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創業300年、中川政七商店のIT化!社内の名刺を共有する「CAMCARD」で作る顧客基盤

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〜麻織物の老舗企業「中川政七商店」が、クラウド名刺管理ツール「CAMCARD BUSINESS」を導入。タグ、メモなどの機能も活用した、名刺データベース構築の全貌を公開〜

1716年に麻織物メーカーとして創業した、株式会社中川政七商店。現在は「日本工芸を元気にする!」をビジョンに、幅広い生活雑貨を取り扱い、EC事業も展開している。

▼中川政七商店のショップ内の様子

中川政七商店のショップ内の様子

同社は、13代目社長の就任を皮切りに、新ブランドの立ち上げ、IT化などを推し進めている。

その一環として、クラウド名刺管理ツール「CAMCARD BUSINESS(キャムカードビジネス)」を導入し、名刺の一元管理に成功した。「スマホで写真を撮るだけで名刺が読み込める」ことで、内製の名刺管理ツールを使用していたときに比べ、登録される名刺の数は3倍に跳ね上がった。

今回は、CAMCARD BUSINESSの導入を推し進めた鈴木 周吾さんに、導入の背景から、「タグ」や「メモ」機能の活用法まで、詳しくお話を伺った。

創業300年の老舗「中川政七商店」がIT化に挑む!

私は2009年に新卒で入社しました。もともと日本の工芸に興味があったので、一般的な雑貨を扱っていながらも、工芸という軸を持っている、中川政七商店に魅了されました。

中川政七商店の鈴木 周吾さん

現在は情報システムと、政七商店BU(ブランドユニット)というブランディングの部署を兼務しています。主にマーチャンダイザーとして、製造数の調整や、店舗の売上分析などを行っていますね。

弊社は創業300年の、いわゆる老舗企業なのですが、ここ数年で大きな変革を遂げています。13代目である今の社長が、赤字続きだった「生活雑貨部門」の黒字化に成功したことを皮切りに、表参道ヒルズへの出店、新ブランドの立ち上げなど、目まぐるしい変化を遂げています。

その変化に対応するため、社内がどんどんIT化していきましたね。300年というと、ITとは程遠いイメージがあるかもしれませんが(笑)。人事、勤怠、給与、会計などのバックオフィス側については、ITツールを積極活用しています。最近では、タブレットのPOSレジも試験的に店舗に導入しています。

展示会を開催するも、顧客情報が無く告知ができない...

IT化の一環として、名刺管理ツールの「CAMCARD BUSINESS(キャムカードビジネス)」も導入しました。

弊社ではプッシュ型の営業は一切しておらず、展示会を開催して小売店さんをお招きする、プル型の営業をしています。展示会で新商品を発表し、そこで買い付けをしてもらいます。

そのため、展示会を開催しますという情報を、広く告知する必要があります。ただ、告知先の顧客情報を正しく管理する「データベース」が当時は無かったんです。

見込み客とのつながりが既にあるのかどうかという情報共有がまったくできていない状態で...。二重で連絡を取ってしまった、なんてことも多々ありました。

中川政七商店の鈴木 周吾さん

これは社内の情報整備をしっかりする必要があるな、と思い立ちまして。いろいろと議論を重ねた結果、名刺管理ツールの導入にたどり着いたんです。

「使われない」内製ツールを一新!CAMCARD BUSINESS

実は、以前から内製の名刺管理ツールはありました。ですが、それで管理していたのは、お金のやり取りが発生している方が中心でした。展示会に来てほしいような、見込み顧客の情報は入っていなかったんです。

加えて、名刺の情報は部署にいるパートの方が一つひとつ手入力していくので、かなり時間がかかっていました。手間がかかるので、依頼する方も遠慮しがちになるんです。

自社のネットワークの中でしかアクセスできない、という制限も問題でした。出先や自宅で確認できないので、結局手元で名刺を持っているのと一緒なんですよね(笑)

一応、ルール上では「持っている名刺は登録しなければいけない」と定められていましたが、そのような理由で、実際は全然登録されていませんでした。

CAMCARD BUSINESSの導入で、そういった問題も解消し、名刺の登録数は以前の3倍になりました

スマホで撮るだけ!名刺を共有し、二重連絡も解消

CAMCARDを使うと、個人のスマホで写真を撮るだけで、名刺が読み取れます。内製のツールでは、名刺を手入力することが一番のネックだったので、嘘みたいな快適さでしたね。

▼スマホで名刺を読み込む様子

スマホで名刺を読み込む様子

そして、社員からの反応で一番大きかったものが、Google Mapとの連携です。登録された名刺住所の欄をタップすると、自動でGoogle Mapが起動するという。当たり前のことかもしれませんが、リテラシーがあまり高くない社員が多いので、とても新鮮でした。

登録した名刺は、全社で共有しています。誰かが登録した名刺を、全員が見られる状態になっているので、社内の情報共有がかなりスムーズになりました。顧客に二重で連絡を取ってしまう、といったこともなくなりましたね。

「企業」「職種」をタグで管理。年賀状にも役に立つ?

CAMCARDに登録した名刺には、タグを付けることもできます。弊社では、企業性質と個人性質に分けて、タグ付けをしています。

企業性質は、弊社との関わりの強さ、取引額の多さなどで、ランキング形式でタグ付けしています。個人性質は、その人の位の高さや、職種などです。

職種についてはかなり細分化をしているので、合計60から70くらいのタグがあります。全体のタグ数は80くらいで、社員がそれぞれ好き勝手に付けられる状態です。

さらに、タグ付け機能は、年賀状の精査にも活用しています。年賀状って、送り先を整理しないと、雪だるま式に増えていきますよね。なので、年賀状を送るべき人に「キーマン」というタグを付け、管理しています。

「キーマン」タグをつけるかどうかは、担当者が個人で判断しています。まだ導入して数ヶ月なので、運用方針は定まっていないのですが、キーマンタグは年に1、2回更新をしていく予定です。

「みんなが自然と使い出す」商談メモも活用

CAMCARDのメモ機能も、「商談メモ」として活用しています。商談メモを書くことを強制はしていないのですが、データベースからメモを簡単に並び替えできる点が好評なようで、自然とみんな使い出すようになりました。

例えば相手がメーカーであれば、得意としている商材や、決済者は誰か、見積もりPDFの場所はどこかといったことを自由に書いています。

中川政七商店の鈴木 周吾さん

今は自由気ままに使ってもらっていますが、ある程度件数が溜まったら、見える化・制度化して、少しずつ体裁を整えていこうかと思っています。担当者の引き継ぎなども、メモ内で完結できたら素晴らしいですね。

CAMCARDの導入前と比べて、名刺の登録数は3倍に増えましたが、まだまだ潜在的な名刺データはあると思っています。今後も、啓蒙活動を続けていき、登録数をどんどん増やしていきたいです。(了)

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