- コラボレーター
- 加留部 有哉
「タコスの送り合い」で組織改革!?気軽にピアボーナスが導入できる「HeyTaco!」とは
同じ会社のメンバーに、日頃「感謝の気持ち」を伝えられていますか?
今回は、互いに「タコス(あの食べ物のタコスです)」を送り合うことで、気軽にピアボーナスが導入できるHeyTaco!を紹介します。
…タコス??
そう、あのタコスを、送り合うのです。
弊社の一部のチームでも、HeyTaco!が導入されています。最初は「なんだこれは」と意味不明そのものでしたが、最近ではタコスの送り合いも活発になってきました。
「HeyTaco!」
では早速、実際にどのように使われているのかを紹介させていただきます!
ピアボーナスは新しい給与体系でもあり、「褒める」仕組みでもある
みなさんの会社やチームでは、「褒める」仕組みをどのように作っているでしょうか?
まだ小さい会社であれば、声を大にして褒め称えるだけで、会社のメンバーに「誰々さんが良い貢献をしたらしい」というのが十分に周知されるので、仕組みはいらないかもしれません。
しかし、組織が大きくなってくると、そうも上手くいきません。別のチームでどんな貢献が行われたのか、社内に届きにくくなってしまいます。
また、営業の成果は売り上げに直結するためわかりやすく賞賛されますが、数字に直結しにくい仕事をしているメンバーの成果はどうしても見えづらく賞賛されにくくなってしまいます。
▼このような貢献は目立ちにくい
その結果、一部のメンバーのモチベーションが落ちてしまう危険性もあります。
そんな課題を解決し、日々見落とされがちな会社への貢献や成果に感謝の気持ちを表し、何らかの報酬を受け取れるようにするのがピアボーナスです。
HeyTaco!で気軽にタコスを送りあって、メンバーに賞賛を
HeyTaco!は、タコスをSlack上で気軽に送り合い、獲得した個数に応じて、事前に設定した様々な特典をもらえるピアボーナスのサービスです。
タコスは1人、1日5個まで送ることができます。
▼タコスをたくさんゲットしている猛者たちのランキング
どうしてこんな発想になったのか意味不明ではありますが、これがとても気軽に楽しく使えて、社員同士が褒め合う文化づくりに貢献しているのです。
創業者のコメントでは、「なぜタコスなのか?」という問いに対して、以下のように答えています。
But, why tacos? This question comes up every now and then. My short answer is that everyone loves tacos.
たしかに。
弊社では、こんな時にタコスを送り合っています。
- 自分の主業務を飛び越えて、会社に貢献したとき
- 他のチームや事業部の活動に貢献したとき
- 会社のバリューを体現する活動をしたとき
- 仕事を手伝ってくれた感謝を伝えたいとき
▼これまで送られてきたタコスたち
(差し入れタコスとは一体…)
HeyTaco!の特徴は、このようにとても簡単に、そして気軽に互いを褒め合える点です。
具体的な使い方はSlackで「@メンション(タコスを送りたい相手) + コメント + タコスの絵文字」を投稿するだけです。
褒める度合いによって、タコスを複数個送ることもできます。
▼タコスの絵文字をつけて投稿
タコスの数に応じて、特典を設定することが可能
送られたタコスは、HeyTaco!のサービス画面から確認することができます。
▼Activityでは送られたタコスと賞賛をチャネルごとに閲覧
▼もらったタコスと送ったタコスの数
ピアボーナスでは、社員同士の賞賛に応じて、金銭などのボーナスが受け取れます。HeyTaco!ではもっと気軽に特典を設定して、ボーナスのように扱うことができます。
現在、弊社ではタコスの数に応じて以下のようなRewardが用意されており、好きなタイミングでタコスと交換することができます。
▼タコスの数に応じて交換できるRewardたち
カレーを食べられたり、取締役の開催する「おいしいお肉を食べる会」への招待券など、多種多様なRewardが用意されています。
Rewardも簡単に作成できるので、どんどんタコスを集めて交換したくなりますね。
Rewardも簡単に設定可能
ダッシュボードからタコスの数を参考に組織改善に役立てることも
HeyTaco!のAdmin画面では、これまで送られたタコスの数の推移を見ることができます。
▼タコスの数の推移がチェックできる
生データをダウンロードすれば、さらに詳細な分析も可能です。
どのチームが特に賞賛の文化が強いのか、逆にどのチームが弱いのか。
タコスが送り合われる数が減っていれば、チームの雰囲気があまり良くないこともわかります。
賞賛と評価を促すことで、チームのモチベーションを再浮上させることができたり、問題を特定して解決することもできるかもしれません。
タコスの数で、組織の健全性が可視化されるはおもしろいですね。
よくわからないが、テンションのあがるGiftショップ
個人的に、よくわからないけどおもしろいのがGiftショップです。
▼謎のイラストが並ぶGiftショップ
Giftでは、メンバーに自分の持っているGiftを送ることができます。
最初は、Super Tacoしか送ることができませんが、タコスを送ったりもらったりすることで様々なGiftが使えるようになります。
どんな効果があるかよくわからないですが、もらった側は意外と嬉しいようです。
▼GiftをもらったらSlackで通知が。意外と好評…?
まとめ
いかがでしたでしょうか? ピアボーナスがどんなものか試したいけど、まずは気軽に導入してみたいという方にはとても良いサービスではないでしょうか?
みんなで気持ちよく働き、成果を出すためには「よかったこと」や「悪かったこと」をみんなで言い合い、本音のコミュニケーションを取ることも大事かと思います。
組織やチームを改善する方法は、たくさんありますが、ピアボーナスもその一つでしょう。