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【デスマーチ撲滅】開発の炎上リスクを最小化!プロジェクト管理には「productboard」

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なぜ、プロジェクトは炎上してしまうのでしょうか?

その理由は様々ですが、多くの場合、そういった案件ではプロジェクトマネジメントがぼろぼろになっていることが多いですよね。

そこで今回は、開発の炎上リスクを最小化する、感動的なプロジェクト管理ツールproductboard(プロダクトボード)」を紹介します!

productboardを使えば、ユーザーのフィードバックを元に、開発の優先順位をつけ、常にその進捗を可視化しながら開発を進めることができます。

実装したけど、使われない…」といったムダな開発を防ぐことができるので、炎上リスクを最小限にできるんです。

productboardで実現できることは色々とあるのですが、簡単にまとめるとこんな感じです。

  • 実装スケジュールの管理
  • 開発の優先順位の見える化
  • 定性・定量目標の進捗管理
  • 各機能の目的や、ターゲットの整理
  • 顧客からのフィードバックの蓄積

それでは早速、productboardの使い方を見ていきましょう。

まずは無料トライアルから、productboardを使ってみよう!

productboardのWebページから、14日間の無料トライアルに申し込めます。ログインすると以下の画面が現れます。まずは「FEATURES」を選びましょう。

「FEATURES」は、実装予定の機能を登録していくページです

開発を進める際に、「その機能は何のために開発するのか?」という理由を明確に説明できない場合、妄想で開発を進めてしまっている可能性が高いと言えます。

すると、結果的に顧客に使われないプロダクトが出来てしまい、大抵のプロジェクトは炎上します。

そのため、いきなり実装予定の機能を登録するのではなく、まずはあなたのプロジェクトで管理すべき項目を定義すべく、「INITIATIVES(定量的な目標)」「DRIVERS(定性的な目標)」を設定していきましょう。

数値化できる定量的な目標「INITIATIVES」を登録しよう。

「INITIATIVES」は、日本語に置き換えると「定量的な目標」です。期限が決まっていて数値化できる目標を設定しましょう。

【例】エンゲージメント(DAU)の向上、翌日継続率の向上など

目標とする数値も、productboard内に記載できます。

それでは、「INITIATIVES」をクリックし、設定しましょう。

サンプルで登録されている「Product MVP」をクリックすると、編集画面に移動できます。

あなたのプロダクトの定量的な目標の「内容(タイトル)」と「定義」を記入しましょう。

数値化できない定性的な目標は、「DRIVERS」に設定

次に「DRIVERS」を見ていきましょう。

「DRIVERS」は、日本語に置き換えると「定性的な目標」です。プロダクトを構成する機能の中には、目標を数値化できないものもあります。例えば、以下のような項目を向上させる時です。

【例】セキュリティ、ユーザーフィードバック、心地良さなど

定量的な目標のみを追って開発を進めると、例えば「セキュリティを強固にする」といった開発が進みません。そのため、定性的な目標である「DRIVERS」の設定も大切です。

このようにproductboardでは、開発する各機能に必ず定量的、定性的な目標を設定することが求められます。

これにより、チーム内で「なぜこの機能を開発するのか?」という共通認識ができるため、妄想で開発を進めてしまうリスクを減らすことができます。

「INITIATIVE」と同様、「DRIVERS」をクリックして設定しましょう。

「DRIVERS」で設定するそれぞれの目標の優先順位は、「Prioritization score」をクリックして設定できます。

ここでは、その目標を重視する割合に応じてパーセンテージを設定します。ここでは「ユーザービリティ」「ユーザーフィードバック」を100%、「セキュリティ」「パフォーマンス」を50%としておきます。

