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  • 取締役
  • 長澤 有紘

スタートアップが「日報」を取り入れると、コミュニケーションはこう変わる!

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今回のソリューション:【Qiita:Team/キータチーム】

〜スタートアップ企業で日常では発生しない深いコミュニケーションと情報共有を実現した「Qiita:Team」の使い方〜

少人数のスタッフで多くのミッションをこなすスタートアップ企業では、どの業務にどれだけの時間を割くのかが重要なポイントになる。そこでどうしても後回しになりがちなのが、スタッフ同士の情報共有や、深いコミュニケーションだ。

現在従業員数15人、インターン10人というチームで、新卒採用支援を行うサービス「ONE CAREER(ワンキャリア)」を提供している株式会社トライフ。同社では、 情報共有ツール「Qiita:Team(キータチーム)」を導入し、日報と週報をスタッフ全員に取り入れることとなった。

導入によって、日常のコミュニケーションでは発生しない「深い」情報共有を実現できたのだという。同社でWebマーケティングやアプリ開発を担当する長澤 有紘さんにQiita:Teamの導入経緯と効果についてお伺いした。

1人目のWeb担当者としてスタートアップにジョイン

前職の会社では、Web広告の営業と、SEOやリスティングといった広告の運用などを担当していました。営業と企画、マネジメントを経験した後、代表の宮下とは高校の先輩後輩だったこともあり、2014年の秋にトライフにWebマーケティングの担当者として入社し、2015年1月から取締役に就任しました。

トライフでは、2011年に学生のための就職活動の支援サービスを立ち上げました。主に企業と学生を結びつけるイベントの主催や、企業が主催する選考会などに学生を紹介するリアルな活動を中心に事業を展開してきました。

さらに2013年末からは、Webサイト「ONE CAREER(ワンキャリア)」を公開し、Web領域に事業を拡大しました。今後は、Web上での情報発信をさらに拡大していく方針がありますので、2015年の7月にiOSアプリをリリースし、私はそのディレクションを手がけました。

採用の裏側に潜むデータを公開することで、マーケットを変えたい

ONE CAREERの強みとしては、リアルのイベント情報を検索できるということと、ユーザーである学生さんから提供される就活に関する生のデータがあります。

各年度ごとの選考の体験談や実際に企業に提出したエントリーシートが、ユーザーさんから投稿されてくるんですね。この情報は、ユーザーの方に高い評価をいただいています。

長澤 有紘さん

また、学生から投稿された情報をそのまま掲載するだけでなく、新卒採用の専門家としてこれまで培った知見をもとに、弊社が独自に編纂する選考対策コンテンツも提供しています。

これらは各企業の職種別にまとまっているのですが、場合によっては企業側が出して欲しくないような「エグい」内容も盛り込んでいます。「これさえ見れば、志望企業に内定するためにやっておくべきことは全て網羅されている」という状態を作っています。

コンテンツの編集作業については、全て社内で執筆・編集するという形でひとつひとつ丁寧に作りこんでいます。目標は、上場企業の全職種分の対策コンテンツをを揃える所まで情報を拡充させることですね。

「普段言えないこと」を話すために、Qiita:Teamで日報の共有を開始

現在の弊社は、従業員数15人、インターン10人という組織編成です。もともと日報のような仕組みは何もなかったのですが、人数も少ないのでそこまで必要性を感じていませんでした。

でも、代表の宮下が学生時代から親交のあったフリークアウトの佐藤 裕介さんに「日報をQiita:Team で書いていると、上司部下にかかわらず、普段話せないようなメンバー間で、普段のコミュニケーションでは出てこないことが共有される」という話があって。

そこで一度、やってみようという話になったんです。それまではQiita:Teamというツール自体存在も知りませんでしたが、翌日には導入しました。

▼チームメンバーが記事を投稿することで、情報共有できる「Qiita:Team」

Qiita:Team画面

Qiita:Teamは、メンバーが記事を投稿することで、チームで情報を共有することができるWebサービスです。導入以前は、メンバー間の情報共有にはチャットツールを使っていました。でもチャットですと、会話がどんどん流れていってしまって情報が貯まらない。

そこで今では、日報や、ユーザーに紐付いた深いコミュニケーションはQiita:Team、それ以外をチャットツールという形で目的に応じて使い分けています。

現在は、全員が毎日、日報を書くことをルールにしています。さらにマネージャーは週末に週報を上げて、全体朝礼で報告することにしています。

日報のテンプレートは特に決めておらず、今日の業務と明日の予定を書けば、あとはラフなネタからガチな内容だったりと自由です。

日報によって社員&インターンのマネジメントが効率化

日報を始めた初期の頃は、最初にサボるのは誰か(笑)、というような緊張感がありましたね。でも今では毎日帰るまでに必ず日報を出して、必ずそこにメンバー同士でコメントする、という流れが習慣化されています。

インターンはシフト制のため毎日出社するわけではないので、マネージャーがその業務管理と情報共有をするのに日報が役立っています。

それに加えて日頃のコミュニケーションでは出てこない、業務で困っていることや嬉しかったことなどを知ることもできて、時間の垣根なくコミュニケーションが活性化した感はありますね。

情報共有で社内が活性化 今後も日報文化を継続していきたい

長澤 有紘さん

Qiita:Teamでひとつ困っていることは、閲覧権限が分けられないことです。社員が書く日報が、インターンやアルバイトさんも自分のアカウントで見ることができてしまうので、今は社員用とインターン用のドメインをふたつ作ってそれぞれ分けて運用しています。

そうすると両方にログインするマネージャー陣の部分に二重課金が発生してしまうんですね…。そこが改善されるとより便利になるかなと思います。

今後ユーザーが増えていったときに、またドメインを分けて運用するのか、という点が気になりますね。

今は少しくだけた内容でプライベートなことも書けるのですが、社員数が100名規模になった時に、日報の立ち位置が変わってくると思うんですよね。その場合は、閲覧権限があるツールにすることも検討しないといけないですね。

日報を書く作業でだいたい30分、マネージャーが全員の日報を読んでコメントするのに1時間はかかるので、業務時間が圧迫されるという見方もありますが、個人的には組織運営のために必要なコストだと思っています。情報共有による社内の活性化で得られるものの方が、今は大きいと思っていますから。

組織が大きくなっても日報が形骸化してしまうまでは、この運用でフランクなコミュニケーションを維持していきたいですね。(了)

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