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発想を掛け算するための下地を創る!広告業界の全体像を学べるEラーニングサービス

今回のソリューション:【マナビトオンライン】

〜新入社員にデジタルマーケティングの知識を注入する「マナビトオンライン」の使い方〜

インターネット広告業界、と一言で言っても、ビジネスの形態は多岐に渡る。その全体像を理解するためには、日常業務のかたわらで常にアンテナを高く持ち、外へ目を向けることが重要だ。それが発想の掛け算へと繋がっていく。

アドネットワーク事業を展開する株式会社マイクロアドで人事マネージャーを務める濵田 牧子さんは、新入社員が「自分の周辺領域しか知らずに成長してしまうこと」に課題を感じ、TATEITO株式会社が提供するデジタルマーケティングの学習サイト「マナビトオンライン」を導入した。なぜ通常の研修ではなく学習サイトを導入したのか、濵田さんに話を聞いた。

9月には全社MVPを獲得する人材を育てる新人研修

2008年10月にマイクロアドが新卒採用に力を入れ始めたタイミングで「ひとり人事」を担うことになりました。現在は4名からなる人事チームのマネージャーとして、新卒と中途の採用、育成や研修、労務までをカバーしています。

マイクロアドの新人研修は、毎年の顔ぶれによって内容も期間も少しずつ変えています。例えば内定者アルバイトを経験済みのメンバーが多ければ、ベーシックな研修は少なくして、できる人からどんどん現場に出していこうという考え方です。

ただし、どの部署にでも必要な「ベーススキル」と「普遍的なマインド」の研修に関しては、毎年現場に出す前に人事部で引き受けています。

ベーススキル研修は、基本的なビジネススキルを向上させる内容や、取捨選択する能力を鍛える新聞の読み方なんかもやっています。過去入社して半年で全社MVPをとった新人がいたので、「みんなそのレベルを目指していこう」というイメージで研修を実施しています。

ニッチな業界なので、新卒が業界全体を知らずに成長してしまう

もともと問題意識として持っていたのは、マイクロアドのビジネスがインターネット広告の中でもかなりニッチな領域に属しているため、「新人が周辺領域のことを知らずに成長していってしまう」ということです。

自分の領域やスキルしか知らない人間になってしまうと、将来的にできることの幅も非常に狭くなってしまいますよね。全社の人材育成を話し合っていた時にそれが話題に出て、では業務以外にもっと目を向けられるような研修をしよう、ということになりました。「広告業界だけではなく、もっと広い世界に視野を向けることは当たり前」ということを伝えたいと考えました。

広告業界に特化したEラーニング、マナビトオンライン

ただし、マインドを一朝一夕で変えることは難しいので、スキルをまず強化しようと思いました。現場に出す前に、少なくともインターネット広告の全体像くらいの業界知識を頭に入れておく研修を導入することにしました。

そこで使ったのがマナビトオンラインです。知ったのは2012年で、その時はまだサービスが開始する前でした。もともと弊社の開発部の部長が創業者の方の知人で、紹介を受けたんです。サンプルの講座動画をたくさん見せてもらって、広告業界に特化したすごくニッチな研修で、他にはないものだと思ったので導入を決めました。

▼「マナビトオンライン」画面イメージ

現役のWEBマーケッターによるデジタルマーケティング講座

講義内容は、WEBマーケティングやモバイルマーケティングの入門だったり、SEO、DSPの解説など様々なものです。講師の方は様々な有名企業の現役マーケッターの方が多いですね。

講座ごとに長さも違い、30分のものも、1時間のものもあります。デジタルマーケティングに特化しながらも、幅広く広告業界で必要とされる知識を学べることがポイントでした。新人向けなのでベーシックというコースを導入しましたが、ニーズにあわせてかなりカスタマイズすることも可能だそうです。

研修のマルチタスクのひとつとして自習させる

マイクロアドの新人研修は、様々な課題を渡して自習させる形式が多いです。セルフマネジメント能力を身につけるために、わざとマルチタスクにして業務管理をさせます。実際の業務では、もしタスクをこなしきれなければ「報・連・相」することが大切なので、その習慣を身につける狙いもあります。

マナビトオンラインのEラーニングという形式はそれにぴったりでした。「ベーシック」を全員が受講するんですが、テストの日程だけ設定して授業は全部自分で進めてもらいます。こちらで個人個人の進捗や、テストを受けたかどうかは管理画面でチェックだけしています。

広告業界で働く上での考え方の下地をつくるサービス

マナビトオンラインの研修を受けたメンバーに感想を聞いたところ、実際の業務の中で学んだ知識を思い出す、という声がありました。特にプロダクト開発のメンバーだと類似サービスなどが想像しやすかったり、世の中に既にあるものがわかった上で商品設計できるので、マナビトオンラインで学んだ知識がもう明日の血肉になっていると感じています。

発想を掛け算するための、考え方の下地ができたんじゃないかと思いますね。このような声があったので、今年も導入することを決めたんです。今年は去年より内容もさらにブラッシュアップしていると聞いているので、楽しみにしています。

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