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月間100件の業務をアウトソース!よりコアな業務へ集中するためのランサーズ活用術

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今回のソリューション:【ランサーズ】

近年盛り上がりを見せるクラウドソーシング市場。ただ、そのサービスの性質上、「個人で仕事を受注でき、自由に働ける」という受注側のメリットにフォーカスしがちだ。

「発注する側」である企業にとって、クラウドソーシングというサービスはどのように映っているのだろうか。

ソーシャルメディア・シェアリングサービスやインキュベーション事業を手がける株式会社ガイアックスは、クラウドソーシングサービス大手の「ランサーズ」を活用。その発注金額は月額で300万円を超えるという。

同社ではクラウドソーシングを徹底的に活用することで、デザインを始めとした制作費のコスト削減や、工数を削減して事業開発にフォーカス出来るようになるといった成果を上げている。同社で新規事業開発を進める甲府方 さな子さんに詳しいお話を伺った。

遠隔で作業するパートナーとして、クラウドソーシングを徹底活用

私は実は来年に入社予定の内定者で、大学2年生からガイアックスの子会社でインターンをしています。半年前に今の新規事業チームにジョインしました。

クロススタートアップという新規事業を生み出していく部署の中に7、8ほどのチームがあるのですが、その内の1つで「ArtLessons(アートレッスン)」という絵の描き方を動画で学べるサービスを作っています。

最初にインターンをしていた子会社で特徴的だと思ったのが、私がジョインする以前からクラウドソーシングを全社的に活用していた点です。

元々は国内向けサービスを海外展開するときに、海外のクラウドソーシングを活用して翻訳作業や代理店候補のアタックリスト作成などを発注していたことが始まりになります。

クラウドソーシングは、基本的にリモートでの作業になるのでいろいろと難しい点もあります。でもその子会社ではそもそも青森やフィリピン、シンガポールといった場所からリモートで働いている社員もいて。

インターン生も多かったので、出社時間もそれぞれバラバラでした。そういった環境だったので、クラウドソーシングが入っていても特に違和感はありませんでした。遠隔で作業するパートナーだと思えば同じですよね。

国内向けクラウドソーシングのランサーズを活用

今、弊社ではランサーズを活用して仕事を発注しています。国内にもいくつかクラウドソーシングサービスはありますが、ランサーズさんにはいつでも相談に乗ってくれる担当者の方を1人つけていただいており、会社対会社という形でお付き合いをしています。

以前、全社でクラウドソーシングについての研修を行ったのですが、その時にもサポートいただきました。

研修では、社内での活用事例を共有した後、実際にランサーズを使っての発注体験を実施しました。ランサーズでは仕事の発注形式がいくつかあります。

複数の人に同時に作業してもらうタスク方式、見積もりの募集から始まるプロジェクト形式、更にコンペ方式などがあるので、ひと通り実際に発注するところまでを体験してもらいました。

▼国内最大級のクラウドソーシングサービス「ランサーズ」

クラウドソーシングをうまく活用するためには、早い段階で発注を経験しておくことがポイントです。

失敗は早めに経験し、クラウドソーシング上での発注に慣れておく事が重要だと思います。その過程で、自分が信頼できる発注先をいくつか作っておくと安心ですね。

発注先を決めるときは、それまでの実績やその人のスキルを確認するのはもちろん、メッセージをやりとりした際の返信の速さも重視しています。

発注額は月300万円! スピード感を持つための柔軟な稟議制度も

弊社ではプロジェクト方式やコンペ方式の発注が多くなっています。実際にお願いする作業は、簡単なもので言うと広告の出向先のリストアップをする作業のようなものです。

他にもメディア系の事業では、ライターさんを複数人囲ってディレクションからお願いしているチームもあります。チャットツールにそのライターさんを全員招待してコミュニケーションをとり、誰かにフィードバックをしたら他の人にも行き渡るといった工夫もしています。

今では全社で合計して、発注額が月に300万円ほどの規模になっています。単価3万円で計算すると100件近い件数ですね。

私は週に2、3件程度発注しています。弊社の良い所が、5万円以下の支払いであれば、上長の承認がなくても発注できるところです。

少額でも稟議を通さないといけないとなるとスピード感が落ちてしまうので、この仕組みがあることでクラウドソーシングと弊社は相性が良いのかなと思います。

クオリティを維持してコストを削減し、事業のための時間を確保!

クラウドソーシングの明確なメリットは、コスト削減ができる事です。例えばデザインに関しては、今まで10万円で発注していたものが、クラウドソーシングを使うと3万円程度になることもあります。70%以上のコストダウンです。

品質の面で見ても、デザイン会社に在籍しつつ個人で受注している方も多いので、今まで法人に発注していたものと変わらないクオリティも出せます。

もちろん工数の削減にも効果はあり、自分の工数を半分くらい削減できた人もいます。

そしてその空いた時間で、お客さんのところに行く回数が増えて受注率が向上したり、新規施策を打つためのミーティングや思考の時間に当てることも可能になりました。

逆に、クラウドソーシングで失敗したこともあります。その時は動画の作成・編集を依頼したのですが、ディレクションのスキルがなく、途中で失敗してしまいました。

動画発注は初めての試みだったので、別のクラウドソーシングサービスも使い、2重に発注をかけていたので問題は起きなかったのですが。

このような失敗経験はもちろん、成功事例や変わった事例など、できるだけなんでも社内に共有し、課題や依頼の仕方といったノウハウを社内に蓄積しています。

無駄なく事業を作るために、今後も活用範囲を拡大していく

今はまだ、クラウドソーシングの活用は新規事業チームが中心なので、今後はバックオフィス、既存事業など、より全社にも広げていきたいです。経理を始め管理系の方には、まだまだ浸透しきれていないので。

あるチームでは雑務をお願いできる人をクラウドソーシングで見つけ、常に発注できる体制を作っていたりします。また、これからは海外のクラウドソーシングもフル活用していきたいです。

海外マーケットを狙うなら、海外のクラウドソーシングを活用して、現地の人に市場調査やマーケティングをお願いした方がいいですし、最近は時給300円程度で高いパフォーマンスを出してくれるような方もたくさんいるので。

また弊社で新規事業を作るときは、リーンスタートアップに則ってやっているのですが、リーンは成功するための手法ではなく、失敗した時のダメージを小さくするためのものなんですよね。

無駄なコストをかけないようにする手法なので、クラウドソーシングとリーンスタートアップは相性がいいのかもしれません。(了)

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