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【文例集あり】「プロンプト」とは? ChatGPTなど生成AI活用には必須!書き方やコツを徹底解説

生成AIや、AIエージェントの急速な進化が、私たちの生活やビジネスにも大きな影響を与えています。
実際にAIを日常的に活用されている方も増えていると思いますが、皆さんは、AIに「正しい命令」ができている自信はありますか?
「正しい命令って何?」と思われるかもしれませんが、実はAIのお役立ち度を高めるには、AIモデルに対する「入力文」もしくは「命令文」のことを指す「プロンプト(Prompt / AI prompt)」が非常に重要です。
プロンプトは、「この文章を英語に翻訳してください」といった、AIに特定のタスクを実行させるための指示や質問を伝える役割を果たす文章です。
例えばChatGPTでは、数学の文章問題において、回答文の書き出しを「Let’s think step by step(一歩ずつ考えよう)」に指定するだけで、正答率が17.7%から76.7%まで向上するとされています。
また、AIに対して「あなたは英語の先生です」「あなたは物理学者です」など、特定の専門家やキャラクターを設定した上で質問をすると、回答の精度が上がることもよく知られています。
プロンプトが重要なのは、AIのモデルがどれだけ高性能であっても、適切な入力がなければその能力を十分に発揮できないからです。
そこでこの記事では、プロンプトとは何か、なぜ重要なのか、そしてその設計方法や、プロンプトを改善するための学び方、例文が集まっているサイトまで、プロンプトに関する情報を徹底的にお伝えします。
(ちなみに…前半はずっとプロンプトについての説明が続くので、手っ取り早く例文を見たい、お役立ちサイトを知りたい、という方は、目次から特選サイト集まで進むことをオススメします)
<目次>
- プロンプトとは?
- 良いプロンプト・悪いプロンプトの事例と、基本的な設計のコツ
- プロンプトの精度を上げるテクニック「プロンプトエンジニアリング」
- 実践!ChatGPTを使ったプロンプト作成のベストプラクティス
- プロンプトを学べる、例文をコピペできる特選サイト集【11選】
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- ChatGPTで使えるプロンプトの例文サイト【3選】
- 画像生成系AIで使える「呪文(プロンプト)」の例文サイト【3選】
- プロンプト学習に最適なサイト(エンジニア、非エンジニア向け)【3選】
- 超貴重な日本語サイト・サービス【2選】
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プロンプトとは?
「プロンプト(Prompt / AI prompt)」とは、AIモデルが理解できるコマンド、もしくは入力文のことで、AIにタスクを指示し、期待するアウトプットを得るための指針です。いわば、AIに何をしてほしいか伝えるためのメッセージで、AIがうまく答えを出せるように手助けする役割を持っています。
プロンプトという言葉自体は、IT分野では古くから使われている用語で「促す」「指示する」といった意味を持ちます。AI領域におけるプロンプトの形態は、コードの羅列、テキスト、数語などさまざまですが、基本的には自然言語が使われます。イメージとしては以下のようなものです。
※[]内の文言は目指すアウトプットに応じて変更します。
以下の条件に従って、[文書の種類]を作成してください。
条件:
- 対象読者:[読者の属性] ・文字数:[指定文字数]
- トーン:[フォーマル/カジュアルなど]
- 含めるべき重要ポイント:[ポイント1]、[ポイント2]、[ポイント3]
[製品/サービス名]の新しいアイデアを5つ提案してください。各アイデアには以下の要素を含めてください:
