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メール不要!イラスト制作のやり取りを完結する「神ツール」 〜プロデューサー編〜

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今回のソリューション:【Save Point/セーブポイント】

グリーとポリゴンマジックの共同出資会社として立ち上がり、ソーシャルゲームの運営・開発を行うジープラ株式会社。同社が過去に抱えていた課題が、1体のキャラクターを外部の制作会社と共に完成させるまでに発生する、大量の画像データの受け渡しとそれに伴うコミュニケーションだ。

以前は主にEメールを利用していたが、最新のデータの所在が分からなくなったり、やり取りの煩雑化が避けられない状態だったという。

そこで現在、同社が活用しているのが、イラスト制作事業を展開する株式会社MUGENUPが2015年に新規リリースしたサービス「Save Point(セーブポイント)」だ。

現場での経験に基づいて開発されたツールだからこそ、イラスト制作における数々の課題を解決する「神ツール」なのだという。

イラスト制作に関わるやり取りが全て完結できる多機能さが特徴のSave Pointだが、今回はプロデューサー・ディレクター業務の側面に焦点を当てる。

同社でゲームの開発・進行管理の責任者を務める神志名 諒さんに、Save Pointの活用法をお伺いした。

アートディレクターから見たSave Pointの使い方のインタビュー記事 "メール不要!イラスト制作のやり取りを完結する「神ツール」 〜アートディレクター編〜" はこちらです

####▼イラスト制作がこれだけで完結できる「Save Point」とは…?

新卒でゲームの世界へ ソーシャルゲームの進行管理を担う

2007年に新卒でポリゴンマジックに入社しました。基本的にはずっとプロジェクトマネージャーのような立場で、主にゲーム開発の進行管理をしています。

開発のスケジュールを引き、その通りに進行しているか定期的に各所に確認し、遅れていれば手を打っていく、という立場ですね。

ゲームの場合は開発がスタートする時には未確定の部分も多くあるので、会議で決まったことを進めながら落とし込んでいって、最終的には大体、頑張ってなんとかする(笑)、という。

最初のうちはWiiの海外向けの製品などに関わっていましたが、後に時代の流れに従ってソーシャルゲームに移りました。ポリゴンマジック時代に最後に関わっていたのが「戦国キングダム」というゲームです。

2012年にジープラが立ち上がった時に戦国キングダムの運営をそのまま移したので、その流れで一緒に移籍をした形になります。2年ほどディレクターを担当した後、現在は、2015年の年明けから始まった新規ゲームのプロジェクトチームに在籍しています。

外部のパートナー企業とのグラフィックのやりとりが煩雑…

ポリゴンマジック時代からそうなのですが、弊社は基本的には内製比率が高い会社です。戦国キングダムの時には、カード用のイラストに関しても平均で8割ほど、月によっては10割内製していました。

ただ今回のプロジェクトに関しては、様々な外部パートナーの方を含めた座組で開発するという弊社としては珍しいコンセプトです。イラストだけではなく、シナリオや監修の部分でも外部パートナーの方々と協力しながら開発を行っています。全部で15、6社さんとお付き合いがありますね。

このように多数の会社さんとやり取りをする上で、もはや欠かせないのがプロジェクト管理ツールのSave Pointです。弊社では主に、外部のアートハウスさんとのグラフィックのやり取りと成果物の管理に使っています。

以前は、この部分に本当に苦労していたんですよね。戦国キングダムの初期は主にメールと外部のFTPサーバーを使い、その後はチャットツールを使ってみたり、試行錯誤していました。

「神ツール」Save Pointとの出会い

もともとSave Pointの運営会社であるMUGENUPさんには、戦国キングダムの時からイラスト制作をお願いしていました。

その中で、2014年の3月頃に「弊社とのデータのやり取りに使っていただけませんか?」とご提案いただいたのが、Save Pointの原型であるWork Stationでした。

当時はまだ、MUGENUPさんの社内用ツールだったんですよね。打ち合わせの場所で初めて見せていただいた時に「これはすごい!神ツールがキタ!」と思いましたね(笑)。

まず画期的だったのは、キャラクター毎に成果物をスレッド管理する仕組みです。それ以前には、MSプロジェクトやエクセルといったもので表を作成し、スケジュールや成果物を管理していました。

そんな中で、Save Pointは大きなサイズの画像をそのままアップできて、そこにコメントを添えることができて、しかもスレッド型でわかりやすく管理されている、「こんな、非の打ち所のないツールがあるのか!」って思いましたね。

####▼キャラクターや工程別に、成果物をスレッド形式で管理

当時はWork StationをMUGENUPさんとのやり取りに限って使わせていただいていました。でもその後、今の新規プロジェクトが始まった時に、イラスト制作で多くのアートハウスさんとお付き合いするのは間違いないので、お金を払ってでもMUGENUPさんのあのシステムを使いたいねという話になって。

そうしたら偶然そのタイミングで、Work Stationを原型にした外部の企業向けのサービスを開発する、というお話をMUGENUPさんから伺って、それなら是非使わせてほしいと。そこで、ほぼSave Pointがリリースしたその日から利用を開始したという経緯になります。

ゲームプロデューサーの業務を効率化する機能も満載!

