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グローバル企業「コカ・コーラ」が活用するWebサービス5選! ARを活用した営業効率化や、SNSマーケツールを紹介

誰もが知っているグローバル企業「Coca cola(コカ・コーラ)」。同社の製品であるコカコーラは世界中に浸透しており、何億人もの消費者に愛されています。みなさんも一度は、飲んだことがあるのではないでしょうか? 暑い時期は、特に飲みたくなりますよね。

「Coca cola」は現在まで、画期的なプロモーションをいくつも生み出してきました。

最近ですと、「スマホ自販機」と専用スマホアプリ「Coke ON」を利用した、新しいデジタルマーケティングサービスを開始したり、少し前ですと、自分の名前が製品ラベルにプリントされた「Shake a Coke」というプロモーションが話題になりましたね

今回は、そんな「Coca cola」のセールス、マーケティングを支えているWebサービスをいくつか紹介していきたいと思います。

以前のUberの記事で紹介した、Sifteryを今回も活用しています。

セールスを拡張現実(AR)でサポートする「Augment」

Augmentは、iPadで利用するアプリであり、AR機能を用いてB2Bセールスのサポートをしてくれます

例えば、あるスペースにコカ・コーラの自動販売機を設置した様子を「リアル」に再現することが可能です。実物を置かずとも、設置された時のイメージを顧客に持ってもらうには最適なツールです。

(「Coca cola」の場合は、自動販売機のセールスの際に利用されているのかも…?)

自社のオウンドメディアに、SNSログイン機能をつけられる「Gigya」

Gigya」は、オウンドメディアをソーシャル化するサービスです。

Gigyaを使えば、自社メディアにソーシャルログイン(Facebook、Twitter、Google+など)を簡単に設置できます。このようなソーシャルログインが可能ですと、新規の登録率が90%向上するとのこと。

また、分析機能も兼ね備えており、どのコンテンツにどのSNSのアクションが発生しているかが把握できたり、独自指標から「インフルエンサー」となっているユーザーの特定も可能だったりと、かなり優秀です…!

最近の主要メディアの大半は、SNSログインを導入しています。メールアドレス・パスワードでの新規登録だと、情報を入力するのが結構手間ですし、打ち間違いのリスクもあります。もし、導入されていないのであれば、この機会に検討されてはいかがでしょうか。

▼Coca-Cola Parkの、実際のログイン画面

HTMLメールが簡単に作成できる!「Campaign Monitor」

Campaign Monitor」は、HTML形式のメールテンプレートを作成できるサービスです。HTMLメールは、テキストに色をつけたり、画像を差し込むことができるので、テキストメールよりリッチなのですが、その反面、作成するのに工数がかかってしまいます。

Campaign Monitorは、サイトの手順に従うだけで、簡単にメールテンプレートを作成できます。しかも、無料で利用できます…! また、メールクライアントごとの表示や、レスポンシブにも対応しているので、汎用性がかなり高いですね。

ドラッグ&ドロップで、画像や文字・図形などをテンプレートに追加できます。UIがデザインツールのSketchに似ているので、かなり直感的に操作できますね。簡易的なものであれば、30分以内に完成できそうです。

位置情報機能を使ったオーディエンス広告「Adnear」

最近は、位置情報機能(GPS)を活用したプロダクトが増えています。先月ローンチされた「ポケモンGO」もGPSを活用したアプリであり、いま自分がいる場所によって、出現するポケモンが異なることから、ポケモン目当てで小旅行に行く人が続出したとのこと(笑)。

Adnear」は、位置情報を活用したモバイル広告配信サービスです。ユーザーが広告表示のあるアプリを起動した際に、その広告を通してユーザーの位置情報を取得し、ジオフェンスキャンペーンを展開します。

具体的には「新宿駅のLUMINEから半径1km以内にいる人に広告配信をする」といった感じで、詳細な設定が可能です。また、独自のプロファイルにより、「10代女性」など、セグメントごとのターゲティングも可能とのこと。

また、Adnearは、基地局やWi-Fiのシグナル情報をマッピングして位置情報の判断材料にしているので、スマホのGPS機能をオフにしている人に対しても広告配信が可能です。(これは結構すごい…!)GPS機能は電池をかなり消耗してしまうので、デフォルトでオフにしている人も結構多いはず…。

インフルエンサー・マーケティング支援!「TapInfluence」

近年、ウェブ広告に対する消費者の「ブロック意識」が芽生えつつあります。iOS 9 で広告ブロック機能がデフォルトで導入されたりと、広告排除の動きが少しずつ大きくなってきています。

そんな中、広告に頼らない新たな手法として、最近注目されているのが「インフルエンサー・マーケティング」。YoutubeやInstagram、Snapchatが人気チャネルとなった今、その効果はかなり大きいようで、スタートアップ界隈のマーケターの間で話題沸騰中です。

TapInfluence」は、インフルエンサーをマーケティングに活用するサービスです。TapInfluenceを利用することで、サービスに登録している「インフルエンサー」と「企業」がつながりを持つことができ、リーチを増やすためのサポートをしてくれます

具体的には、自社コンテンツを、Facebookでシェアする、Twitterでリツイートする、Instagramで利用している姿をアップするなど、SNSを用いて、爆発的にコンテンツを拡散していきます。

コンテンツを投稿するインフルエンサーの、「フォロワー数」「獲得できたimp数」「設定されたCPE金額」などによって、発生する費用が異なってきます。(ちなみに、このおじさまに依頼した場合は、CPE=$1.24なので、1アクションごとに約124円となりますね…!)

残念ながら、日本向けにローカライズはされていませんが、日本では 株式会社クロスリング などが似たようなサービスを提供していますね。もし興味があれば、そちらも参考にしてみてください!

隠れているサービス・ツールはたくさんある!

今回は、「Coca cola」が使っている(であろう)サービスをいくつか紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

ユニークなサービスや便利なツールは、世の中にたくさんありますが、その多くはまだまだ隠れています。SELECKではこのような「隠れた知」を、今後も紹介していきますので、ぜひお楽しみに…!

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