- コンセプト
- ターゲット顧客
- 主な特徴
- 潜在的な利点
- 実現可能性(1-10のスケール)
本記事では、このようなプロンプトを作成するためのナレッジをお伝えしていきます。
良いプロンプト・悪いプロンプトの事例と、基本的な設計のコツ
早速ですが、「良いプロンプト」とはどのようなものでしょうか? 以下に一例を挙げてみます。
悪い例:
「AIについて教えて。」改善した良い例:
「AIとは何ですか? 初心者向けに200文字以内で簡単に説明してください。」
いかがでしょうか? 前者が質問が曖昧で、回答の範囲が広すぎるのに対して、後者は質問を明確にし、回答の対象(初心者)と長さ(200文字以内)を指定しています。
このように、適切なプロンプトを作成するにはコツがあります。まずは前提として、ベーシックなプロンプトは基本的に以下の3つの要素から構成されています。
- 「質問や指示」:AIモデルに何を求めるかを示す、最も重要な要素
- 「コンテキスト」:AIモデルが適切な回答や行動を行うために必要な背景情報
- 「制約条件」:AIモデルの出力に対する制約。望ましい形式や範囲に結果を収める役割
例えば、上記の良いプロンプトの場合では、
「AIとは何ですか?」説明してください:「質問や指示」
初心者向けに:「コンテキスト」
200文字以内で簡単に:「制約条件」
という形です。
プロンプトの作成に成功するためには、この3つの要素を意識して明確にすることが基本ですが、より具体的には以下のようなポイントがあります。
- 質問や指示を明確かつ簡潔にする
- 適切なコンテキストや背景情報を伝える
- 自然言語を正しく使用する
- 制約条件を活用する(バイアスを最小限に抑える)
- 例文を与える、テンプレートを使用する
- 複数回の施行を行う
① 質問や指示を明確かつ簡潔にする
プロンプトは、AIモデルに対して明確で、具体的、かつ簡潔な指示(=最終的な目標)を提供することが重要です。曖昧なプロンプトでは、AIは期待通りの答えを返すことが難しいので、冗長な表現を避け、不要な情報を含まないようにしましょう。
例えば、「人生の意味について説明しなさい」というプロンプトは、「人生の意味に関する一般的な哲学的見解をいくつか説明しなさい」ほど有用な回答は得られません。
また、「イエスかノーか」という質問は、自由形式の質問よりも詳細な回答が得られない傾向があります。「コーヒーは体に良いですか?」と聞くのではなく、「コーヒーを飲むことのメリットとリスクは何ですか?」と聞いてみてください。
② 適切なコンテキストや背景情報を伝える
プロンプトに適切なコンテキスト情報を提供することで、AIモデルはより正確で関連性の高い結果を生成できます。
例えば、特定の業界やトピックに関連する情報を含めることで、モデルがその分野に適した回答を出力する可能性が高まります。他にも、AIに「誰として」行動してほしいのか、もしくは「誰に向けて」アウトプットしてほしいのか、といったことを提供することも有効です。
③ 自然言語を正しく使用する
人間が同じ情報やタスクを要求するときに使うのと同じ言葉や文法を正しく使いましょう。
プロンプトに文法的な誤りや誤字・脱字などがあると、AIモデルは混乱する可能性があります。また可能な限り、略語や俗語の使用は避けましょう。
④ 制約条件を活用する(バイアスを最小限に抑える)
アウトプットを望ましい形に近づけるために、さまざまな制約条件を設定することは有効です。例えばアウトプットの形式や特定のキーワード使用を指定したり、逆に特定のキーワードや表現を禁止する、といったことです。
前提として、AIモデルは、その学習データに含まれるバイアスを継承する可能性があります。そのため、プロンプトを設計する際には、バイアスを最小限に抑える工夫が必要です。例えば、「性別や人種に関連する情報を無効にする」といった条件を与えることで、バイアスを軽減できることがあります。
⑤ 例文を与える、テンプレートを使用する