以上で、「INITIATIVES」と「DRIVERS」の設定が終わりました。

「誰に向けた開発か」「いつまでにリリースするか」もしっかり設定

プロダクトのターゲット顧客が何種類か存在する場合、「この機能は誰向けの開発なのか」を明確にしなければ、機能がブレていきます

そのためproductboardでは、「誰向けの開発か」を明確にする「SEGMENTS」を設定できます。

今回は、「業種」「規模」で4つのセグメントを作ってみました。

続いて、「RELEASES」をクリックして、リリース時期の設定をしましょう。

リリースのヴァージョンを細かく設定し、管理することも出来ます。

準備ができたら、あなたのプロダクトを登録しよう

さて、これで準備が整いました。早速あなたのプロダクトや機能を登録していきましょう。

ここでは仮で「Chat A」という名称をつけました。「Chat A」の実装予定の機能は、+マークから登録していけます。

実装予定の機能を登録すると以下のようになります。

次に、各機能の詳細情報を記入していきましょう。まずはそれぞれの機能が当てはまる「INITIATIVES」をクリックし、「Must-have」「Should-have」「Nice-to-have」を設定します。

それぞれの定義は以下です。

  • Must-have:その定量的な目標にとって絶対必要な機能
  • Should-have:その定量的な目標にとって実装すべき機能
  • Nice-to-have:その定量的な目標にとってあったら嬉しい機能

設定が終わると、各機能の重要性が、以下のように色でぱっと識別できるようになります。

例えば、オンライン会議は、エンゲージメントの向上という目標にとって「絶対必要な機能(Must-have)」ということになります。シングルサインオンは「あったら嬉しい機能(Nice-to-have)」です。

同様にして、「DRIVERS」についても機能毎に記入していきます。各機能がそれぞれの「DRIVERS」にとってどのくらい重要かを5段階でチェックします。

チェックすると、「Prioritization score」に数値が自動的に入力されます。

「SEGMENTS」では、それぞれの顧客にとっての各機能の重要度を「Must-have」「Should-have」「Nice-to-have」の中から選択します

この例では、オンライン会議はITベンチャーという顧客にとっては「絶対必要な機能(Must-have)」ということを意味してます。

「RELEASES」では、各機能をいつリリースするかチェックしましょう。

「User impact score」では各機能の実装にかかる工数を記入しましょう。

各機能の実装にかかる工数を、0.5、1、2、3、5、8、13、20、40、100という数値で重み付けができます。すぐに実装が終わるものは0.5、かなり実装に時間がかかるものは100として、相対的な重み付けをしましょう。

実装の優先順位が、わかりやすくグラフで表示される

さて、次はヘッダーの「PRIORITIZE」をクリックしてみましょう。実装の優先順位がグラフで分かりやすく表示されています。横軸が実装工数で、縦軸が価値となっています。

左上にあるほど、実装工数が少なくインパクトが大きい開発ということになります。逆に、右下にあるものは、実装工数がかかる割にインパクトが少ないということになります。

なお、このグラフは「INITIATIVES」毎に表示され、以下より切り替えることができます。

顧客のフィードバックも蓄積できる

また、良いプロダクトを作るためには、顧客の声を開発に反映させることが重要です。ヘッダーの「RESEARCH」をクリックしましょう。

顧客からのフィードバックのタイトル、内容を記入できます。

さらに、どの会社の誰からもらったフィードバックなのかを記入することもできます。

次に、フィードバックを機能とリンクさせましょう。フィードバック内容の左側に出る鉛筆マークをクリックし、紐付ける機能を選びます。

ここで、顧客のニーズを+1、+2、+3、の3段階で評価し、チェックしましょう。

「FEATURES」画面の「User impact score」に反映されています。

なお、顧客のフィードバックをリンクさせた機能をクリックすると、「RESEARCH」で書き込んだ内容が反映されています。

また、「PRIORITIZE」を見てみると、+1、+2、+3をチェックした機能の円が大きくなって見えます。これで顧客ニーズが大きいということが直感的にわかります。

productboardの説明は以上です。

このプロダクトの最も良いところは、どんな小さな機能でも目的を意識して開発できるように設計されていることだと感じます。皆さんも、是非使ってみてください。

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