• Tokyo Otaku Mode Inc.
  • CTO
  • 関根 雅史

共有された情報は「みんなで」進化させる Tokyo Otaku Mode流の情報共有とは

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今回のソリューション:【esa/エサ】

Tokyo Otaku Mode Inc.は、日本のオタク文化を国外向けに発信し、累計1,700万人以上もの「いいね」を集めるFacebookページやWebメディア、ECサイトなどを運営する会社だ。

今でこそ50人を超えるメンバーで表参道にオフィスを構えているが、プロジェクト開始時は、友人ら5~6人が集まり、本業のかたわらITツールを駆使してリモートワークで仕事を進めていたそうだ。

そのため、「良いITツールがあればまずは使ってみる」ということが習慣化され、今でもITツールの導入は現場から発信されるそうだ。

そんな同社で現場からじわじわと広がりを見せているのが、情報共有ツールの「esa(エサ)」だという。

共有された情報に編集権限はいらない。承認なしで気づいた人が情報を良くしていくべき」と言う同社CTOの関根 雅史さんと共同創業者の秋山 卓哉さんに、詳しいお話を聞いた。

プロジェクト参加のきっかけは、「引っ越しを手伝った」

関根 2011年にTokyo Otaku Modeのチームが、シリコンバレーのシードアクセラレーターである「500startups」が運営するインキュベーションプログラムに参加することになったのですが、ちょうどその頃チームへ合流しました。

当時は5~6人のメンバーが本業のかたわらで行っていて、エンジニアもいませんでした。

同社COOの安宅から昼ご飯に誘われて、500startupsのプログラムのためにシリコンバレーに行くから、エンジニアとして行きませんかと突然声をかけられたんです。

「ああいいですねー」と軽く言ったら、代表の亀井がちょうどその日に引っ越しをしていたので、手伝いながら話を聞くことになったんです。会うのは2回目でほぼ初対面なのに(笑)。会って、手伝って、話して、参加を決めてしまいました(笑)。

リモートで働くチームならでは ITツールでどんどん業務効率化

関根 当時は、全員が本業を抱えながらTokyo Otaku Modeの立ち上げを行っていたので、オフィスに集まることはなく、リモートで仕事をするワークスタイルでした。

またスタートアップでお金もなかったので、無料のツールを探してきてどんどん試して効率的にプロジェクトを進めることを意識していました

Google Appsやチャットツールを使ってやりとりをし、Skypeで会議するというのが基本的な働き方でしたが、現在もその延長で、良さそうなものはとにかく試して取り入れていこうという考えです。

スピーディーに「みんなで」情報をブラッシュアップしたい

関根 恐らく、情報共有ツールに困っている方は多いのではないでしょうか。弊社もいろいろ試してきました。

全社的にはGoogleドキュメントとスプレッドシートを使っていますが、GoogleドキュメントはWordと同じで、構造化した文章やドキュメントを残しづらいんです。

開発チームでは、GitHubのwiki、Redmine、Qiita:Teamを使ってみたりしましたが、いずれもチームにあまりマッチしませんでした。

まずGitHubのwikiは、文章の中をWeb上で検索できないので、検索しようと思ったらGitを取ってきてローカルに落とさないといけないんです。

そもそも「ローカルに落として自由にやってね」という思想だと思うので、いわゆる情報共有ツールとは用途が違いますよね。

####▼左:関根さん 右:秋山さん

次にRedmineは、一般的なマークダウンの文法と違うのであまり使いませんでした。

そしてQiita:Teamは、履歴管理がしっかりとしているのは良かったのですが、情報を編集したい時にすぐに書き換えができず、ドキュメント作成者に編集リクエストを送らなければならない点がネックでした。

情報を正確にコントロールできるという面はいいのですが、ドキュメント作成者にボールが集中し作業が増えるので、情報をブラッシュアップするスピードが犠牲になると感じていました。

このような課題があったので、スピーディーに、みんなで情報をブラッシュアップしていける使いやすいツールはないものか、と思っていたんですね。

書き込むハードルを極限まで下げるesa(エサ)との出会い

関根 そんな中、2014年の5月くらいに、開発チームのメンバーが「esa(エサ)」を見つけてきました。

esaは蓄積された情報を、誰でもすぐに編集できるんです。もちろん誰が編集したかは履歴として残ります

####▼「esa」画面イメージ

書き込むハードルを極限まで下げる設計思想が感じられ、誰かが残した情報に対して「ちょっとメモを残しておこう!」という気持ちにさせてくれるんです。

弊社はフラットなチームなので、情報に関しても「とにかくみんなで良くしていく」という文化があります。そのため、esaは弊社にピッタリの情報共有ツールだと思います。

開発チームでは新しいものを試すことに「ノー」と言わない雰囲気があるので、esaも現場の3人で使い始め、徐々に広がっていきました。

フラットな組織では情報はスピーディーに進化する

秋山 すぐに開発チームには広まり、そこから自然に他のチームにも広がっていきました。

弊社には全員が日報を書いてメールで共有する文化があったのですが、誰が広めるわけでもなくメールがesaにじわじわと置き換わっていきました。純粋に、使いやすかったのだと思います。

関根 esaは、弊社のようなフラットな組織に合う良い情報共有ツールだと思っています。

情報は一度共有したら終わりではなく、スピーディーに進化させることが重要だと思います。みんなで編集して情報の質を上げていくために、今後もesaを使い込んで行きたいと思います。(了)

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