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700人以上が参加した、メルカリの「ミートアップ」運営術!自社のファンを増やす狙いとは

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今回のソリューション:【connpass/コンパス】

〜イベント支援サービス「connpass(コンパス)」の活用で、ミートアップイベントの効率化につなげている事例〜

採用活動は、候補者が応募をする前から始まっている。応募者の惹きつけや見極めといった採用上のテクニックもさることながら、それ以前に自社の魅力を広く世界に知ってもらうことが、優秀なメンバーを多く集めるためには重要だからだ。

そのための施策のひとつとして、オフィスツアーをはじめとしたリアルイベントの開催により、自社のファンを増やす試みを始める企業も増加している。

株式会社メルカリではそんな取り組みのひとつとして、テーマを設定した「ミートアップ」イベントを月に3回ほど実施していると言う。参加者を敢えて少人数に設定することでお互いの交流を促進したり、特定の領域に募集を絞ることで、満足度の高いイベントを運営しているそうだ。

その結果、取り組みを始めて10ヶ月でのべ700人以上がミートアップに参加し、メルカリのファンが増えただけでなく、参加者のつながりから採用に至ったケースもあったと言う。同社のHRグループで採用担当を務め、ミートアップの運営にも携わる石黒 卓弥さんに、詳しいお話を伺った。

▼メルカリの採用戦略についてお伺いした、他の記事はこちらです。

LinkedInをどう使う? 世界に通用する人材に出会う、メルカリの採用戦略とは

1ヶ月で40名の応募!メルカリに学ぶ、世界最大の求人検索サイト「Indeed」の使い方

メルカリファンを増やすため、ミートアップイベントを開催

メルカリでは月に3回ほど、ミートアップイベントを開催しています。メルカリという会社に興味を持ってもらい、ファンを増やしていくことが目的です。それぞれの回でエンジニア、マーケティング、カスタマーサポート、人事制度などのテーマを設定して開催しています。

半年や1年という長い期間をかけてファンになってもらうことを目指しているので、よくあるカッチリとした会社説明ではなく、お酒を飲みながらリラックスして会社のことを知ってもらうようなスタイルで運営しています。

弊社の社員は、現在250名ほどです。仮に社員全員がイベントをSNSでシェアし、1人あたり100名にそれが届くと仮定すると、約2.5万人もの人がメルカリを知ってくれる状態を作れますよね。

石黒 卓弥さん

さらにミートアップでつながった方にも広がることを考えると、より多くの数万〜数十万人の人に興味を持ってもらうことが出来るわけです。そのファンの輪をどんどん広げていくことを考えながら、ミートアップを開催しています。

イベントの募集にはエンジニアが集まるconnpassを活用

ミートアップイベントの参加者は、基本的に「connpass(コンパス)」を使って募集をしています。イベント管理のサービスは他にもありますが、よりエンジニアの方が多く登録されているという話を聞いて、connpassを活用し始めました。

▼connpassでの募集画面

connpass

登録するイベントの情報は簡単なMarkdown記法で書けるので、直感的に使えます。各テーマ毎にページを作るのですが、誰がつかっても使いやすいなと感じています。一度イベントに参加された方は、自動的にグループのメンバーとして記録されるので便利ですね。

募集を掲載したら、弊社では人事や経営陣に限らず、多くのメンバーがSNSなどでのシェアに協力しています。

重要なのは少人数で話せる環境と、狙った人を集めるノウハウ

弊社がミートアップイベントを開催する上で重要だと考えているのは、参加人数を多くても20名以下に限定することです。そうすると参加者同士で交流がしやすくなるんですよね。逆にそれ以上の人数になってしまうと、お互いの顔を見てコミュニケーションが取りづらくなってしまいます。

例えば、定員が70名のイベントを開催したとしても、一部の有名な会社の方とだけ名刺交換をして終わり、となってしまうという声もあります。

石黒 卓弥さん

各ミートアップで、テーマに沿ったカテゴリーの方にお越しいただけるように工夫しています。タイトル下のリード文に「今回はプロデューサー!」などの文言をいれてそのテーマに興味を持った方がエントリーしやすくしていますね。

また、エントリーの際にGoogleフォームを用いて、職種の属性や「当日メルカリのメンバーに聞きたいこと」などの入力をお願いし、その回への興味の度合いを確認するようにしています。ひと手間をお願いすることで、より「テーマに強い関心を持った方々」が集まり、来場者同士の話が弾みやすくなる仕掛けを意識しています。

ネット記事ではわからない、「生々しい話」も聞ける場所

例えば、2016年1月に開催したミートアップのうちのひとつでは、「サービス好きなプロデューサー&ディレクター」というテーマで、プロデューサーとディレクターの方に集まっていただきました。37名の応募がありましたが、定員が15名だったため、抽選の形をとらせていただきました。

参加者の中には、過去のミートアップに参加された方もいらっしゃいましたね。応募経路は主にconnpassが中心でしたが、中には知り合いでお声がけさせていただいた方もいらっしゃいました。

今回のタイムスケジュールとしては、19時の開場からしばらくは参加者同士でお酒を片手に雑談を楽しんでもらい、20分ほどたったタイミングで乾杯と共にイベントを開始しました。

▼ミートアップイベントの様子

メルカリ_ミートアップ

その後は「若手プロデューサーから見たメルカリのプロダクトチーム」というテーマで、弊社のプロダクトチームについての発表を20分ほどで行い、その後は1時間ほどフリータイムで歓談を楽しんでもらうという流れで運営しました。

過去参加された皆さんからも「楽しかった」「ネット記事では伝わりにくい、社内の雰囲気がよくわかった」「現場の生々しい話が聞けてよかった」「メルカリ好きな人と話するのはやっぱり楽しい」「良いネットワーキングの場になった」など、多くのコメントを頂戴しています。

▼メルカリのミートアップTシャツも!

メルカリ_ミートアップTシャツ

ファンの拡大が、結果的に採用につながったことも

毎週のように続けているイベントなので、テーマ設定にはそれほど時間はかけていません。例えば「カスタマーサポート」のように大きなテーマであれば、複数回開催しても、一度参加された方が何度来ていただいたとしても学びになるイベントにしています。

今まで約1年を通して30回近く開催し、のべ700名ほどの方にご参加いただきました。たくさんの方にファンになっていただいたことで、「ミートアップの時にお世話になった◯◯ですけど、うちの後輩のエンジニアがメルカリに興味が有るようなのですが、どうですか?」というお話もいただくようになりました。

ミートアップがきっかけで応募してもらい、実際に採用までつながった事例も出てきていますし、プロダクトや会社としての「メルカリ」へのファンを増やすためにも、試行錯誤を繰り返しながら今後もミートアップを続けていきたいと思っています。(了)

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