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日本発の検索AI「Felo」がすごい!スライドやマインドマップも作れる多機能さが売り
日本のAIスタートアップ企業Sparticle社が開発したAI検索エンジン「Felo(フェロ)」が、大きな話題を集めています。
Feloは、2024年のリリースからわずか1か月で世界中で15万人を超えるユーザーを獲得し、急速な成長を遂げています。検索AIとしてリサーチや情報の整理に優れているのはもちろん、スライド資料やマインドマップ、画像まで生成できてしまう多機能さが驚きです。
また、主要メンバーが日本人である、日本発のスタートアップ企業が開発しているということもあり、日本語に強い検索AIとしても今後は期待できそうな存在です。
今回は、この大注目のAI検索エンジンFeloについて、使い方や始め方、そのすごい機能までをまとめてご紹介していきます。
<目次>
- FeloはどんなAI検索エンジン? 開発会社は?
- 実際にFeloを使ってみよう!始め方、基本的な使い方を解説
- マインドマップもスライドも即完成!Feloのすごい機能をご紹介
- 無料版と有料版の違い、料金プランについて
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FeloはどんなAI検索エンジン? 開発会社は?
Feloは日本発の新しいAI検索エンジンです。Feloを開発したのは東京を拠点とするAIスタートアップ企業であるSparticle社で、2023年10月にプレシリーズAラウンドで約5億円の資金調達を行っています。
以前はAI検索エンジンといえば「Perplexity」や「Genspark」が代表的でしたが、それらを上回る性能を持っているのでは? と評判です。具体的には、以下のような特徴を持っています。
- 多言語対応:日本語で質問を入力するだけで、世界中の情報を参照した最適な回答が得られる
- SNSソースの活用:XやRedditなどのSNSからも情報を抽出でき、最新のトレンドや話題にも対応
- 全ネットワーク検索:複数の検索プラットフォームから情報を収集し、 単一の検索エンジンでは見つからない情報も提供する
- 高度なAI技術:GPT-4oやClaude 3.5などの最新の大規模言語モデル(LLM)を使用しており、高精度な検索結果を得られる
- 多機能:マインドマップや パワーポイントのスライド、画像の生成ができる。また検索テーマや文脈を指定して結果を絞り込むフォーカス機能など、無料版でもユニークな機能が充実している
実際にFeloを使ってみよう!始め方、基本的な使い方を解説
では、早速Feloを使っていきましょう。特別な機能を使わない、通常検索の使い方は非常に簡単で、以下の3ステップです。
- FeloのWebサイトにアクセス
- Googleアカウントでログイン もしくは新規会員登録する
- 検索したい情報を打ち込む
※Googleアカウントをお持ちでない方は、こちらから無料で作成いただけます。
今回は、
AI検索エンジンである「Perplexity」「Genspark」「Felo」の違いは? それぞれの強みと弱みも含めて教えてください。
と質問しました。その回答がこちらです(URLで検索結果のページを誰にでも共有できます)。
▼Feloの検索結果画面
使ってみた感想としては、以下の通りです。
- めちゃくちゃ速い。あっというまに検索結果が表示された
- 情報が整理されていてわかりやすい
- 59個ものソースが参照されており、他のAI検索エンジンと比較して多い
- 画面がシンプルで広告もないので読みやすい
- 関連情報(ソースの記事など)がたくさん表示されており深堀りしやすい
ちなみに、上記の質問のなかで、以下の通りFeloの弱みも教えてくれました。なるほどー!(笑)
- 知名度の低さ:他のAI検索エンジンに比べて知名度が低いため、利用者が少ない可能性があります
- 機能の複雑さ:多機能であるがゆえに、全ての機能を使いこなすには時間がかかる場合があります
実際、画面上にいろいろな機能(ボタン)が表示されており、どれを使おう? と少し迷う(一方でワクワクする)感じもあります。続いて、この機能面を解説していきます。
マインドマップもスライドも即完成!Feloのすごい機能をご紹介
Feloが秀逸な点のひとつは、その機能の多さです。以前であれば複数の生成AIを組み合わせて行っていた作業も、Feloだけで完結させることができます。ひとつずつご紹介していきます。
- フォーカス機能
- トピックコレクション機能
- プレゼンテーション作成機能
- マインドマップ機能
- 画像生成機能(Felo Chatを利用)
フォーカス機能
Feloの「フォーカス機能」は、ユーザーが質問の文脈やテーマを指定して検索できる機能です。通常のWeb検索に加えて、SNS検索、学術論文、特定のドキュメント等に検索範囲を絞り込むことができ、目的に合わせて検索結果をより精密に絞り込むことができます。
実際に、「AI検索エンジンについて教えてください」という質問を、「論文検索」で行った結果がこちらです。
▼「論文検索」にフォーカスした結果
参考文献には海外の論文が多く使われ、自然言語処理(NLP)などの専門用語について詳しく説明されています。
一方で、同じ質問を「SNS検索」で行った結果がこちらです。
▼「SNS検索」にフォーカスした結果
