• スターフェスティバル株式会社
  • WEB統括本部 マーケティング部
  • 佐藤 麻衣子

法人向けWEBマーケティングの始めの1歩!1人でも始められるメルマガ運用とは

今回のソリューション:【Benchmark Email/ベンチマークイーメール】

近年、顧客へのアプローチにWEBを活用することは、もはや当たり前のことになりつつある。とは言えBtoBの領域においては、まだまだアナログなマーケティングが中心になっているケースも意外に多い。

法人向けのお弁当宅配サービス「ごちクル」を運営するスターフェスティバル株式会社も、以前はテレアポなどの人力を使ったアプローチが主流であったそうだ。そんな同社はWEBの施策を取り入れるにあたり、まずは導入の障壁が比較的低いメールマーケティングをスタートした。

そこで活用したのが、リーズナブルな価格でメルマガを簡単に編集・配信・管理できる「Benchmark Email(ベンチマークイーメール)」だ。導入により、従来のマーケティング手法にかかっていたコストを削減し、サービスの収益を向上させることにも成功したという。

同ツールの導入から運用までを1人で担った佐藤 麻衣子さんに、その活用についてお伺いした。

#ガラケーの時代からWEBプロモーションに関わる

前職は、女性向けのコスメやアパレルのモバイル向けECサイトでマーケティング兼ディレクターとして働いていました。その後スマホにトレンドが移ってきたことや、ベンチャーで自分の力を試してみたいという想いもあって、2013年1月に弊社に入社しました。

現在は3名のマーケティング部でメルマガの配信、Facebookページの運営、SEMやWEB広告運用などWEBプロモーション全般を担当しています。

企業向けのお弁当を開発&販売 人力の営業からWEB施策へ

弊社は法人・団体様向けのお弁当宅配サービスのプラットフォームである「ごちクル」を運営しています。

一番大切にしているのは商品開発です。例えばお客様が行列しなくては入れないような飲食店などと契約し、一緒にお弁当のレシピを開発して販売するといったことを行っています。

▼お弁当宅配サービス「ごちクル」

1年ほど前までは、WEBマーケティングはSEO、SEMがメインで、その他の施策はあまり力を入れていませんでした。

人力による営業や、もしくはお弁当カタログという紙媒体によるDMアプローチなどを主な販促手段としていました。カタログの発行送付やコールセンター運営にコストがかかっていたこともあり、新しいWEB施策を始めることを検討し始めたんです。

そして最初は、最も導入がしやすいメールマーケティングを実施することにしました。

安くて使いやすく、セキュリティも安心のBenchmark Email

メールマーケティングを行うにあたり、いくつかのツールを検討した結果、Benchmark Emailを導入しました。メールマガジンの配信・管理などを行うことができるBenchmark Emailについては、WEBマーケティング関連のブログで紹介されていたことをきっかけに知りました。

▼メール配信・管理を行うことができる「Benchmark Email」

こちらに決めた理由としては主に3点あります。まず、費用が*リーズナブルだったことです。弊社としても新しい試みになるので、最初はあまりコストをかけられないと思っていました。

大企業向けのサービスの場合は導入だけでものすごく費用がかかることもあるのですが、Benchmark Emailは月1万円台のリーズナブルな価格で導入できて、無料トライアルも可能な点が良かったですね。

2点目はUIがとてもわかりやすかったことです。テンプレートが充実していてエディタ機能もあるので、画像とテキストを使ってメールのレイアウトを組む時にコーディングする必要もありません。

ドラッグ&ドロップで画像を貼り付けることができるなど操作は簡単ですし、デザイナーにコーディングを頼まなくても自分1人でメール作成ができるんですね。

そしてレスポンシブデザインに対応しているので、メールがスマホを含めたどんなデバイスでも綺麗に表示される点も魅力的でした。

そして最後が、セキュリティ面です。安いツールの場合にはそこが心配なんですよね。

でもBenchmark Emailの場合は、「送信先のメールアドレスをどこから入手してきたか」や「メール送信の許可をとっているか」など、使用を開始する時にセキュリティをむしろ厳密にチェックする仕組みになっています。メルマガ配信によって会社の信頼を損うわけにはいかないので、この点は重視していましたね。

メルマガ配信は1人で担当、コストを押さえて売上アップ!

お弁当のご注文は、かつては電話でのご注文がメインでしたが、今ではWEBでのご注文比率がぐんぐん伸びています。

メルマガをはじめとして、WEBサイトの検索機能やコンテンツも拡充改善し、コールセンターやカタログ作成にかかるコストの削減を押さえつつも、全体の売上げを伸ばすことができています。結果的に、収益の向上にも貢献しています。

メルマガを作る時には、当たり前のことですがお客様が何を読みたいかを考えて、コンテンツに反映させています。日々の試行錯誤が大切だと思いますね。

例えば、メルマガの開封率は時間帯によって10%近く違ってきます。そこで様々な曜日、時間帯にメールを送ってテストをしてみた結果、火曜と木曜の10時に送信するのが最も開封率が高いと分かったので、今ではそのどちらかに送信しています。

また、掲載する画像の大きさも試行錯誤を繰り返した結果、最適なサイズになるようにしています。

メルマガの内容は、時期に合わせて内容を出し分けています。例えば、3月には研修が増えるので2月の段階で大量注文が可能なご提案をメルマガでご案内するなど、過去にご注文してくださったお客様に弊社の商品を思い出してもらえるようにしています。

また、開封してもらうためにも件名はとても大切で、業務の中でも一番時間を割いて考えていますね。

BtoB領域ではメールはまだまだ主流!

BtoCだとメルマガという販促手法自体が古く見え、アプリに移行するという考えもありますよね。でも企業間ではまだメールでのコミュニケーションが主流なので、BtoBのプロモーションにメールを使うことは有効かと思います。

導入のリスクとコストは低いので、まだ実施されていない企業さんがいらしたら、まずやってみるのはアリかもしれません。Benchmark Emailを使えば1人でも始めることができるので、小規模な企業であっても挑戦できると思います。

弊社がメールマーケティングを始めたタイミングは、一般的には遅い方だと思います。ただその分、元々カタログや電話でリテンションを張っていたベースがあったので、メールでも成果は出やすかったというのはあります。

なので、今までアナログなマーケティングを行っていた企業でも、これからメールマーケティングを始めるメリットはあるかもしれません。

今後はマーケティングオートメーションのサービスも取り入れていきたいと考えています。1人ひとりのお客様にあったシナリオを作って、よりきめ細かなマーケティング活動につなげていきたいですね。

Benchmark Emailはその前段階として活用をしている感じです。今後もお客様に満足していただけるメールマガジンを配信することで、サービスの成長につなげることができれば、と思っています。(了)

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