Yoshiaki Shinjiさん
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経営者と人事部はなぜ分断されがちなのか。理想の関係性を考える。【第1回】

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企業は、“人”がすべて。
表現の違いはあれど、このようなメッセージを多くの人が聞いたことがあるのではないでしょうか。

“人”と、“組織”が重要と多くの人がわかっていてもうまくいくケースといかないケースに分かれる。それはなぜなのでしょうか。

その根底にある原因は、経営者と人事部の関係性にあるのではと考えています。

そこで、「経営者と人事部の理想の関係性」を連載テーマに複数回にわたって投稿させていただきます。人事に関わるすべての方に届き、日々の業務に良い変化が起きれば幸いです。

経営者と人事部 なぜ目線が合わないのか?

第1回は「経営者と人事部はなぜ分断されがちなのか。理想の関係性を考える。」がテーマです。

人事は経営に直結するので、人事には経営者と人事部の双方が関わることは必然です。では、経営者と人事部の理想の関係性はどのようなものでしょうか。

私は「経営者の目線、人事部の目線、を統合して組織戦略を作ることができる関係性」が理想だと考えています。

経営者の視点、人事部の視点、を統合して組織戦略を作ることができる関係性とは?

経営者と人事部の方が持つ知識・経験には違いがあります。また、日々の業務や人脈にも違いがあるため、未来に得られる知識・経験にも違いがあります。

これらの双方が持つ異なる知識・経験を持ち寄り、片方ではアウトプットできないことをアウトプットできた時に、双方の視点が統合される状態になります。

では、関係性が良くない時とはどのような時でしょうか?

例えば、以下の様な時は健全ではないと考えています。

1.どちらか一方の企画ばかりが実施される

経営者が知り合いの経営者から聞いた話を人事部と話さずに実施を決めてしまうことはよく聞きます。経営者には具体的な話をせずに人事部で決めた施策を走らせていることなどもあります。

原因は、経営者が人事部を信頼していない、人事に興味が無い、興味はあるが時間を割けていない、といったことが考えられます。

人事部側から見ると、人事部が経営者を信頼していない(アイディアを出しても意味が無いと思っているなど)、人事部が自信過剰であるケースなども考えられます。

2.毎年同じ施策が繰り返される

毎年同じ施策が繰り返されるケースはよくあります。

原因は、経営状況に変化があるにも関わらず、人事部がキャッチアップできていないことや、人事部が人事領域の外部環境の変化を感じているにも関わらず、経営者に伝わっていないことなどが挙げられます。

また、人事担当者が変わった際に適切な引き継ぎが行われていないこと、日々の業務が忙しく、考える時間や社外の知識を取り入れる時間が取れていないことも毎年同じ施策が繰り返される原因です。

このような状況は、結果的に以下の様な問題を引き起こします。

  • 成果の劣化
  • 担当者変更と共に人事力がリセット
  • 人事部の退職
  • 経営者の人事関連の業務量が増大

では、その関係性をつくっていくにはどうすべきでしょうか?
今後の複数回にわたる連載で「経営と人事はなぜ分断されてしまうのか」について問題提起と、その解決方法について解説いたします。

第2回では、「経営者が人事部に伝えるべきこと、その時の注意点」に触れ、どのように理想的な関係を築いていくのか、具体的な内容に入っていきたいと思います。

経営者と人事部の具体的なコミュニケーション方法を取り上げていくことで、「採用」「人事」に課題を持つ経営者さん、人事担当者さんのひとつでもヒントにしていただければと思います。

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