驚くほどアウトプットが変わりました。「主なAI検索エンジン」として紹介されているものも異なりますが、SNS上で話題になっているものが優先してピックアップされているようです。これは面白いですね。
▼論文検索で紹介された「主なAI検索エンジン」
- ChatGPT(OpenAIが開発)
- Google Bard(Googleの次世代言語モデルを使用した実験的な対話型AIサービス)
- YouChat(ChatGPTモデルを基にした検索エンジン)
- DOC Search(医療文献の検索に特化したAI検索エンジン)
▼SNS検索で紹介された「主なAI検索エンジン」
- Felo(本記事で紹介しているツール)
- Perplexity(前述)
- SearchGPT(OpenAIが開発したAI検索エンジンで、ChatGPTの技術がベース)
- Genspark(前述)
トピックコレクション機能
Feloの「トピック」機能を使うと、検索した情報を種類別にまとめたり、後で簡単に見返せるように整理できます。また、トピック内の情報についてさらに深堀りし、情報を増やすことができます。要は、検索結果のグルーピングですね。
▼検索結果の左上にある「トピックに追加」をクリックすると追加できる
▼トピックごとに情報を増やしたり、関連質問を行って深堀りできる
プレゼンテーション作成機能
これがけっこうすごいのですが、Feloでは検索結果をそのままパワーポイントの資料に自動で落としてくれます。実際にやってみましょう。
「プレゼンテーションを生成」というボタンを押して、テンプレートを選択するだけです。
▼検索結果の右上でにある「プレゼンテーションを生成」をクリック
テンプレートは豊富にあり、利用シーンに応じて最適なものを選択できます。
▼テンプレートは簡単にジャンルを絞り込める
あっという間にできました!すごいですね。
正直、AIプレゼンテーションツールのGammaなどと比較するとクオリティはまだまだではあるのですが、ここから自分で編集できますので、土台を制作してもらう…と考えると非常にありがたい機能です(無料なのがすごい)。
マインドマップ機能
続いてこれもすごいのですが、Feloではマインドマップもワンクリックで生成することができます。検索結果を視覚的に整理し、情報の関連性を直感的に理解できるようにしてくれるので、全体像を把握しやすくなります。
▼検索結果の一番下に、「マインドマップ」という表記があるのでクリックします
実際に、「AI検索エンジンである『Perplexity』『Genspark』『Felo』の違いは? それぞれの強みと弱みも含めて教えてください」という先ほどの質問の結果をマインドマップ化したものがこちらです(数十秒でできました)。
▼実際に生成されたマインドマップ
とってもわかりやすくなりましたね。情報量が多いときには本当に役立ちそうです。
画像生成機能(Felo Chatを利用)
さらにさらに、FeloではFelo ChatというAIチャットボットを使えば、画像生成まで行うことができます(無料ですよ? 正直バグってる…)
検索画面の下の方に、小さく「Felo Chat」というものが表示されているのでクリックします。
▼「Felo Chat」を選びます
▼Felo Chatで使えるさまざまな機能が表示されています
こちらもすごく多機能で驚きますね。今回は左上の「AI画像生成」を選び、「可愛い猫が、日本の庭の夕暮れにサンマを食べている様子」と打ち込みました。結果がこちらです。
かわいいですし、クオリティも高いですね(食べているものは謎ですが。。。葉っぱ?)。こちらはGPT-4oで生成されたものです。プロンプトを改善することで、より画像のクオリティを高めることができるはずです。
※画像生成AIにおけるプロンプト作成の参考になる記事はこちら:【裏技あり】Googleの画像生成AI「ImageFX」が最高!使い方・始め方を徹底解説
無料版と有料版の違い、料金プランについて
Feloは無料版と有料版(Felo Search Pro)の2つのプランを提供しています。それぞれのプランの違いと特徴について以下にまとめます。
無料版
- Felo Searchの基本的な検索機能:自然言語処理(NLP)を活用した検索や、複数の言語での検索が含まれる
- 多言語対応:言語の壁を越えて、世界中の情報にアクセスできる
- 広告なし:無料版でも広告が表示されないため、快適な検索体験が可能
- 多機能:マインドマップやスライド制作などを実行できる
有料版(Felo Search Pro)
- 高度な検索機能:有料版では、GPT-4o、OpenAI O1、Claude 3.5、Llama 3.1などの高度なAIモデルを利用した検索が可能
- プロフェッショナル検索:毎日100回のプロフェッショナル検索が可能で、より深い情報を提供
- 追加機能:リアルタイムAPIの利用や、モデル蒸留、プロンプトキャッシュなどの高度な機能が利用できます。これにより、音声対話や画像認識などの複雑なタスクもスムーズに行える
- 料金:月額$14.99
Feloに作成してもらった比較表がこちらです。
個人的には、無料版でも十分に高機能だと思いますので、まずは無料版を使い倒すのが良いのかなと思います。本記事でご紹介した機能は、すべて無料版で使用可能です。
その後、より専門的な検索や高度な機能を求めるユーザーは有料版を検討すると良いですね。
非常に多機能で、使っているだけで楽しいツールです。ぜひ、色々と触ってみてはいかがでしょうか。(了)