- クラウドゲームス株式会社
- 取締役COO
- 黒澤 広尚
電子マネーが事業の成長エンジン!?50%のユーザーがゲーム内課金に使う決済方法
今回のソリューション:【NET CASH/ネットキャッシュ】
〜ブラウザゲームの課金をプリペイド式電子マネーで。「NET CASH」の事例〜
クラウドゲームス株式会社は、コンテンツ制作で長年の実績を持つクラウドゲート株式会社の子会社として、2015年5月に設立された新しい会社だ。元々はクラウドゲート内のひとつの事業部として、インターネットがない時代から10年以上ゲーム開発を行い、コアなファンを獲得してきた背景を持つ。
黒澤 広尚さんは、大学1年生の時にライターとしてクラウドゲートが運営するクラウドソーシングサイトに登録し、その後ずっと同社と関わってきた。2番目の新卒として入社後、10年以上にわたりゲーム開発を担い、現在はクラウドゲームスの取締役を務めている。
同社の開発するブラウザゲーム内で、50%以上のユーザーが課金に使っているのがプリペイド式電子マネーの「NET CASH(ネットキャッシュ)」だ。黒澤さんにNET CASHとパートナーシップを築いた経緯と今後の展望について聞いた。
学生時代にクラウドゲートにライター登録 現在は取締役COO
僕とクラウドゲートの出会いは2004年で、当時は大学1年生でした。クリエイターとして登録し、クラウドゲートを通じてゲームや小説のライティングの仕事を受けながら、在学中の4年間ずっと関わってきました。
卒業後、弊社2番目の新卒として入社しまして、幸運にも入社間もない頃からゲーム開発のディレクターに抜擢されました。そこから悪戦苦闘しながらも、ゲームの運営・開発組織を作るまでになり、12名体制の事業部で部長を務めさせてもらっていました。
この事業部が2015年5月に子会社としてクラウドゲームス株式会社になり、取締役COOに就任させて頂きました。
クレジットカード課金へのユーザーの不安を解消したい
弊社では、自社ゲームの運用開発を行っています。元々クラウドゲートの時代から10年以上、非常にニッチな領域でゲームを開発・運営してきました。
NET CASHさんと出会ったのは8年ほど前です。サービスを提供されているNTTカードソリューションさんをご紹介頂き、当時まだ比較的、立ち上がってすぐの頃だったNET CASHというプリペイド式電子マネーのサービスを知りました。弊社も当時はゲーム業界でまだまだこれから、という時だったので、お互いにフランクにお話させて頂いたことを覚えています。
オンラインゲームの場合ですと、お客様に課金をして頂くことが必要になってくる部分があるのですが、クレジットカードで支払いをすることに不安を感じる方が多数いらっしゃるんですね。履歴が残らないとか、いくら使ったのか忘れてしまうとか。
そういった方がコンビニエンスストアやスーパーマーケットで簡単に課金ができるような仕組みを作るのをお手伝い頂いているのが、NET CASHさんということになります。
アクティブな提案や、ユーザーへの割引が魅力のNET CASH
元々インターネットの課金代行サービスですと、大手さんのものも利用させて頂いていました。その中でNET CASHさんのメリットは、まず「決済代行」以外の部分でも広告や協賛のご提案をアクティブに頂けることです。
もう1点は、僅かではありますがユーザーさんへの割引があるという業界では珍しい特徴です。1万円分の電子通貨を9,950円で買えるので、他の決済代行サービスと比較すると数十円安いんです。
また大手さんと比べて柔軟にご対応頂ける部分がありますので、特にスタートアップ系の企業さんにはお勧めかな、と思います。他社さんに比べてシェアが大きいわけではないのですが、僕はオンラインで課金の仕組みを持っているすべての会社さんにNET CASHさんはメリットがあると感じています。
利用率が50%を超える「協賛」の仕組み
導入後、積極的にプロモーションのご提案を頂いていることもあり、他の電子マネーと比較した時にご利用されるユーザーさんの割合が上がっていきました。現在は課金をされるユーザーさんの50%以上がNET CASHを利用している状況です。
プロモーションは、まずNET CASHさんの企画があって、弊社がそちらに協賛させて頂く形で行っています。例えばゲーム系の媒体の広告枠に一緒に出稿させて頂いたり、「50人に1人無料」というようなキャンペーンを打ったり。
コンビニエンスストア店頭の告知枠に、弊社のロゴを入れて頂いていたりもします。新規ユーザー向けのカード無料配布もありました。
こういった形で状況に応じた豊富なプロモーションを行って頂けることが、大きな魅力だと感じています。結果的にゲーム自体もPRして頂いているので、弊社もNET CASHをぜひ使って下さい、とユーザーにPRをしていくようになり、利用する方が増えたのかな、と思います。
今後の業務拡大期も、ぜひNET CASHと共に進みたい
現在展開しているのはPCメインのブラウザ型ゲームなので、スマホ需要へシフトすることで新たな市場にアプローチしたいと考えています。ライトノベルのコンテストも大きくなってきたので、そこで獲得した多くの版権とゲームを絡めて次のアクションが起こせるのではないかと考えているんです。
その際には、弊社にとっても大きな転換期になりますし、拡大路線に入るタイミングでもあるので、NET CASHさんと一緒に、大々的にやっていきたいと考えています。サービスには本当に満足していますので、ぜひ今後とも宜しくお願い致します。