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【先週の人気記事まとめ】GAの数値を自動でパワポに、CA流1万時間の工数削減、他【2016年1月18日〜】

【2016年1月18日〜24日 人気記事7選ダイジェスト】

※記事の最後に、今週(2016年1月25日〜)配信する予定の記事の予告があります!

年間で1万時間を削減した、サイバーエージェントの独自システム

年間1万時間の工数削減!サイバーエージェントの管理業務システム「DOX」

インターネット広告、ゲーム、メディアなど広いドメインで成長を続けるサイバーエージェントグループ。同グループには、現在70社ほどの事業子会社が存在し、またその数は年間20社ほどの勢いで増加を続けているそうです。

そこで課題だったのが、各社で必要なバックオフィス業務の効率化。同社では業務アプリ作成プラットフォーム「kintone(キントーン)」をベースにした業務効率化システムを構築し、グループ全体で年間1万時間のバックオフィス工数削減に成功しています。

例えば決算の数値をエクセルで処理することが多かったんですが、バージョン管理が面倒ですし、コピペミスが起こったり、作ったファイルが関数だらけの重たいものになって、壊れて最初からやり直しになることもありました。すると、本来やる必要のない業務に忙殺されてどんどんみんなの目が死んでいくんです…。

実はこのプロジェクトの背景には、「大統領ボタン構想」という、ボタン1つで決算業務が完了するシステムを作りあげる構想があります。その構想のゴールから考えると、今はまだ50%くらいの出来具合かなと思っています。

(株式会社サイバーエージェント 内部監査室 マネージャー 鹿倉 良太さん)

GoogleAnalytics上の数値データが自動でパワポ資料になる!

月5千円!GoogleAnalyticsのアクセス解析データを自動でパワポにするツール

GoogleAnalytics上の情報を自動でパワーポイント資料に落としこむ「KOBIT(コビット)」。ビヨンドパースペクティブソリューションズ株式会社では、KOBITの活用によってクライアントへの資料作成を効率化し、月20時間の工数削減ができているそうです。

KOBITは、Webサイト運営を改善するための課題の発見、および提案を自動で作成するツールです。サイトに設定しているGoogle Analyticsのアクセスデータから、ユーザー属性やコンバージョン率などのWebサイトのアクセス解析を行い、それを自動でレポートに落とし込んでくれます。

アウトプットの形式がパワポであることが非常に良いですね。出てきた資料に対して加筆修正したり、デザイン面でも微調整ができて、クライアントへ出す資料の一部として最適な形で使うことができるからです。

(ビヨンド・パースペクティブ・ソリューションズ株式会社 代表取締役 渡辺 正毅さん)

「人を待たせるのは良くない」動作速度を再優先し、選んだ技術は?

流行りではなく「原理」で選べ。動作速度は絶対善「MEDLEY」開発者の技術選定

オンライン病気事典サービス「MEDLEY(メドレー)」は、実はひとりの開発者によって作られています。ユーザーができるだけ早く情報にアクセスできるようにするべきという信念から、「MongoDB」「Phalcon PHP」「n-gram」を技術として選定したそうです。

「今流行っているから」「目新しいから」という理由で技術を選定するようなサービス開発はしません。いや、使いたいという好奇心はありますよ(笑)。でも何が一番大切かと言うと、サービス自体の「原理」です。

ユーザーにサービスをどう使って欲しいのか、というサービスの原理に立ち返って技術を選ぶべきです。

(株式会社メドレー 執行役員 MEDLEYプロダクトマネジャー 石井 大地さん)

誰でも使いやすいツールで、メールのカスタマーサポートを効率化

IT初心者でもすぐ使える!メール対応を効率化するカスタマーサポートツール

アプリダウンロード数が400万を超える日本最大級のフリマアプリ「フリル(fril.jp)」を運営する株式会Fablic。同アプリには、1日数百件を超えるユーザーからの問い合わせが寄せられるそうです。

その対応を効率化するために、ITに不慣れなメンバーも使いやすいメールグループウェア「メールワイズ」を導入。対応のスピードと質を向上し、顧客への対応フローの改善にまでつなげることに成功しました。

メールワイズを選んだ理由は主に2点です。ひとつ目は、IT初心者でも使いやすいUIになっていて、移行がしやすかったことです。カスタマーサポートのメンバーはITリテラシーが高い人ばかりではないので、使いやすさが一番の導入ポイントでした。

ふたつ目は、コスト面です。メールワイズのスタンダードコースは1アカウント月500円で利用できます。つい最近その他ツールも検討したのですが、求める用途に対して多機能すぎることと、コスト面でも高くなることから、メールワイズを使用し続けています。

(株式会社Fablic カスタマーサポートグループマネージャー 須賀 由希さん)

世界中の「データサイエンティスト」が賞金稼ぎ!

ビッグデータ分析を競い合え!世界中のデータサイエンティストが集う「Kaggle」

世界中から40万人を超えるデータサイエンティストがコンペ形式で競い合うコミュニティ「Kaggle(カグル)」を知っていますか?

Kaggleは企業とデータサイエンティストをつなぐプラットフォームで、Amazon、Facebook、Walmartといった名だたる企業がコンペ形式で課題を提示し、賞金の提供と引き換えに最も精度の高い分析モデルを得ています。また優秀なデータサイエンティストを採用する場としても活かされているそうです。

Kaggleは日本ではまだそこまでメジャーではないかと思うのですが、向こう(アメリカ)ではかなり流行っています。(中略)参加者のモチベーションとしては、まずはランキング、それから就活ですね。Kaggleで実績があると有利ですし、コンペで上位に入ると企業から直接声がかかることもあります。

私が個人で参加したコンペティションのひとつに、Walmartの売上予測がありました。結果的には上位25%くらいでしたが、Walmartのリクルーターから「うちに興味ないですか」って電話がかかってきたんですよ。こんな風に、企業側は採用にKaggleを活かしています。

(株式会社白ヤギコーポレーション データサイエンティスト 堅田 洋資)

今週(2016年1月25日〜)の配信予定記事

  • 「バズる記事はカネにならない。PVとか見るな!」とあるブロガーの考え方
  • 設立1年目で14名を採用した、「Wantedly」運用ノウハウ(前編)
  • いま話題のairClosetの裏側 感動体験を作るためのデータ活用法とは?

等、今週はインタビュー記事10本の配信を予定しています。ぜひご覧くださいませ。

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