AIモデルに生成させたい文章の例を提示することで、AIは、求めているものをより理解できるようになります。
また、プロンプトを作成する際にテンプレートを使用する、もしくは自分のルールを作りそれを守ることで、AIモデルに一貫性のある入力を提供できます。これにより、AIモデルがタスクに対してより効果的に対応することが可能になります。
⑥ 複数回の試行を行う
AIモデルの性能は、プロンプトの設計やデータセットの質に大きく依存します。そのため、最適なプロンプトを見つけるためには、何度か試行錯誤を繰り返すことが必要になることがあります。
以上が効果的なプロンプトを作成するための主なポイントですが、いかがでしょうか。続いては、より具体的なテクニックについて解説していきます。
プロンプトの精度を上げるテクニック「プロンプトエンジニアリング」
ここまでお読みいただくと、プロンプトは体系的に改善できるということが理解できたかと思います。この領域における重要な概念として「プロンプトエンジニアリング」という言葉があります。
プロンプトエンジニアリングとは、テクニックを用いてAIモデルの性能を最大限に引き出し、既存のプロンプトをより効果的に、最適化する方法論です。様々なアプリケーションやモデルに応じたプロンプトの開発・最適化にも関わっています。
「エンジニアリング」というとAIモデルの開発者に向けたものと感じられるかもしれませんが、誰でも使えるテクニックも多く発表されていますので、ここではそのいくつかをご紹介します。
- チェイン・オブ・ソート(Chain-of-Thought, CoT)プロンプト
- コンテキストプロンプト(Contextual Prompting)
- Few-shotプロンプト
- メタプロンプト(Meta Prompting)
チェイン・オブ・ソート(Chain-of-Thought, CoT)プロンプト
複雑な問題を解く際に、AIに「ステップごとに考えよう」と指示することで、論理的な回答を生成しやすくする手法です。
AIに対して問題を段階的に解決するよう指示し、回答に至るまでの中間的な推論ステップを明示的に示すことを求めます。これにより、AIが複雑な問題をより正確に解決できるようになります。 以下のような形です。
問題:
「ジョンは10個のリンゴを持っています。4個を友達に渡し、その後5個を追加で受け取りました。ジョンが現在持っているリンゴの数はいくつですか?」CoTプロンプト:
「ジョンが持っているリンゴの数を計算するために、以下のステップを順番に考えてください。まず、ジョンが最初に持っていたリンゴの数を確認し、次に渡したリンゴの数を引き、最後に追加で受け取ったリンゴの数を足してください。」期待される回答の例:
- ジョンは最初に10個のリンゴを持っていました。
- 彼は4個を友達に渡しました。10 – 4 = 6。
- その後、5個を追加で受け取りました。6 + 5 = 11。最終回答は11個。
コンテキストプロンプト(Contextual Prompting)
コンテキストプロンプトは、AIに対して特定の背景情報や状況を提供することで、より関連性の高い、質の高い応答を生成させる手法です。この手法は、AIがタスクを理解しやすくするために、プロンプトに具体的な文脈を組み込むことを目的としています。
有名なものは、まずAIに対して「あなたはプロの◯◯(職種など)です」と冒頭に指定するものです。特に、特定の知識や状況認識が必要なタスクにおいて効果を発揮します。
例えば、カスタマーサポートの応答をAIに作成してもらうとします。
プロンプト:
「あなたはプロのカスタマーサポートエージェントです。顧客が最近の購入に不満を持っています。彼らの懸念に対処するための丁寧な返答を書いてください。」期待される応答の例:
「お客様、最近のご購入に関してご不満をお持ちのこと、大変申し訳ございません。どのような問題が発生したのか、詳しくお聞かせいただけますでしょうか?私たちはお客様のご意見を大切にし、問題解決に努めます。」
