- コラボレーター
- 加留部 有哉
動画マーケも簡単に?海外で人気の録画ツールOpentestは、レビューや情報共有にも有効
ビジネスの多くの場面で、動画によるコミュニケーションを活用している会社が増えています。遠隔での会議でSkypeやappear.inを利用して会議をしたり、マーケティングではサービスの紹介動画を利用した手法も流行しています。
今日ご紹介するのは、簡単にPCの画面録画ができ、インカメでの録画も同時にできるOpentestというツールです。Googleを始め、AirbnbやEverenoteが使っていると言われるこのツールは、Chromeのブラウザで使うことができ、サービスの使い方の説明や、社内での情報共有、遠隔でのレビューにうってつけだと言えます。
スクリーンとインカメの両方を同時に録画できるので、親近感を持ってもらい、話す人の熱量も伝えながら動画を撮影できるのが魅力ポイントです。実際に使ってみましょう。
▼スクリーンの画面とインカメを両方同時に撮影可能
まずは登録しましょう
Opentestを使うのは簡単です。TOPページに行くと、まず拡張機能をインストールするのを促されます。この拡張機能は録画ボタンの役割をしてくれるので、わざわざアプリやWebサイトに行く必要もなくすぐに録画を開始することができます。こういうちょっとした体験が便利なのもOpentestのいいところです。
▼Chrome拡張機能を入れる
拡張機能を入れたあとで、登録をする必要があります。Googleアカウントと連携する必要がありますので、Googleアカウントで登録しましょう。登録が終わりますと、チュートリアルが始まります。チュートリアルがとても丁寧で嬉しいですし、Opentestをどのように活用できるかイメージが湧きやすいのですが、残念ながら全て英語の動画でのチュートリアルです。そしてちょっと量も多い…
ここで使い方を一通りみていきましょう。
実際に撮影してみる
▼チュートリアルが始まる画面
録画はインストールした拡張機能から行います。ボタンをクリックすると、以下のように録画がスタンバイになります。放っておくと3秒で録画がスタートしますので、まだ録画したくない場合は、真ん中の「停止」ボタンを押してください。左下にあるのがインカメで映された映像です。基本的に自分が映ることになるかと思います。この映像は消すこともできますし、逆にインカメだけの映像を録画することもできます。位置も自分で動かせることができるので、最適な位置に置きましょう。
▼スタンバイの様子
▼位置も移動可能
この画面でできることは以下の通りです。
・録画する画面の選択(現在自分がいるタブ、他のスクリーン、インカメのみ)
・マイクの設定
・カメラの設定
・録画の停止、キャンセル
録画を始めるタイミングで、真ん中の録画開始ボタンを押せば、録画が始まります。
録画を終了したい時は、開始時と同じく拡張機能のボタンをクリックしてください。すぐに録画が終了します。
撮り終わった映像はURLで共有することもできますし、HPに埋め込むこともできます。ですので、HPの中で、あるボタンをクリックしたら動画が再生されるようにすることも可能です。動画の録画から、終了、共有まで素早く簡単にできるのはOpentestの優れているところでしょう。
MyVideoに撮影した動画は保存されます
撮影した映像は「MyVideo」に保存されます。映像の保存期間は通常ですと、24時間で消えてしまうのですが、Opentestを人にオススメすることにより、この設定は解除され、長く保存できるようになります。Dropboxと同じようなリファラルマーケティングですね。
▼録画した動画はMyVideoに保存されます。
Opentestが力を発揮するポイントは
Opentestが素晴らしい点は、簡単にスクリーンとインカメの映像を録画でき、HPに埋め込んだり、リンクで共有できることです。撮影した動画は、カスタマーサポートやチーム内のレビューや情報共有に活用することができます。
例えば、下記の動画はSELECKのサイトの説明動画です。顔も映されていることで、訴求効果も増すのではないでしょうか。(逆に下がったらどうしよう)
また、成果物をレビューをすることにも役立ちます。特に動画は蓄積されるものなので、レビューなどで使うと、1対1で終わってしまう経験が、全社員の共通資産となってうまく活用していくことができます。
部下が作った資料などを事前にもらい、修正点や必要な考えを動画で残しておくといいでしょう。新入社員向けに、会社の制度などの動画も作っておけば、新しい社員がジョインしたときも安心ですね。文章と合わせてリンクを記録しておけば、効率的な情報共有が可能になりそうです。
▼ワードに書いた記事をレビュー
また、もちろん、マーケティングでも威力を発揮します。HPやサービスページに埋め込むことで、動画を見た人を分析し、マーケティングオートメーションにも役立てることができるでしょう。
動画コミュニケーションをより活性化させるのがOpentest
動画コミュニケーションはあらゆる場面で今後さらに広がるでしょう。対面で話すことの力は残しつつも、パソコンのスクリーンも撮影できるOpentestを使って、チームや会社、クライアントとのコミュニケーションをさらに良いものにしていきましょう。