が起きている
  • つねに状況変化が起きている
  • システムの都合上、実行前に承認作業が必要である
  • 環境や状況の変化により、チーム内に感情的ストレスが生じている
  • メンバー間で、互いの意思決定を信頼できる関係性が構築できていない
  • 出来事や状況変化に対するメンバーの決断力が不足している
  • 企業理念やミッションが不明確である

2)チーム全体の方向性をひとつにまとめる

OODAループの観察や意思決定は、現場にいるメンバーが主体的に判断して行います。そのためチームとしてプロジェクトを進めるうえでは、方向性のずれや情報漏れが起きないよう、まずはチーム全体で共通目的を持っておく必要があります。

そして日々のプロジェクトにおいては、積極的に情報共有・コミュニケーションができる環境づくりが重要です。

OODAループの実施にあたって、共有すべき情報は以下の3種類です。

  1. 現場が正しい判断を行うための情報
    企業理念、企業の戦略や業績、市場動向や顧客課題、過去の取引経緯といった各種ナレッジ
  2. トラブルの早期発見、解消のための情報
    受注や売上、原価などの各種予測、営業やプロジェクトに関する進捗状況など
  3. 新たな価値を共創するための情報
    技術や業界の最新動向や一次情報といった各種ナレッジ

特に現場のリーダーには、企業理念・達成目標といった道筋や判断材料となる情報をきちんと伝えることで、方向性の統一を図りましょう。

加えて、社員が情報共有したいと思える仕組みを企業全体に取り入れることも重要です。たとえば社員の評価基準を、個人の業績ではなくチーム全体への貢献度とすれば、有益な情報のリサーチや共有を自発的に行う雰囲気が生まれます。

さらにコミュニケーション面でも、年齢や役職に関係なく誰もが意見を言い合える関係性や、互いの価値観を尊重する姿勢を大切にすることで、OODAループをより効率よく運用できます。

【事例3選】企業のOODAループ活用事例

最後に、OODAループを活用している企業の実践例をご紹介します。特に海外企業では早くから活用されており、誰もが知っているサービスにもこのフレームワークが活かされています。

それぞれの活用プロセスを確認しながら、自社ビジネスのどんな場面に役立てられるのかイメージしてみましょう。

Netflix

1997年創業の「Netflix(ネットフリックス)」は、1998年にDVDレンタル事業をスタートしました。しかし2000年代初頭、ユーザーの行動変化にいち早く気づいたNetflixは、2007年から新たに映像配信サービスを開始。この判断により、時代の変化や顧客ニーズに合った独自のサービスを確立し、事業成長を果たしたといわれています。

OODAループにあてはめた分析・意思決定プロセスは以下の通りです。

  1. 観察…消費者のインターネット使用量が増加していると気づく
  2. 状況判断…インターネットを、コンテンツ配信のプラットフォームとして認識。DVDライブラリーをオンラインで利用できる方法を考案
  3. 意思決定…YouTubeや他のストリーミングプラットフォームの人気をふまえ、ストリーミングサービスを決定
  4. 行動…2007年に、Netflixは1,000本以上の映画をオンデマンドで視聴できるストリーミングサービスを開始

(出典:https://blog.logrocket.com/product-management/ooda-loop-model-meaning-process-examples/#act

Facebook

2004年の創業時から「Facebook」を展開しているMeta(旧Facebook)社は、急速に変化するソーシャルメディアとテクノロジーの分野においてOODAループを採用しています。そして特に力を入れてきたのが、定期的なフィードバックをもとにした機能開発です。

ユーザーの意識変化に注目し、顧客ニーズを反映した新機能を次々と打ち出した結果、世界最大規模のユーザー数を誇るソーシャルネットワークへと発展しました。

OODAループにあてはめた分析・意思決定プロセスは以下の通りです。

  1.  観察…ユーザーがオンライン上での信頼性を求めていることに気づく。その他にどんな機能を求めているのか知るために、定期的なフィードバック収集を続けた
  2. 状況判断…フィードバックをもとに、新機能の実装にむけた計画策定を開始した
  3. 意思決定…ユーザーの声から、共通の友達を表示する・オンラインゲームがプレイできるといった新機能の開発を決めた
  4. 行動…その後も市場動向の分析やフィードバックを実施し、新機能発表を継続的にリリースしている

トヨタ自動車

PDCAサイクルを活用している企業の代表例として挙げられてきたトヨタ自動車社ですが、一部の業務にPDCAを生かしつつも、経営全体においてはOODAループを採用しています。

トヨタの工場では、生産上の不具合やトラブルを見つけ次第、現場スタッフが自らの判断で生産ラインを止め、改善を行うとのことです。まさに、OODAループの観察から行動までが現場レベルで行われている事例ですね。

実は、OODAループ考案者であるアメリカ空軍のジョン・ボイド氏が、「ビジネス業界で最も成功しているOODAループを活用している企業」として、同社の名前を挙げています。国内企業でも、OODAループを採用する企業は今後増えていくことでしょう。

今回は、海外企業・組織を中心に活用され、近年日本国内でも注目されつつある「OODAループ」をテーマに、その定義から各社の事例までご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

こちらの記事が、「OODAループ」の基本理解を深め、活用を検討する上でお役に立てますと幸いです。(了)

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