このように、「あなたは◯◯です」だけではなく、「顧客に不満がある」「懸念に対処する」「丁寧な」などのコンテキストを追加することで、より望ましいアウトプットが得られます。
Few-shotプロンプト
Few-shotプロンプトは、AIモデルに対して複数の具体例を提示することで、より正確で関連性の高い応答を生成させる手法です
この手法は、特に大量のトレーニングデータが利用できない場合に有効で、AIがタスクを理解するために役立ちます。具体的には以下のような形です。
プロンプト:
「以下の文がポジティブ、ネガティブ、または中立かを判断してください。」例1:今日は晴れていて最高だ // ポジティブ
例2:この料理は微妙だ // ネガティブ
例3:特に感想がない日だ // 中立文:今日は雨が降って微妙だ //」
期待される応答の例:
「ネガティブ」
メタプロンプト(Meta Prompting)
AIに「どのように考えるべきか」を指示することで、より高次のプロンプトを使用する手法です。タスクや問題の具体的な内容よりも、構造的および構文的な側面(フレームワーク)に焦点を当ててプロンプトを作成します。
ちょっとわかりにくいので、例をお見せしたいと思います。
プロンプト:
以下の構造に従って、[特定の企業や業界]の戦略分析を行ってください。1. 企業/業界の概要(100語以内)
2. SWOT分析
– 強み(3点)
– 弱み(3点)
– 機会(3点)
– 脅威(3点)
3. 主要競合他社の分析(3社、各50語以内)
4. 今後3-5年の市場トレンド予測(3点、各30語以内)
5. 推奨戦略(3点、各50語以内)
6. 結論(75語以内)分析は客観的かつデータに基づいたものとし、各セクションで具体的な例や数値を含めてください。
このように、回答の形式を指定することで、回答の精度を高めるテクニックです。
実践!ChatGPTを使ったプロンプト作成のベストプラクティス
では、ここまでの情報を踏まえて、具体的な事例を用いて効果的なプロンプトを作成する手順例を見ていきましょう。実際に手元でAIモデル(ChatGPT / OpenAI / GPT-4)を動かして、やってみたいと思います!
ゴール:AI活用における「プロンプト」について、300文字以内で、小学生でもわかるキャッチーな説明文を作ってもらう。
Step1. まずは普通に聞いてみる
Step2. 広義のプロンプトを説明しているので、AI活用に絞る
Step3. 長いので、制約条件①「300文字以内」を追加
Step4. 難しいので、 制約条件②「小学生でもわかる」を追加
Step5. キャッチーではないので、制約条件③「キャッチーな」を追加
最終アウトプットはこうなりました!
「プロンプト」は、AIとのおしゃべりの魔法の言葉!質問やお願いを伝えると、AIがあなたの手助けをするスグレモノです。プロンプトでAIと楽しく会話しましょう!
ちなみに…最初からすべての条件を含めたプロンプトを投げかけてみたところ、こうなりました。
「プロンプト」は、AIとのおしゃべりで大切な言葉!質問やお願いをプロンプトで伝えると、AIがすばやく答えを出したり、手伝ってくれるんだよ。プロンプトを使うと、まるでAIがお友達のようにお話しできるんだ。AIと一緒に楽しく学んだり、遊んだりしよう!プロンプトでAIとの冒険が始まるよ!
そして、こんな聞き方もできます(今回はあまりうまく作れませんでしたが、玄人になるとこんな感じでプロンプトをテンプレ化しています。後に、こうしたプロンプトもコピペできるサイトをご紹介します)。
プロンプトでAIと笑顔の冒険へ!おもしろAIの世界を小学生向けに解説。プロンプトは、AIに質問やお願いを伝える魔法の言葉だよ。AIがお友達みたいにお手伝いしてくれるんだ。お勉強も遊びも、AIと一緒に楽しく学ぼう!プロンプトで笑顔がいっぱいの毎日が始まるよ!
