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- SELECK編集部
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【先週の人気記事まとめ】Web集客80倍、ソシャゲ運用術、管理業務もクラウド化、他【2015年1月11日〜】
【2015年1月11日〜17日 人気記事5選ダイジェスト】
- Web集客80倍!プッシュ型マーケを脱却した、自社メディア✕MAツールという戦略
- 1日90分に集中する大量アクセスを捌く!スマホゲームのレスポンス高速化の手法
- 外部サービスをブロックしていた企業が変わった!「駅すぱあと」28年の変遷
- 管理部門の業務も効率化する時代!面倒な労務手続きを自動化する「SmartHR」
- 定額29万円でアニメーション動画を制作!品質、納期も安心のクラウドソーシング
※記事の最後に、今週配信する予定の記事の予告があります!
テレアポなどのプッシュ型営業を脱却し、見込み客の獲得数が50倍に!
Web集客80倍!プッシュ型マーケを脱却した、自社メディア ✕ MAツールという戦略
ソウルドアウト株式会社では、自社メディア「LISKUL(リスクル)」や営業が個別で獲得したリードを、MAツール「HubSpot(ハブスポット)」で一元管理するといういわゆるマーケティング・オートメーションの体制を構築しています。
結果的に、ストレスフルだったテレアポ中心の営業から脱却。月間獲得リード数は50倍に、Web集客数は80倍に、さらに顧客単価も2倍になり、新規営業の効率化に成功したそうです。
日々のプッシュ型のマーケティングによって社内に精神的に疲労がたまり、また体制としても既存のお客様へのケアが十分にしにくくなっていました。そんな状況を打開するため、(中略)労働集約型からWebを活用したインバウンドに切り替えていこう、という動きがはじまりました。
以前は、営業を介さない問い合わせ数は月に3件ほどしかありませんでしたが、実際に2015年2月には100件という数値を達成。さらに直近で言うと、2015年12月には200件の問い合わせを獲得することができました。
(ソウルドアウト株式会社 WEBマーケティング本部 部長 葛谷 篤志さん)
累計420万DLのスマホゲーム運営は、レスポンス速度が命
1日90分に集中する大量アクセスをさばく!スマホゲームのレスポンス高速化の手法
累計420万ダウンロードを突破し、App Storeゲーム売上ランキングでは最高2位を記録した「戦国炎舞 -KIZNA-(文中では『戦国炎舞』)」を運用する株式会社サムザップ。
同社では、オープンソース「Redis」をオンメモリで活用するデータベースの構築や、パフォーマンスを重視した物理サーバーの活用、そして「Kibana」を使ったパフォーマンスの可視化など、多方面からレスポンス高速化の取り組みを行っています。
「戦国炎舞」の特徴としては、1日(中略)90分に、1日のリクエストの約半分が集中しているんですよ。この負荷問題をどうハンドリングするかということが課題で、ユーザーの拡大と共にデータベースやサーバーを作り変えて来ているという背景があります。
更新処理をMySQLですべて実行していると、どうしても遅くなってしまいます。Redisを完全オンメモリで割り切って使うことで、合戦中に不具合が起きても、他の部分はある意味影響を受けない。このようなルールで使うことで、運用負荷はだいぶ下げられているかなと思います。
(株式会社サムザップ エンジニアリーダー 小島 哲さん)
28年続くサービス「駅すぱあと」ターニングポイントはAWSの導入
外部サービスをブロックしていた企業が変わった!「駅すぱあと」28年の変遷
経路検索サービスのパイオニア「駅すぱあと」、その発売はなんと1988年のこと。その後時代の変遷に合わせてサービスの形を変えながら、28年間運用を続けてきました。
運営元である株式会社ヴァル研究所では、駅すぱあとが好調だった90年代後半以降、新しい技術を社内に取り入れる気運が低下してしまったそうです。ほぼすべての外部サービスをブロックしている状態にあった同社が変化したのは、「Amazon Web Service(AWS)」の導入によるサーバーのクラウド化でした。
弊社は、好調だった時期が長かったこともあって、新しいことを取り入れる感度が鈍っていた時代がありました。90年代後半から2000年代中ごろですね。それをどうにかしなくてはいけない、という気持ちがありました。
よく言われたのは「(AWS導入で)どれだけ安くなるの?」って。でもそうじゃない。お金のことだけじゃないわけですよ。クラウド化することで業務を効率化できるはずだ、という確信があったので、それをきちんと説明しました。
(株式会社ヴァル研究所 開発部 リーダー 見川 孝太さん)
※後編記事を本日(1月18日)12時に配信予定です。
スタートアップの労務・人事業務を効率化するクラウドサービスが登場
特にスタートアップなどの創業間もない企業で後回しになりがちな、健康保険や雇用保険といったいわゆる労務関連の手続き。その面倒な書類作成や申請を自動化するのが、クラウドサービス「SmartHR(スマートエイチアール)」です。
ビジネスSNS「Wantedly」を展開するウォンテッドリー株式会社では、SmartHRを人事データベースとしても活用することで、少人数でも会社としての仕組みをきちんと整えることに注力しています。
新しい人が入社するときに裏で何をしているかというと、各種の保険などの手続きのために同じ情報を何度も色々な書類に手書きしているんです。(中略)難しいことではないのですが、これって人が毎回手をかけてやることじゃないですよね。しかも件数をこなしても会社から評価されるわけでもないのに、記入を間違えると迷惑がかかってしまう。
SmartHRが素晴らしいのは、労務などの手続きについてもはや考えなくていいところです。手続きについて覚えておく必要はなく、SmartHRに登録されているToDoをすべてこなせばOK。
(ウォンテッドリー株式会社 コーポレートチーム 大谷 昌継さん)
クラウドソーシングを使い、コストを抑えて動画マーケティングを始める
定額29万円でアニメーション動画を制作!品質、納期も安心のクラウドソーシング
一般的にコストと時間がかかると思われがちな、動画制作。しかしマーケティング施策に動画を取り入れる企業の数は、増加の一途を辿っています。
エクスペリアンジャパン株式会社では、新製品の営業を効率化し、マーケティング施策にも活かすためにアニメーション動画専門のクラウドソーシングサービス「Crevo(クレボ)」を活用しました。
何よりリリース時期が迫っていたので、短納期で制作が可能なこと、限られたプロモーション予算の中でもクオリティを担保できることを条件に決めたのが動画・映像制作のクラウドソーシングサービス「Crevo」です。
(動画を制作したことで)初めてのCMS製品の営業もぐっとしやすくなりましたし、お客様のイメージ形成の助けになっていると思います。また、Webサイト上にも掲載したり、製品説明会の時にも冒頭に流したり。様々なシーンで活用できるので、非常に便利です。
(エクスペリアンジャパン株式会社 マーケティングアウトソーシング部 吉澤 和之さん)
今週の配信予定記事
- 年間で1万時間の業務時間を削減した、サイバーエージェントの取り組み
- スタートアップで、コストをかけずに優秀なインターン生を獲得する方法
- 世界中のデータサイエンティストが集まる「Kaggle」とは?
等、今週はインタビュー記事8本の配信を予定しています。ぜひご覧くださいませ。