舟迫 鈴さん
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2016年、BtoBにおける「動画マーケティング」は当たり前になる トレンドと事例5選を紹介

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Webの世界における「動画」の重要性は増すばかりです。Ciscoの調査レポートによると、2019年には世界中のインターネット・トラフィックの80%が動画になると予測されています。

動画

実際、動画市場の成長は目ざましく、2015年7月には、YouTubeが同サイトには1分間に約400時間分の動画が投稿されていると発表しました。また同年11月には、Facebookが1日あたり80億回のFacebookを通じた動画再生があると発表しています。

また日本国内でも、サイバーエージェントの調査レポートによると2015年、国内の動画広告市場は、前年対比 約160%の506億円に成長する見通しだそうです。

このような状況下で、BtoB領域のビジネスにおいても動画を使ったマーケティングへの取り組みが当たり前のものになりつつあります。そこで今回は、アメリカと日本でのトレンドや、成功事例を紹介します。

BtoBの世界でも、動画マーケティングは当たり前!?

実際、アメリカを中心にBtoBの領域でも動画が活用されるようになってきています。web video marketing councilの調査レポートによると、

  • BtoBサービスを展開する調査対象のうち、96%が何らかの動画マーケティングを実施している。
  • そのうち、73%がプラスの効果を得られたと回答している。
  • 83%は自社のWebサイトに動画コンテンツを掲載している
  • 50%はメールマーケティングにも動画を活用している。

では、実際にどのような動画を作成作成し、活用するべきなのか。アメリカと日本における成功事例から学んでいきましょう。

製品紹介からセミナー動画まで セールスフォースの動画の活用法

動画の活用法として、最もわかりやすいのは製品やサービスの紹介動画です。特にサービスの内容を文章だけでは伝えにくいクラウドサービスの場合、サービスの使い方がイメージしやすくなる動画は非常に有効です。

例えば営業管理プラットフォームである「Sales Cloud」などを展開するセールスフォースでは、初心者から上級者まで、多用なユーザーのレベルに合わせた「使い方」を動画で紹介しています。

▼再生回数9万回を超える、Sales Cloudのデモ動画

SalesCloud動画 ▶動画はこちら

▼ユーザーのレベルに応じて様々な活用法を紹介

SalesCloud動画 ▶動画はこちら

製品の全体像を短時間で把握できる動画だけでなく、応用的な活用法も紹介することで、顧客の獲得のみならず既存顧客のフォローアップも行っています。

20万人がチャンネル登録する、IntelのYouTube活用法

また、導体素子メーカーであるインテルの場合、同社のYouTube公式チャンネルには、なんと20万人がユーザー登録をしています。公式チャンネル内には様々な再生リストが設定されていて、プロダクトの紹介に限らず、Cloud ComputingやBig Dataの解説、「Carrer at Intel」といった採用目的のもの、などの多様なコンテンツが掲載されています。

中でも Jim Parsons and the Intel® Innovation Adventure | Intelに関しては、およそ2ヶ月間の間に再生回数が300万回を突破しています。

▼多様なコンテンツが充実する、インテルのYouTube公式チャンネル

インテルのYouTubeチャンネル

この動画は、Intelの第6世代のCore processorで実現できることを、俳優Jim Parsonsがコメディタッチで紹介する人気シリーズです。このように動画コンテンツもシリーズ化に成功すると、顧客との継続的な接点を生み出すことができますね。

日本でも動画を活用するBtoB企業が急増中 国内事例3選

日本でも、マーケティングに動画を活用するBtoB企業が増加しています。国内企業の事例を3つ、紹介します。

①ベンチマークジャパンの、メールマーケティングツールの紹介動画

メールマーケティングツール「Benchmark Email」を展開する株式会社ベンチマークジャパンでは、サービスページに製品の使い方動画を埋め込むことで、わかりやすくツールの使い方を解説しています。

また、同社では動画マーケティングツール「Wistia(ウィスティア)」を活用し、動画再生の時系列に応じた離脱率などをチェックすることでコンテンツの改善にもつなげています。

ベンチマーク ▶動画はこちら

Wistiaを使って視聴者の離脱ポイントを分析した結果、導入事例の紹介動画では1分ほどで大体の方が離脱してしまうことがわかりました。なので日本支社では動画をできるだけ短くするようにし、原則として1分以内、最長でも1分30秒以内には納めるように作成しています。

参考:その動画、本当に見てもらえてる? 離脱点まで分かる動画マーケティングツールとは

②サービス導入事例の動画を公開 ビズリーチのYouTube活用法

ハイクラス人材に特化した、国内最大級の会員制転職サイト「ビズリーチ」。同サービスのYouTube公式チャンネルには、導入企業のインタビュー動画が掲載されています。

ビズリーチ ▶動画はこちら

導入事例も文字だけではなく動画で掲載することで、より「リアルな」ユーザーの声を伝えるコンテンツになります。

③複雑な製品を動画でわかりやすく GEヘルスケア・ジャパンの動画活用

ヘルスケアサービスを提供するグローバルヘルスケアカンパニー、GEヘルスケア・ジャパン株式会社。同社では文章だけでは説明の難しい医療機器の差別化ポイントを、分かりやすく顧客に伝える動画を作成し、営業やマーケティングに活用しています。

同社が動画作成を依頼したのは、「解説を科学する」ドイツ発の動画作成サービス「simpleshow(シンプルショー)」。脳科学や心理学の観点に基いて動画制作を行うため、専門家以外にもわかりやすい動画を作成できたそうです。

GEヘルスケア・ジャパン動画

▶動画はこちら

解説動画を使うことで、特に産婦人科向けプレミアム超音波診断装置 のパイロットケースでは19件の引き合い情報を取得し、そこから4件の新しいSQL(Sales Qualified Lead:引き合い、案件のこと)が生まれました。この結果は全体平均率よりも高い結果となっています。

また、動画素材なので、メルマガのコンテンツや、Webポータルにおけるインバウンドマーケティングでの活用、展示会での説明サポート支援ツールとしてなど幅広い用途があります。セミナーで開演前に流すビデオとして活用することもできます。

参考:科学で「伝わる」動画を作る!デジタルマーケティングの成果を上げる「解説動画」とは

動画マーケティングを始めよう

このように、BtoB領域でも動画を活用する企業が増加しています。また動画の制作に関しても、様々なサービスの登場によってそのハードルが大きく下がっています。次回記事では、動画制作に役立つサービスやツールをまとめて紹介します。

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