グラフィックの細かいやり取りにはもちろん非常に便利なのですが、Save Pointには僕のような、プロデューサー・ディレクターの役割を持った人間にも役立つ機能も多くあります。

まず、Gmailの要領でイラストにオリジナルのラベルを付けることができるんです。ソーシャルゲームはキャラクター数も多いので、「いいな」と思うものがあってもなかなか全部覚えておくことは難しいんですよね。

そこで「これはいい!」と思ったものには「奇跡の1枚」というラベルを付けておくと。そうすると、例えば1年後に「奇跡の1枚」だけで絞り込むと、過去の良かった作品をだけを見て、また新しいキャラクター制作に活かすことができます。

####▼制作物毎に任意のラベルを付けることで、大量のデータも整理できる

また、ソーシャルゲームは月単位で新しいキャラクターが登場するので、運用を続けていくとあっという間にキャラクター数が数百になってきます。

そこで「2015年4月」のようなラベルをつけることで、それをキーにディレクトリを整理することも可能です。ラベルの内容は自由にカスタマイズできるので、上手く使いこなせばかなりしっかりデータが管理ができると思います。

「サムネイルビュー」で案件に関わる画像を一括でチェック!

僕のような立場ですと、アートディレクターのように細かい画像のチェックは必要なく、例えば「完成しているかどうか」といった状況が分かればいいわけなんです。

その部分でもSave Pointを使うと、サムネイルビューで画像を一覧表示できるので、パッと状況を把握することができます。

####▼「サムネイルビュー」を使うと画像を特定の条件で絞り込んだ一括表示が可能

また、グラフィックのクオリティチェックにもサムネイルビューを使っています。特にソーシャルゲームの場合はキャラクター数が多いので、きちんとゲームの世界観にあったキャラクターが作られているかどうかチェックするには、出来上がったものや進行中のものを並べて一度に見ていくのが早いんです。

メールでやり取りしていた時には、それがかなり面倒で。でも今はラベル機能とサムネイルビューを併せて使うことで、簡単に「お姉さんキャラだけ並べてみる」といったことができるようになりました。

現場から生まれたツールだからこそ、必要な機能が備わっている

Save Pointは、本当に他のコミュニケーションツール無しで、アートハウスさんとのやり取りが完結するような思想で作られているんです。まだ使いこなせていないのですが、案件掲示板という各社さんとメール感覚でやり取りする機能までついています。

全社さんに一括投稿も可能ですので、システムのアップデートなどを簡単にお知らせできます。

本当に現場を知っている人が作ったんだな、と思う機能がたくさんあるんですよね。このようなサービスをシステム会社さんが開発されると、どうしてもお金を払う側である僕達のようなディベロッパー側の利便性に偏りがちなんです。

でも、MUGENUPさんがアートハウスとしてご経験されてきたことが非常に活かされているので、実際の業務の進行をスムーズにするような仕組みがちゃんと出来ています。

####▼神志名さん(右)と、同チームでアートディレクターを務める磯貝 紀明さん(左)

Save Pointの投稿は編集や削除ができないんです。一度投稿したら絶対に消せない(笑)。「言った言わない問題」が後で起こらないように、敢えてそうしているんだと思うんですね。また、「見たよ」ボタンがあるんです。

デザインを納品されるアートハウスさん側からすると、僕達が納品物を見ているけれどフィードバックしていないのか、まだ見ていないのか、見分けがつかないんですよ。それを、こちらで時間がかかりそうだという時に一度「見たよ」を押してあげれば、状況を伝えることができてお互いに気持ちが良いんです。

きっとこういった機能も、全てMUGENUPさんのご経験から来ていると思います。やり取りがぐちゃぐちゃになったり、言った言わないでちょっと揉めてしまったり。

そういった現場の視点があるからこそ、我々のようなユーザーが欲しい機能を持ったツールになっているんだな、と感じています。本当にもう、我々にとってなくてはならないツールですね!(了)

アートディレクターから見たSave Pointの使い方のインタビュー記事 "メール不要!イラスト制作のやり取りを完結する「神ツール」 〜アートディレクター編〜" はこちらです

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