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サーバー選定に困るサイト制作者必見!柔軟なサーバー構築の手助けに、「QuickGuard」

今回のソリューション:【QuickGuard/クイックガード】

〜サーバー構築コンサルティングサービス「QuickGuard」を活用し、最適なサーバーをより短期間でクライアントに提案可能になった、Webサイト制作会社の事例〜

インターネットの普及に伴い、自社でWebサイトを保有することが当たり前になり、その作成やリニューアルに携わる企業担当者は増加している。しかし、本来必要とされるサーバーやセキュリティの専門知識の普及は遅れがちだ。

デザイン会社の株式会社budoriは、クライアントの課題に対してイベント企画からWebサイトの作成、書籍の出版まで幅広く支援を行っている。同社でWebディレクターを務める納谷 陽平さんは、クライアントのWebサイトを構築する際に、最適なサーバーを選定することが難しいという悩みを抱えていた。

「セキュリティやトラフィックの問題など、サーバーの専門家ではないので提案にも限界があった」と話す同氏が活用したのが、サーバー構築からコンサルティングまでを行う「QuickGuard(クイックガード)」である。

それまで数日かかっていたサーバー選定が、今では電話1本で済むようになり、より本質的な業務に時間を割けるようになったという同氏に、その選定から活用までのお話を伺った。

インターネット黎明期からWebサイト制作に携わる

私は芸大でデザインを学んだ後、新卒で京都のWeb制作会社に就職しました。2000年当 時はインターネット黎明期で、今では大きく成長したIT企業がまだ創業まもない頃に同じ施設で働いていました。しばらくした後、家庭の事情もあって、東京に出てきて2010年に budoriに入社しました。

入社の動機は、制作実績から「世のために」という部分を強く感じたことです。弊社は2007年創業、社員10名のベンチャー企業ですが、クライアント様の課題を解決するために泥臭く支援を行っています。

例えば、クライアント様にとって、Webサイトよりも優れた解決策があるなら、印刷物の制作やイベントの支援まで行っています。この環境なら自分も幅広く勉強できそうだと思い、入社を決めました。現在は4名のチームのディレクターとして、クライアント様のWebサイト制作支援を行っています。

専門知識が必要とされるサーバーの構築に時間を取られていた

弊社はWebサイトの新規案件もリニューアルもお受けしていますが、いずれのケースでもクライアントのご担当者様が、技術的なことをご存じないことが多いです。

そこでサイトのデザインだけでなく、サイト規模やトラフィックを考えたサーバーの選定も行っています。CPIさんやロリポップ!さんのようなサービスから、最適なものを提案しています。

ただ、私自身もサーバーの専門家ではないんです。中小規模のサイトだと実績のあるレンタルサーバーでほぼ対応できるのですが、規模の大きいサイトの場合は、相談にスムーズに応じきれないときがあったんです。

例えば「独自SSLに対応するには」といったセキュリティ面のお話や、「アクセスが増えたときにどう対応したら良いか」といったトラフィックに関するご相談には専門的なご回答ができず、そのたびにサーバーの選定に困っていました。

レンタルサーバーの会社に相談に乗ってもらおうとしても、電話対応までしか受け付けていないところも多いんですよね。電話口で相談しても、「トラブルが起きても責任を持てないので、一番高いプランをお薦めします」と言われて必要以上に費用のかさむプランを提案されたこともあって。結局、情報収集に時間がかかり、サーバーを選ぶのに数日かかってしまうこともありました。

出合いはランサーズ QuickGuardを活用

そんなとき、クライアント様のサーバーである問題が発生しました。自分達の知識だけでは分からないような技術的な問題だったので、その問題に詳しい人をランサーズで募集してみたんです。

するととても詳しそうな人から応募があり、法人なので安心してお願いしてみたら非常に良い対応をしてくれました。その人が「QuickGuard」の営業担当の方だったんですね。

QuickGuardはスリーエム社が提供している、サーバーの構築、監視運用、コンサルティングサービスです。その案件がきっかけとなり、以降はずっとQuickGuardを活用しています。

QuickGuardのサービスの一番良いところは、こちらの要望を汲み取り、臨機応変にサーバーをカスタマイズしてしてくれるところですね

例えば「電子広告を出している間は、絶対にサーバーが落ちてはいけない」という決まりがあるとします。その場合は、通常だとメンテナンスに備えて2台サーバーを借りて、メンテナンス時に切り替えるということが必須になると思います。

それに対して、QuickGuardなら「メンテナンスがある月だけサーバーの数を増やして、トータルのランニングコストを抑える」という細かな調整をしてくれるので、コストと性能を最適化したサーバー環境を提供できるんです。

数日かかっていたサーバー選定が、電話1本で解決するように

QuickGuardを活用するようになってから、以前は数日かかっていたサーバー選定が、電話一本ですぐ相談できるようになりました。お客様との打ち合わせにも同席していただき、セキュリティのお悩みにも全て答えてくださるので、安心してお客様に提案ができるようになりましたね。

費用も高いという感覚は全然ないです。通常のレンタルサーバーですと、不安を解消しようとすると、数万円かかる高スペックなプランにするしかない、という場合があります。

QuickGuardであれば数千円のプランのサーバーに、数千円プラスすれば最適なチューニングをしてもらえます。少しお金をプラスして「安心」を買えると思えば全然安いですよね。

何でも相談でき、サーバーの専門化がいない組織におすすめ

今ではサーバー周りのことを毎日のように相談しています。自分たちにとってすごくハードルの高い、ドメインの移管とか独自SSLの取得や更新といったところも対応していただけるので非常にありがたいですね。

別途料金はかかるのですが、サイトの引っ越しについてもデータを送付したらお願いできます。担当の方が深くサーバーのことを理解しているので、今までほぼ何でも答えてもらっていますね。

QuickGuardは、リニューアルを機にサーバーの変更を考えている方々にお薦めです。セキュリティ強化やスピードの向上を考えているが、サーバーの選び方が分からないという方々に最適です。

また、私たちみたいにデザインが得意なWeb制作会社で、サーバー専門の方がいないとか、インフラ担当がいない組織は非常に助かると思います。今後は自社サービスのサーバー選定の際にも活用していければと思っています。(了)

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