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心も身体も健康に!「業務時間に」全員が筋トレに取り組む、健康経営の実現法とは

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〜従業員の「健康」を本気で考える!業務時間内に加圧トレーニングに参加するという社内制度を作ることで、健康経営を実現した事例〜

不規則な睡眠、外食に偏りがちな食生活、長時間の勤務によるストレス...多忙な日々の中で、心身ともに健康を保つことは、現代社会に生きる私たちにとって重要なテーマである。

そこで、従業員の健康をサポートすべく、リモートワークや社食などの制度を導入する企業が増える中、「加圧トレーニングとヨガ」という変わった手法によって、健康経営に取り組んでいる企業がある。通信教育サービスを展開する、株式会社フォーサイトだ。

しかも、「全社員が勤務時間の中での参加する」という運用をすることで、形がい化しがちな運動促進の取り組みを定着させている。

今回は同社にて代表を務める山田 浩司さんに、取り組みに至った背景と、実践する上での工夫について、お話を伺った。

社員の健康のためにジム手当制度を導入するも、3日坊主に...

弊社は様々な資格取得を目指す方々にむけた、通信教育の事業を展開しております。社員で約40名、アルバイトを含めると約160名ほどで会社を運営しています。

まだ創業初期の頃の話なのですが、社員の健康診断の結果が思わしくなかったんですね。体調を崩して休んでしまう人も多く、なんとかできないかな、と感じていました。

そのためまずは、スポーツ手当という形で、全額を会社負担にして、社員にジムに通うことを推奨したんです。最初はみんな喜んでくれたのですが、2、3回行ったらその後が続かない...。

これではだめだなと思い、思い切って業務時間の中に組み込む形で、2013年11月頃〜から、当時約10名いた全従業員に加圧トレーニングに参加してもらう社内制度を作りました。

週1で、専属トレーナーによる加圧トレーニングを実施

具体的には、会社の徒歩圏内のジムにて、マンツーマン形式の週1回・1時間のトレーニングをしています。これは業務時間の中で行うため、時間帯が平日の日中になるんですね。

▼マンツーマン形式で本格的なトレーニングが実施される

ジム側としては、平日夜間や休日と比べて、予約が入りづらい時間帯になるので、費用面でも多少、相談させてもらうことができたんです。トレーナーの空き時間がなくなるので、ジム側としてもメリットがあるんですね。

社員がトレーニングをするコマをそれぞれで予約し、当日は着替えをもって出勤します。費用についても会社が大部分を負担していますし、シャワー室と洗濯機も、オフィス内に備え付けてあります。

最初はヘトヘトになるも、3ヶ月で成果を実感!

「スポーツ手当を出す」という会社は多いと思うのですが、弊社の場合、このように全員が参加する形で運用しているので、面接時には必ず、運動の好き嫌いを聞いています。当然、嫌いな方もいらっしゃるので、しっかりと説明していますね。

トレーニングを始めた社員は、最初は辛いと言うのですが、3ヶ月ほど経つと、みんな成果を実感し始めます。子どもがいる社員ですと、「子供が大きくなったはずなのに、以前よりラクに抱き上げられるようになった」なんて言っています(笑)。今では、みんなとても前向きに取り組んでいますね。

また、弊社はデスクワークが中心なのですが、姿勢が悪くなってしまうという悩みを持つ人も多いんです。そこで、それを矯正するようなメニューのトレーニングを受けている人もいます。そうすると日常の業務の能率が上がり、社員自身も気持ちよく働けるようになりますよね。

成果としては、単に体が鍛えられるだけでなく、体調不良で休む人の数も激減しましたね。当然、他の要因もあるかとは思うのですが、目に見えて、従業員の健康が促進されていると実感しています。

フィジカルだけではなく、メンタル面のケアも!「ヨガ」も社内制度に

加圧トレーニングで身体面での成果が出てきたので、今度は精神面で効果のあることをしようと考え、2013年から、ヨガも取り入れています。筋力がつくと、どうしても体が硬くなる傾向が出てくるので、それをほぐそうという目的もあります。

ヨガは1回あたり75分のコマで、社内で実施しています。ヨガスペースとして利用しているオフィスのひと部屋に、講師方をお呼びする形です。

▼オフィスの部屋を利用して、ヨガ教室を開催

こちらも最初は全員に参加してもらっていたのですが、ヨガの場合、人によって合う合わないがあるので、現在は希望者のみとしています。実際、私自身もそうなのですが、ヨガ特有の固まるポーズが、体質によって合わない人がいるんですね。

最終的に「健康になること」を目的にしているので、その手段については、人それぞれあっても良いと考えています。

また、こういった新しい制度を始めるときには、まずやってみた上で、社員にアンケートをとっています。その結果、効果が実感できれば本格的に運用していくというスタイルですね。

健康促進を目的に、複数のメニューをプログラム化していく

今年の3月からは、試験的に瞑想も取り入れていく予定です。Googleが実践して話題を呼んでいる、マインドフルネスというものですね。

人間の疲れには、体と脳の2種類があります。加圧トレーニングで筋力をつけることで、疲れにくい体を作ることはできるのですが、脳を休めるには瞑想が効果的だと考えています。

他にも、社員同士で料理をしたり、これはまだアイデアなのですがダンスをしたりと、通常の業務以外の取り組みをいろいろと試してみたいです。メニューをいくつか作って、それぞれが好きなものを選び、単位制のような形でプログラム化できればと思います。

仕事って1日中、集中力を継続するのは難しいですよね。そんな時に、業務時間の中で、トレーニングやヨガなどの全く違ったことに時間を使うことで、良いリフレッシュにもなります。

また、部活的な要素もあり、共有できる話題も増えるので、社内コミュニケーションの活性化にも効果があります。

かなり変わった取り組みだと思うのですが、業務時間の中に組み込み、費用面についても会社としてバックアップすることで、社員が健康に働くことのできる会社を作っていきたいですね。(了)

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