• 株式会社ディー・エヌ・エー
  • HR本部 キャリア採用G 技術採用チーム チームリーダー
  • 大月 英照

大量の人事情報を安全に一元管理!DeNAが活用する中途採用支援システムとは

今回のソリューション:【キャリスタ】

〜採用活動に関する個人情報を管理する中途採用支援システム「キャリスタ」の使い方〜

株式会社ディー・エヌ・エー(以下DeNA)では過去に、組織の拡大に伴って増加する中途採用の情報を管理するデータベースに課題を抱えていた。その課題とは「容量」と「セキュリティ」だ。

そもそも人事系のデータベースの構築には高度な技術が必要だ。個人のレジュメ、写真、スキル、それに紐づく面接評価、など保管すべき項目が多い上に、個人情報を管理する高いセキュリティが求められる。更にDeNAでは同社独自の評価システムを反映させるなど、細かいカスタマイズのニーズもあった。

そんな高いハードルを満たすサービスとして同社が導入を決めたのが、株式会社ジャパンジョブポスティングサービス(以下JPOSTING)が提供する中途採用支援システム「キャリスタ」だ。今回は同社で技術広報・人事を務める大月 英照さんにキャリスタの活用法を聞いた。

エンジニアと人材会社での経験を生かし、技術人事・広報を担う

新卒で第3セクター向けシステム開発にPMとして参加しました。それから大手の人材紹介会社で法人営業を行い、2013年にDeNAに中途入社しました。過去の「IT」と「人材」というキャリアを掛け合わせる形で、エンジニアに特化した技術採用、教育、ブランディングなどを担っています。

中途採用・面接数の増加でデータ管理システムが課題に

もともと弊社では中途採用の管理システムには違うASPシステムを使っていたのですが、面接・採用が増えていく中で、データ量が増えてきて課題が出てきていました。システムがフリーズすることもあり、個人情報を扱うセキュリティ上の怖さもありました。もっと大きな容量を捌けて、拡張性のあるシステムが欲しいということで、4年ほど前に紹介を受けて導入を決めたのが、JPOSTINGさんのキャリスタになります。

経験上わかっているのですが、採用関連のデータベースって難しいんです。個人の方のレジュメが入るので、ワードとかエクセルのような文字情報に加えて写真データも入るのでかなり大きな容量が必要になります。データベースの仕組みとしても非常に大掛かりで、よく「ASPの人材系システムが遅い!」という声も聞きますが、このシステムを構築するのは本当に大変ですよ。大量の人材データに、大量の選考結果の1つひとつを紐付けなければならないので。特に中途採用だと新卒より、スキルなどの情報も多いですし。

JPOSTINGの採用支援システムは、こうした容量やセキュリティの課題をクリアしていたので導入を決めました。現在の使い方としては、中途採用のランディングページのところから作成頂いていて、そこで送信された情報を履歴書なども含めて一元管理しています。面接のフィードバックも一緒に蓄積されていくシステムです。

「個人情報」を扱う上ではセキュリティ・権限管理が重要

人事データベースは個人情報なので、セキュリティも非常に重要です。その点キャリスタには満足しています。当たり前のことではあるかもしれませんが、パスワードの情報管理もしっかりしていますし、非常に細かく権限を設定することが可能です。例えばレジュメを細かくパスワードでロックしたり、面接官によって開封出来る権限を変えることができたり。意外とここまでしっかりできるデータベースは少ないと思います。

DeNA独自の面接評価システム用にカスタマイズ

我々が欲しいと思う機能をカスタマイズで実現して頂けるので、その点も重宝しています。例えば面接評価の部分で、5段階評価でいうと、弊社は3の入力ができないようにしています。この変更も簡単なようで大変だと思います。1、2、4、5ですね。ちなみに3の入力ができると、大半の面接官は3を入れてしまう傾向があるので(笑)。面接官も評価をすることって不安もありますよね。他にも、エンジニア向けの特別な質問項目をカスタマイズして作って頂いたりもしています。

採用や面接に特効薬はないので、小さなことの積み重ねだと思っています。だからこそ、こうした細かいカスタマイズができることが重要だと考えています。

今後はデザインのブラッシュアップに期待

サービス全体には基本的に大変満足しているのですが、ひとつだけリクエストがあるとすると、デザインが少し固いかなと。もう少しイケてる感じになったら嬉しいですね(笑)。弊社の採用ページをいくらデザインしても、応募者の方が最後に辿り着く応募ページだけが固いとあまり良くないので。今後の改善に期待しています!

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