(別に良いんですが、「プロンプトで笑顔がいっぱいの毎日とは…」)
面白いですね!複数回の試行を行うことの重要性がよくわかるかと思います。
プロンプトを学べる、例文をコピペできる特選サイト集【11選】
最後に、実際に使われているプロンプトを学べたり、例文をコピペできるサイトをまとめてご紹介します。
1点注意としては、ほぼ英語です(日本語のものは最後にまとめました)。その背景としては、やはりAIが持っている学習データ量は圧倒的に英語>日本語のため、まだまだ英語のほうがはるかに精度が高いという現状があります。
ただ、英語がわからない方でも、英語のプロンプトを眺めているだけでめちゃくちゃ学びがありますので、ぜひ食わず嫌いせずに見ていただけたらと思います。
① ChatGPTで使えるプロンプトの例文サイト【3選】
ChatGPT用の優れたプロンプトを集めているサービスは、すでにかなりの数があります。今回はその中でも3つに絞ってご紹介します。
ChatGPT Prompts Community by DataFit
- ChatGPT用のChrome拡張を提供している団体による、選抜された例文集
- メールやマーケティング、コード、学習など、ジャンルごとの人気プロンプトを参照してコピーできる
ちなみに、このサイトで現時点で一番人気のあるものは、「Better content outlines」というタイトルのこちらのプロンプトです(コンテンツの構成を決めるための命令文ですね)。
Please ignore all previous instructions. Using the MECE framework, please create a detailed long-form content outline for our English writers on the topic: “[Insert Topic]”. Also, provide a short and attention-grabbing title for the article and an estimate of the word count for each subheading. Include a list of semantically similar FAQs using the vector representation technique. Generate the output in markdown format. Please don’t write the article, only the outline for writers. Do not remind me what I asked you for. Do not apologize. Do not self-reference.
和訳してみました(抄訳です)。
これまでの指示はすべて無視してください。MECEのフレームワークを使用して、トピックに関する英語ライター向けの詳細な長文コンテンツのアウトラインを作成してください: [トピックを挿入]。また、記事の短く注意を引くタイトルと、各小見出しの単語数の見積もりを提示してください。ベクトル表現技法を用いて、意味的に類似したFAQのリストを含めてください。マークダウン形式で出力を生成してください。記事は書かず、ライターのためのアウトラインだけ書いてください。私が頼んだことを思い出させないでください。謝らないでください。自己言及はしないでください。
ちょっと面白いなと思ったのは、このサイトの例文は「Please ignore all previous instructions.(これまでの指示はすべて無視してください。)」から始まるものがとても多いです。新しい指示を出すときにその回答精度を高める呪文のひとつなのかなと思います。
(また、「謝らないでください」も面白いですね。たしかにやたらAIに謝罪されるとイライラします笑)
- GitHubにまとめられたプロンプトの事例集。下の方にスクロールすると、プロンプトの実例を閲覧し、コピーできる
- 基本的に「Act as XX〜」から始まる例文で、まずはAIに「あなたはXXです」という役割を指定する形式
- ChatGPTで使えるプロンプトを毎日更新しているサイト。Daily News的なメルマガがサイト上にそのまま載っているようなイメージ
- プロンプトの作成過程が見てわかるのが特徴で、実際のプロンプトをコピー&ペーストですぐに使うことができる
② 画像生成系AIで使える「呪文(プロンプト)」の例文サイト【3選】
画像生成の世界では、プロンプトのことを「呪文」と呼んでいる方も多いかと思います。テキスト生成より、求めているアウトプットを得ることが非常に難しいので、学習しがいがある領域です。
- 3,500万点を超えるAIアートから、逆引き的にその画像を生成したプロンプトを検索してコピペできるサイト
- さまざまなAIモデルや画像サイズに対応している
- 好みの写真や画像をアップロードして、それに類似する画像のプロンプトを見ることもできる(めちゃくちゃ便利)
最後の機能が特にとっても良いです。
↓この写真をアップロードして
↓こうなりました
↓このあたりは改善すればかなり似そう?
