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  • 加留部 有哉

時価総額6兆円「Uber」のマーケターが使うサービス7選!SNS運用からプッシュ通知まで

設立6年で急成長を遂げ、時価総額は6兆円とも言われるモンスター企業、Uber。会社の急成長を支えているのは、多くの優秀な人間に違いありません。しかし、その優秀な社員が使っているサービス・ツールとは、どんなものなのでしょうか?

今回は、企業が使っているWebサービスを登録するSifteryから、Uberが登録しているサービスの紹介をしていきます。

▼様々な企業が使っているサービスがわかるSiftery

リアルタイムに投票、結果の確認のできる「Mentimeter」

Mentimeterは簡単に質問を作ることができ、URLを共有することで、質問への回答や投票ができるサービスです。結果を綺麗にビジュアライズされた状態で見ることができるだけでなく、重複回答などを防ぐ機能が備わっています。

▼簡単に質問作成、回答、結果の閲覧が可能


弊社でもこのサービスを社内の月間MVPを投票するときに使っています。Uberはこれをどこで利用しているのでしょう?社内会議でしょうか、それともカンファレンス?聴衆とコミュニケーションを取れ、いいアイスブレイクにもなるので重要なプレゼンの中でも使われているかもしれません。

キャンペーンでやりたいことは全てこれで!「Rafflecopter」

▼Rafflecopter

Rafflecopterキャンペーンを簡単に行うことができるサービスです。例えば、ツイートしてくれた人にサンプルをあげたり、Facebookページでいいね!をしてくれた人から抽選して景品をあげることが簡単にできます。リファラルを起こしたいという人にはうってつけのサービスです。

ログインをして、キャンペーンや画像、応募できるトリガーを選択するだけでページを作ることができます。Uberでもよく乗車するためのポイントプレゼントをやっていましたね!おそらくですが、初期はRafflecopterを使いSNSで話題にしていくことで、グロースを成功させたのではないでしょうか。

▼画像やトリガーを選択して、簡単に作成!

▼キャンペーンページが簡単に作成できる

アナリティクスの全てをここで管理!「Segment」

企業のシステムがクラウドに移行しつつある中、今後アナリティクスで注目されるであろうツールがこのSegmentではないでしょうか。Segmentでは多くのクラウドサービスと繋げ、データを連携することで新しいデータを手に入れることができます。

例えば、メール配信サービスのSendgridとCRMのセールスフォースをつなげれば、メールキャンペーンからどれほどのリードや営業機会が生まれたのかを出すことができます。他にもカスタマーサポートツールであるZendeskと決済システムのStripeをつなげることで、カスタマーサポートのコストを算出することができます。

データをつなげることができるサービスは数知れず….

▼多くのクラウドサービスとAPIで連携

プッシュ通知を簡単にする「OneSignal」

OneSignalはプッシュ通知を簡単に実装してくれるサービスです。SELECKでもRoostについては取り上げましたが、RoostがWebアプリに力を入れているのに対して、OneSignalではアプリでのプッシュが中心になっています。

※Roostについて取り上げた記事はこちら

▼OneSignal

なんと全て無料の様子…
主にできることは以下の通り

  • 無制限のデバイス
  • 無制限のプッシュ通知
  • ローカライゼーション
  • 無制限のセグメント
  • スケジュール調整
  • リアルタイム分析
  • 全自動化
  • 全ての機能のAPI公開
  • A/Bテスト
  • データのエクスポート&インポート

▼管理画面

Uberのプッシュ通知もOneSignalを使って実装されているのでしょうか。

Popular Paysフォロワー数の多いinstagramのアカウントに、PRの投稿をお願いすることのできるサービスです。

お願いしたい投稿の内容、ハッシュタグなどを決めることができ、条件に合う登録しているインスタグラマーに依頼が届きます。
https://bitstar.tokyo/

▼予算や投稿の内容を決めるだけで条件に合うインスタグラマーに依頼ができる

SNSのインフルエンサーを使ったマーケティングはブランディングの観点からも注目されています。日本でもYoutuberとマッチングできるBitStarなどがありますね。Uberでもツイートやinstagramなどのハッシュタグでのプロモーションは随分力を入れているようです。

▼Uberのinstagramでのハッシュタグ

Twitter、instagram、Facebookのハッシュタグの分析は「KeyHole」

そのハッシュタグの分析に使われているのがKeyHoleのようです。

▼ハッシュタグの検索で使われているのがKeyHole

KeyHoleはリアルタイムでハッシュタグを分析することができ、誰がインフルエンサーになっているのか、関連語は何かなどを簡単に調べることができます。KeyHoleを使えば、インフルエンサーにPRしてもらうときに誰にどんな内容で頼めばいいのか検討がつきそうです。

ハッシュタグを入力するだけで簡単に調べることができますが、継続的に観察したりするのは課金が必要になります。

▼「#Uber」の検索結果

▼「#Uber」の検索結果:関連用語や実際のツイート、Kloutスコア

▼「#Uber」の検索結果:インフルエンサーや地域など

ソーシャルメディア分析なら「NUVI」

個人的にかなり気になっているのが、このNUVIというソーシャルメディア分析ツールです。アカウントも簡単に作らせてもらえないようで、ライブデモを受ける必要があります。とはいえ、とてもパワフルな予感。

▼NUVI

ホームページを見る限り、ハッシュタグやキーワードに対して誰がどのくらいの影響力を及ぼしたのかソーシャルマップのような形で観れるようです。

▼「モニター」機能

▼「分析」機能

ダッシュボードも近未来的で、いくつものSNSアカウントを横断して分析、モニタリングできるようです。アラートも飛ばせるので、ネガティブな反応が増えてしまったり、バズったときもすぐにわかります。ソーシャルメディアの運用を俯瞰しながら運用していくのに便利なツールのようですね。

ツールも活用次第。優れたツールで業務を改革しよう

今回はUberが使っている(「使っていた」かもしれませんが)サービスを7つとりあげさせていただきました。
クラウドサービスを利用することで、多くの課題解決ができ、業務を何倍にも改善してくれます。その事例をSELECKでは多く扱ってきました。新しいWebサービスがどんどん出てくる中、最新情報を手に入れて、勇気を持って実践してみることで、事業も成長させていくことができるでしょう。

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