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進化し続ける、ロート製薬の新卒採用!人と人とのマッチングを重視した取り組みとは

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〜電話のみによる応募受付から、ダイレクトリクルーティングまで。創業118周年を迎えたロート製薬の、チャレンジングな新卒採用の取り組みに迫る〜

採用手法は近年、多様化の一途をたどっている。特に中途採用の領域では、ダイレクトリクルーティングやリファラル採用、エージェント活用など、媒体掲載ではない方法もスタンダードとなりつつある。

しかし、大企業の新卒採用においては、企業はまだまだ新しい手法を取り入れにくい。

そんな中、創業から100年以上が経ち、1,500人以上の社員を抱えるロート製薬株式会社では、将来の会社を支えていけるような熱意ある人材を採用するため、先進的な手法にもチャレンジングだ。

例えば、企業から学生に直接オファーができる新卒採用サイト「OfferBox(オファーボックス)」の活用や、電話・往復はがきのみによる応募受付、1次選考で任意の先輩とのセッションをオファーできる「知ロート(しろうと)採用」といった取り組みを行っている。

今回は、同社で人事を務める佐藤 智紀さんに、ロート製薬のチャレンジングな新卒採用の取り組みとその背景について、詳しいお話を伺った。

1,500人の会社に20,000人の応募。欲しい人材の見極めが必要に

私は、新卒でロート製薬に入社しました。現在は人事として、新卒採用や教育、制度整備などを行っております。

弊社はBtoCの企業であり、テレビCMなどの影響で消費者の目に触れやすいからか、外からは大企業のように思われがちです。ですが、どちらかと言うと中小企業くらいの規模感で動くほうが多いんです。

役員室もなくオープンなオフィスで、日頃からメンバーが、トップや経営幹部に気軽に相談できる環境ですし、意思決定のスピードも非常に速く、固まった研修制度もありません。

ですので、新卒に求める人物像も「チャレンジ精神が旺盛で自走できる人」という、どちらかというとベンチャー気質な学生さんになります。

一時期は1,500人の会社に対して20,000人以上の学生さんからエントリーが集まったこともありまして…。複数企業への一括エントリーが可能な今、名前を知っている企業に「とりあえず」応募する学生さんが増えてしまったんです。

そのため、採用したい人物像と合致する、熱意ある学生さんを大量の応募の中から見極めなければならない、という課題が出てきました。

エントリーは電話のみ?独自の方法で、熱意ある学生さんを集める

そこで2014卒採用では、「とりあえず応募する」学生さんを減らし、熱意のある学生さんだけにエントリーしてもらえるよう、エントリーを電話受付のみにしました

電話はWebエントリーに比べて勇気がいるので、事前に調べてからアプローチしてくれたりと、本気度の高い学生さんが応募してくれましたね。

エントリーの総数はもちろん減りましたが、そのぶん1人ひとりとのコミュニケーションは増やしていけたのかと思います。

また2016年卒採用では、往復はがきによる応募受付を行いました。こちらは、デジタルの時代にあえてアナログ的な手法で、小さい枠に自分の魅力を凝縮して表現してほしいという想いがありました。

モノづくりをしている会社なので、どれだけ自分の表現にこだわりを出せるかを重要視しているのですが、そういった姿勢も見ることができたと思います。

このように、ちょっと勇気のいることを入口のステップとして設けることで、学生さんが能動的な姿勢を持っているかを見極めています。

自分たちからも学生さんにアプローチするため「OfferBox」を導入

またその一方で、こちら側からも求めている学生さんにアプローチするため、2012年からは、学生さんをWeb上で直接スカウトできるダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox(オファーボックス)」を導入しました。

▼OfferBox上のデモ画面(学生検索時)

Offerboxの大きな特徴は、学生時代のエピソードや研究内容など、PR項目が充実しているところです。

特に、プロフィール項目にある「自分を象徴する画像」に関しては重視して見ています。その人のことが視覚的にわかりますし、PRするせっかくの機会で画像を登録してない人は、そもそも見ていません。

そこで気になった学生さんには、「まず会いませんか」とメッセージを送り、1時間ほど話して、もし弊社に興味をもっていただけた場合には選考を受けることを勧めています。

お互いのことを深く知る!2018卒採用のテーマは「知ロート採用」

ただ、こうした取り組みの中で課題意識としてあったのが「入社後のイメージギャップ」でした。

一見、要件に合致する人材が見つかっても、面接だけではその人の本質を知るところまでたどり着けないですよね。学生さんにとっても、限られた時間の中で会社のことを深く理解するのは難しいです。

どんなに優秀な学生さんでも、入社後に「こんなはずじゃなかった」と感じてしまってはお互いに不幸ですよね。

そこで今年の新卒採用では、お互いのことをもっと深く知るという意味をこめ、「知ロート(しろうと)」をテーマに掲げました。何をしたかというと、「先輩社員と話す」ことを第1のステップにしたんです。

▼「知ロート」をテーマにした、2018卒向け採用ページ

よく学生さんからは「どんな社風ですか?」と聞かれますが、いくら言葉で伝えても限界がありますよね。社風は肌で感じ取るものだと思っているので、それであれば実際に働く社員とのセッションで感じてもらおうと、学生さんが興味を持った社員と話せる機会を作ったんです。

そのためエントリーシートも、志望理由ではなく「なぜその先輩社員に話を聞きたいか」を書いてもらうようにしました。

そして、選考のとある段階では、オフィスで社員と一緒に数日間を過ごしてもらい、日常の業務にも携わってもらいます。

これは要するにインターンシップですが、この活動は「実践型選考」という意味合いが強いです。

我々は、彼らが実践の場で、いかに弊社の求める力を発揮できるのかという点を見るようにしています。また学生さんには、実際の会社や業務のことをより理解してもらうようにしています。

このステップを取り入れることによって、「一緒に働く仲間」として、お互いが1年後、どのように働いているかをリアリティを持ってイメージすることができると考えています。。ここがしっかり合致すれば、早く一緒に働きたいという感情もお互いに芽生えてくると思っています。

未来を創る新卒を採用するため、これからも挑戦し続ける

ロート製薬は、2016年にCI(コーポレート・アイデンティティ)を「NEVER SAY NEVER」に刷新しました。

このCIに込められた「常識の枠を超えてチャレンジし続ける」という想いのもと、昨年からは「健康経営」「副業解禁」を開始するなど、弊社は現在、変化の真っ只中にあります。

環境も目まぐるしく変わる中、次のロートを創っていくのは間違いなく次世代の若い力だと思っています。

だからこそチャレンジ精神旺盛で、自走できる新卒の存在がますます重要になってきます。

これからも、ロート製薬の未来を創る学生さんたちを採用できるよう、時代や会社の変化に合わせ、挑戦を続けていきたいです。(了)

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