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UI改善でサイト集客を上げる!Kaizen Platformという「社外リソース」の活用法

今回のソリューション:【Kaizen Platform/カイゼンプラットフォーム】

Kaizen Platform(カイゼンプラットフォーム)」は、WEBサイトやモバイルのUI改善をするA/Bテストを提供するツールと、グロースハッカーにオンライン上から改善提案を依頼できるシステムから成るWEBサービスである。その運営会社であるKAIZEN platform Inc.は2013年に米国で創業以降、グローバルに急成長を続けている。

そのKaizen Platformの導入によって、サイト集客を平均130〜150%改善させたのが、株式会社アトラエの井端 康さんだ。「ちくしょう 転職だ!」というキャッチコピーでお馴染みの転職サイトGreen(グリーン)のマーケティングを実質ひとりで担う井端さんに、その活用法を聞いた。

エンジニア見習いのインターンから、WEBマーケティング担当に

今入社4年目で、転職サイトGreenの集客を中心としたマーケティングを担当しています。入社前からエンジニア見習いとしてインターンをしていたんですが、入社後約半年でマーケティングを担うようになりました。今は、主に広告の運用やUIの改善など、サイト集客に係る作業はほぼひとりで行っています。

「ひとり」で作業をするのではリソースに限界がある

実質、サイト改善に関する作業をするのが僕ひとりなので、PDCAを回すリソースが限られているっていうのはずっと課題でした。何らかの方法でサイト運営に自分以外の知見を取り入れることができるなら取り入れたいと思っていて。そんな時に出会ったのが、Kaizen Platformです。リリース時から個人的に興味を持っていて、メールで問い合わせをしてみました。

手間をかけずにUI改善を実現する、Kaizen Platform

担当者の方とメールや電話でコミュニケーションを取りながら、オープンオファー形式でグロースハッカーにサイト改善案を依頼しました。依頼の際には要件と、オリジナルのランディングページを提示します。依頼をして3週間〜1ヶ月ほどで、十数案のアイデアが上がってきました。そのアイデアの中で実際にテストを行う案を選び、JavaScriptタグを挿入するだけでテストは始まるので作業は実質1日で終わります。

「社外ノウハウを取り込む」こと自体に意味がある

最初は出てきたアイデアを選別するのがちょっと難しかったです。あまりにも様々な方向性のアイデアが出てくるので、テストするものを選ぶのに選り好みしていた部分もあったと思いますね。でも、Kaizen Platformの担当者と話をしていく中で、自分達では出せないアイデアを試すことにこそ、Kaizen Platformを使う意味があると気付かされたんです。

それからは上がってきた案の中で本当にNGと判断したものだけを弾いてそれ以外はすべてテストするようにしています。実際に、思いもかけないアイデアが結果を出すこともありました。今までで最も改善した事例ではサイト集客が約160%改善したんですが、その案は社内的には微妙だと言っていた案だったんですよね。ただ一方で、そのような自分達の思考と離れた案の場合、採用後の更なる改善をしていくのが難しいという課題は感じていますが。

サイト集客130%〜150%という高実績の改善

▼「Kaizen Platform」画面イメージ

それから数ヶ月に一度のペースで合計4回ほどKaizen Platformを使いました。毎回ほぼ確実に改善があり、130%〜150%位は集客が改善しています。最終的にどのアイデアを採用するかは、今のところ9割数値、1割印象で決めていますね。僕の印象では、Kaizen Platformは端的に言うと「ランディングページを、社内リソースは最小限に抑えながら、最大限に改善するツール」だと思っています。

十分なサポートと対応にも満足

日常的にKaizen Platformの担当者に、サービスの改善リクエストがあれば伝えるようにしていまして、実際改善された点もあります。例えば元々アイデアを提供するグロースハッカーとはコミュニケーションがとれなかったんです。でも、そのデザインの意図を聞いてからテストしたいこともあったんですね。今はグロースハッカーとチャット等で直接コンタクトができるようになったそうです。後は担当者含めたグロースハッカーのサポート・メンバーが製品を深く理解しているなと感じています。

本質的には、結果より「変化」を提供するサービス

僕はこのサービスは本質的には「改善」を保証するサービスではないと感じています。Kaizen Platformは自分達からは生まれることのない、「変化」の振れ幅を提供するサービスで、そこで生まれた「変化」をブレストの場として捉えることが重要かなと。

それなので、利用する企業の文化によって合う・合わないが色濃く出ると思います。あくまでも上振れを保証することを求める企業には合わない面もあるかもしれないですね。

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