- コラボレーター
- 小石 智也
「誰でも」データアナリストになれる!?無料で使える、簡単データ分析ツール「databox」
このご時世、ビックデータを使って何かしたい!と思うことは多いのではないでしょうか。
しかしGoogle Data Studioや、Tableauといった高度なツールは使いこなせなかった…そんな経験も多いと思います。
今回はそんなエンジニア、アナリスト完全未経験でも、簡単かつ無料でデータを分析できる「databox」を紹介します。
databoxはTwitterやFacebook、Google Analyticsはもちろん、多くの有名なサービスと連携して、簡単に一枚のダッシュボードにまとめてくれるサービスです。
今回はたった数秒でできるデータの可視化から、ビジネスチャットSlackとの連携まで、その使い方を大紹介します。
必要なデータをはめ込むだけで、ダッシュボードが完成
使い方はとてもシンプルかつ明快です。「Create New Datawall」から新規作成ができます。
こちらの画面から、緑色の枠にデータをはめ込んでダッシュボードを編集していきます。まずは左上のタブ「Available Datablocks」をクリック。
クリックすると連携できるサービスが一覧で表示されます。今回はFacebookとTwitterを選びました。ただし連携する際には、サービスごとにAPI連携を許可する必要があります。
すると主要なデータが一覧になっているので、あとは表示したいデータをドラッグ&ドロップするだけです。
他にもGoogle Analyticsなど、連携したいサービスから必要なデータをそれぞれ選べます。もちろん、一度貼り付けたグラフのサイズ変更や、移動、削除も可能です。
グラフの色や設定は上のツールバーから、データの軸や、集計期間のような数字の設定は「MULTI-TAB CHART PROPERTIES」からできます。
今回はSELECKのアクセス数と、SNSでの反応をGoogle Analytics、Facebook、Twitterのデータを使って1つのダッシュボードにまとめました。これで毎回複数のサイトで数字を確認する必要がなくなりました。
なお完成したダッシュボードは、「Streaming settings」で表示されるリンクを使って他のユーザーと共有できます。
他にも編集をしてく中で、もっとマッチしたレイアウトに変えたいときは、「Templetes」からダッシュボードのテンプレートが選べます。
「見える化」するだけではない!目標と達成率も一目瞭然!
データもただ見える化するだけでなく、目標に対しての達成率も表示したいですよね。そんなときは「Data Manager」の「Goals」から目標数字を設定することができます。
「Set new goals」より指標にするサービスを選べます。今回はGoogle Analyticsでのユーザー数を目標にしてみました。
実際にダッシュボードの編集画面の「MAULT DATAPROPATIES」から「Goal」の機能をONにすると、このように達成率を表示できます。
スマホ対応で、いつでもどこでもデータをチェックできる
databoxは、他のデータ可視化ツールと比較してもスマートフォンに強いです。例えばスマホ専用にダッシュボードを設計できます。
スマホ版のアプリもありますので、いつでも、どこでもデータを見ることができます。
広告、カスタマーサポート、開発ツール…多様なサービスに対応
databoxは多種多様なサービスと連携できる点が魅力です。
SNSの他にもGoogle Adwordsや、Hubspot、Zendeskといった代表的なサービスに対応しています。一部の連携機能は有料ですが、ほとんどのサービスは無料で利用できます。
Webブラウザが不要に!?欲しいデータはSlackで呼び出す
Databoxの大きな特徴の1つはビジネスチャットSlackとの連携です。画面の「Add to Slack」から連携を始めます。
Slackと連携すると、専用のbot「@databox」が立ち上がります。実際に「help」と入力すると、何ができるのかコマンドを教えてくれます。
例えば「scorecard」と入力すると、ダッシュボードのデータをSlack上で表示をしてくれます。
この機能を使えば、連携をしているすべてのサービスのデータを、Slack上で確認できるので、活用の幅はまだまだ広がりそうですね。
GoogleアカウントからログインOK!
最後にはじめ方ですが、Googleアカウントからそのままログインができます。もちろんメールアドレスでの登録もできます。
ぜひ、databoxをきっかけにデータ分析の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。