慣れないうちは、こうして手持ちの画像で検索し、実際のプロンプトを見てコツを掴むのがとても良いと思います。
- Stable Diffusionに特化したプロンプトの検索エンジン
- 検索するだけではなく、そのまま見つけたプロンプトをアレンジして隣のタブで画像生成を行うことが可能。試行錯誤するにはとても便利
▼見つけたプロンプトをそのまま試せるのが良いです
Best Prompts for Midjourney V5
- 2023年3月にリリースされたMidjourney V5について、そのアップデート内容や仕様、それを活かした最新のプロンプトをまとめたサイト
- 人物や環境、Webデザイン、イラスト、アニメなどカテゴリーごとにまとまっている
▼カテゴリごとにいろいろなプロンプトが掲載されています
③ プロンプト学習に最適なサイト(エンジニア、非エンジニア向け)【3選】
前述したプロンプトデザイン / プロンプトエンジニアリングを体系的に学べるサービスや、コンテンツもとても充実してきています。
いきなり実践で学ぶことも個人的にはオススメですが、きちんと体系的に理解したい方や、エンジニアの方はこうしたコンテンツを活用すると良いでしょう。
- 基礎から応用までカバーされたプロンプト学習サイト
- コンテンツごとに、プログラミング不要のビギナーから、イージー、インターミディエイト、アドバンスド、とラベリングされているので、自分に合ったものを選択できる
- OpenAIのAPIキーがあれば、サイト内で演習もできる
- GitHubコミュニティの中の掲示板のひとつで、OpenAI APIを使用してChatGPTを使いこなすためのサンプルコードが共有されている
- エンジニア向けで、ほとんどがPhytonで書かれているが、そのコンセプトはどの言語でも適用可能
- OpenAIのアカウントと関連するAPIキーが必要(無料で作成可能)
- ChatGPT、GPT-3/3.5/4、DALL-E 2、Stable Diffusion、MidJourney等のプロンプトを最適化のプロンプトを自動的に最適化し、プロンプトエンジニアを効率化するツール
- 多言語に対応していて日本語もOK!様々な設定をすればプロンプトがカスタマイズして研究できる
- 無料or有料プランがあり、無料プランの場合は月間20回までプロンプトを生成できる
▼こんな風にプロンプトを最適化してくれます!超便利
④ 超貴重な日本語サイト・サービス【2選】
- 有志で開発されているプロンプトの投稿サイト&例文集
- AIモデルやタグから検索ができる
- かなりシンプルなプロンプトも掲載されているので、参考程度に流し見するのが良さそう。初心者にはオススメ
- Udemyの学習コンテンツ。有料で¥12,800と少しお高めだが。。。初心者向けには情報が網羅されていて良さそう
- ChatGPTで自動作成したプロンプトにより、画像生成を行う、といった実践的な学習が含まれている
終わりに
ここまで、AI活用におけるプロンプトについて徹底解説してきました。AIの世界は進化のスピードが凄まじく速いので、この記事を公開した翌日にはもう新しいAIモデルやプロンプトに関連するサービスが出ている…ということになるかもしれませんが…。
なるべく実践的で役立つ情報をまとめましたので、皆さまの参考になりますと幸いです。(了)
※本記事は情報提供を目的としており、情報の真偽、各種ツールの安全性などについては保証されておりません。ツールの使用に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
また、本記事に掲載している情報は、記事公開時点のものになります。サービスのアップデートにより情報が記事公開時と異なる可能性がございますので予めご了承ください。最新の情報については、各種ツールの公式ページをご参照ください。
【読者特典・無料ダウンロード】UPSIDER/10X/ゆめみが語る
「エンジニア・デザイナー・PMの連携を強める方法」
Webメディア「SELECK」が実施するオンラインイベント「SELECK LIVE!」より、【エンジニア・デザイナー・PMの連携を強めるには?】をテーマにしたイベントレポートをお届けします。
異職種メンバーの連携を強めるために、UPSIDER、10X、ゆめみの3社がどのような取り組みをしているのか、リアルな経験談をお聞きしています。
▼登壇企業一覧
株式会社UPSIDER / 株式会社10X / 株式会社ゆめみ