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その動画、本当に見てもらえてる? 離脱点まで分かる動画マーケティングツールとは

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今回のソリューション:【Wistia/ウィスティア】

〜動画ホスティングサービス「Wistia」の活用により、効率的に動画のマーケティング効果を計測している事例〜

近年のWebマーケティングでは、動画の活用が盛んになりつつある。サイト訪問者が気軽にサービス内容を知ることができるというメリットから、米国では日本に先んじて、もはや当たり前のものとして動画マーケティングが取り入れられているそうだ。

ただ一方で、ある程度の金額や時間を投資して動画を作成するからには、しっかりとユーザーに刺さる質の高いものを作っていく必要がある。そのためには、作成した動画のマーケティング効果の分析が必要になるが、その測定は、どうすれば実施できるのだろうか。

株式会社ベンチマークジャパンは、メールマーケティングツール「Benchmark Email」を提供する米国発のグローバル企業だ。

同社は、動画マーケティングツール「Wistia(ウィスティア)」を活用し、動画再生の時系列に応じた離脱率などをチェックすることで動画コンテンツの改善につなげているという。

同社の日本支社のカントリーマネージャーを務める林 良亮さんにその使い方について詳しくお話を伺った。

▼動画マーケティングに役立つ「Wistia」とは?

Wistia

日本支社立ち上げを提案し、カントリーマネージャーに

私は新卒でCCCの子会社に入って、TSUTAYAの物流部門を2年間ほど携わり、その後は商品部で映像メーカーさんからの仕入れ及び店舗の販促を担当して合計で5年ほど勤務しました。当時は、ITとは全く関係ない部署で仕事をしていたんですよね。

その後、学生時代の留学経験で得た語学力を活かした業務に就きたいという気持ちから、アメリカの大学で1年間のビジネスプログラムを受講しました。その期間中に本社であるBenchmark Internet Groupと縁があり、現地オフィスで働き始めました。

アメリカで1年ほど働いていた間に、幸運なことにある駐日アメリカ大使館や国連機関に弊社の製品を導入していただきました。帰国した際にご挨拶にお伺いしたのですが、その時にやはり日本の文化はフェイストゥフェイスなんだ、と感じて。

そこで日本での支社立ち上げの必要性を強く感じ、社内に提案を行いました。結果として2012年に日本支社を立ち上げ、それ以来カントリーマネージャーとして勤務しています。

日本には5名のスタッフがおりますが、基本的にはデザインや開発、経理はアメリカ本社が行い、こちらではお客様のサポートに専念しています。

YouTubeを使った動画マーケティングを開始 しかし効果が見えない…

林 良亮さん

アメリカでは最近、動画を使ったマーケティング活動を行う企業が増加しています。本社でも、アニメーションを作ったりするのが好きなメンバーがデザインチームに多いこともあって、動画マーケティングを始めることになりました。最初は配信先としてYouTubeを使っていたのですが、運用する中で問題が2点ありました。

まず1点目は、視聴者が動画のどこまでを見て離脱したかが分からないので、コンテンツの改善につなげにくかったことです。そして2点目はYouTubeではコールトゥアクションのボタンが設置できないので、見終わった後にアクセスして欲しいページにすぐ誘導できなかったことです。

これらの課題を解決するため、2013年の半ばにアメリカで話題になっていた、動画マーケティングプラットフォームの「Wistia(ウィスティア)」を全社で導入しました。

Wistiaでユーザーの離脱ポイントが判明! 改善につながる

Wistiaは、動画マーケティングに役立つ、動画ホスティングと効果測定の機能を併せ持ったツールです。例えばサービスのランディングページに埋め込んだ動画に対して、ユーザーがどのようなアクションをとったかということが簡単に計測できるようになります。

作成した動画をWistiaに保存し、その動画のURLを表示するページのスクリプトに貼り付けるだけで操作は完了です。

対象とする動画が再生された回数だけでなく、どの時点まで視聴されたか、ということをアクセス元のIPアドレス毎に確認することが可能です。累計の閲覧者の何割がどの時点で離脱したか、といったことがグラフで表示されるので、非常にわかりやすいです。

グラフの途中の点をカーソルでなぞれば動画の該当するシーンが表示される作りになっていて、直感的に理解することが可能です。

▼動画に対する、閲覧者の動きを解析できる「Wistia」

また、最後まで動画を見てもらった人にはコールトゥアクションのボタンを表示できるので、動画からどれほどサービス紹介ページなどへの誘導につながったかも簡単に計測することができます。

▼動画を最後まで見てくれた人に、アクションを促すことができる

コールトゥアクション

さらに、弊社が使用しているLPページ作成ツール「unbounce(アンバウンス)」との相性も良く、米国本社のLPページ内に埋め込んでいる動画のソースコードをそのままコピーし、言語をローカライズして他の支社で使ったりすることもできます。

YouTubeと違って、Wistia上に動画の元データが保存されているので、こちらで字幕を追加するなどの処理もダイレクトに行うことができるんですよ。

▼動画のソースコードをコピペするだけで、埋め込みが完了

Wistia画面

▼動画に字幕をつけるなどの加工を加えることも可能

Wistia画面

※同社のLPページ作成ツール「unbounce」の活用記事はこちらです。

LPの作成、デザイン共有、A/Bテストまで実現 デザイナー不在でもできるLPOとは

紹介動画は1分以内に 動画の構成も検証可能

Wistiaを使って視聴者の離脱ポイントを分析した結果、導入事例の紹介動画では1分ほどで大体の方が離脱してしまうことがわかりました。なので日本支社では動画をできるだけ短くするようにし、原則として1分以内、最長でも1分30秒以内には納めるように作成しています。

Wistiaをオススメするのは、すでに動画を作っていて効果検証をしたい企業です。それなりにお金と時間を投資して動画を作るので、しっかり効果が出ているか分かるのが良いと思います。弊社では導入事例の紹介動画で使っていますが、商品説明などの動画にも親和性があると思います。

今後は動画の構成も変えながら、ユーザーの反応をたしかめてみたいと思っています。例えば動画の中で自己紹介を後にもってきて、先にメール配信についてのトレンドを話すようにしてみるなど、話す順番を色々と試して反応を見ていきたいですね。

また、コールトゥアクションのボタンの文言を変えることでCVRへの変化があるかも確認してみたいです。これからもWistiaを使い、効果的な動画マーケティングを行っていきたいです。(了)

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