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NFTマーケットプレイスとは?3つの分類からおすすめ、NFTの購入方法まで徹底解説
「NFTマーケットプレイス」とは、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を活用したデジタルアセットを売買、交換できるオンラインプラットフォームです。
NFTマーケットプレイスではデジタルアートや音楽、映像、ゲームアイテム、アバター、さらには不動産の所有権といった様々なデジタルアセットが流通しており、それらを制作するクリエイターだけでなく、投資家やコレクターたちにも利用されています。
すでに楽天やLINEといった大手企業がNFT市場に参入している一方で、いまだに国内外で数多くのNFTマーケットプレイスが次々と誕生しています。最近では、AmazonがNFTマーケットプレイス「Amazon Digital Marketplace」を公開するのではないかと、SNS上で話題となりました。
また、最近ではクレジットカードや銀行振込に対応したNFTマーケットプレイスも出現し、これまで以上に手軽にNFTを楽しめる環境が整いつつあります。
そこで今回は、NFTマーケットプレイスの利用を検討されている初心者から、独自のマーケットプレイスを作りたいという上級者の方にまで、NFTマーケットプレイスの概念や種類、関連キーワード、おすすめのマーケットプレイスなどをまとめてお伝えします!ぜひご覧ください。
<目次>
- 「NFTマーケットプレイス」とは?
- NFTマーケットプレイスの3つの種類
- NFTマーケットプレイスに関わる4つのキーワードを解説!
- NFTマーケットプレイスでのNFT購入方法と注意点
- NFTマーケットプレイス利用時における、3つの注意点
- 国内外で人気のNFTマーケットプレイス6選
- 【番外編】国内のニッチなNFTマーケットプレイスをご紹介
- 【上級者向け】NFTマーケットプレイスを構築できるノーコードツール2つ
<編集部より>本記事に掲載している情報は、記事公開時点のものになります。Web3.0の世界は日々変化していますので、「DYOR(Do Your Own Research)」の前提で記事をご覧いただけますと幸いです。記事の内容についてご意見や修正のご提案がございましたらこちらまでお願いします。
「NFTマーケットプレイス」とは?
あらためて、「NFTマーケットプレイス」とは、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を活用したデジタルアセットを売買、交換できるオンラインプラットフォームです。
このNFTとは、ブロックチェーン上のデジタルデータにシリアルナンバーを付与することで、替えが効かない唯一無二のトークンであることを証明する技術のことを指します。
▼NFTについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください
【保存版】「NFT」とは?概念と歴史、活用方法、関連用語までわかりやすく徹底解説 – SELECK(セレック)
近年、NFTマーケットプレイスで扱われるコンテンツは急速に多様化しています。その中でも、以下は特に人気のあるカテゴリです。
- アート…NFT市場の中で最も成熟している。最近では壁画の所有権をNFT化するマーケットプレイスも誕生している。
- トレーディングカード…「NFTトレカ」と呼ばれることもあるほどカテゴリとして成立しており、スポーツ選手やアイドルなどのカードも売買されている。
- ファッション…ゲームやメタバース上で利用できるファッションはもちろん、フィジカルにおけるファッションと紐づいたNFTが販売されていることも。
- ゲームアイテム…ゲーム内のアバターに限らず土地なども売買されており、ゲーム上の空間で経済圏を形成している事例もある。
- 音楽…音楽データをNFT化することで著作権や所有権を担保できるのに加え、二次流通によってアーティストに収入が入る仕組みを構築することができる。
NFTマーケットプレイスでは、こうした様々な種類のNFTの購入や出品が、主にイーサリアム(ETH)やビットコイン(BTC)などの暗号資産を通じて行われます。最近ではクレジットカードや銀行振込などに対応したマーケットプレイスも増えており、より気軽にNFTの売買が行えるようになりました。
こうした決済手段の多様化により購入時の障壁が下がることで、NFTの存在がこれまで以上に身近なものになっていくことが期待されます。
NFTマーケットプレイスの3つの種類
NFT人気の高まりもあり、国内外で数多くのNFTマーケットプレイスが続々と誕生しています。今回は3つの種類に分類し、それぞれの特徴を解説します。
1)オープンなNFTマーケットプレイス
最も一般的で取引量の多いNFTマーケットプレイスです。オープンなマーケットプレイスでは誰もがNFTのミント・販売・購入が可能で、取り扱いジャンルも多岐にわたります。代表的なものは「OpenSea」「ImmutableX」「Magic Eden」 などです。
2)クローズドなNFTマーケットプレイス
出品が審査制であったり、マーケットプレイス側がNFTを発行したりするなど、独自性の高いNFTマーケットプレイスです。オープンなマーケットプレイスと比較すると参加へのハードルが高いものの、審査を通過したクリエイターしか出品できないため、品質の高いNFTアートが揃っているのが特徴です。
数量が少なく高額なため、希少性の高い作品を所有したいコレクターにおすすめです。主に「SuperRare」「Foundation」「KnownOrigin」などが該当します。
3)独自のNFTマーケットプレイス
運営する企業が持つ商標や著作権を活かしたNFTを販売するNFTマーケットプレイスです。音楽・画像・動画・ゲーム内資産などに特化したNFTマーケットプレイスを用意することで、ユーザーはより簡便にNFTを取引できます。ただし、独自のマーケットプレイスを維持するには、一定のユーザー規模が必要で初期の集客が難しいというデメリットがあります。
※参考:NFT Marketplace and 3 Types Of NFT Marketplace You Should Know – Rikkei Finance(Medium)
NFTマーケットプレイスを選ぶ際には、購入したいNFTコンテンツのジャンルや手数料の高さ、利用可能な暗号資産の種類、プラットフォームの信憑性(レビューや評価、出品時のプロセスなど)を考慮して選択することをおすすめします。
また、意外と忘れがちな点ですが、ご自身が利用しているウォレットとマーケットプレイスの互換性があるかどうかを事前に確認しておきましょう。
NFTマーケットプレイスに関わる4つのキーワードを解説!
NFTマーケットプレイスを利用していると、普段あまり聞きなれない言葉も登場するかもしれません。この章では、NFTマーケットプレイスを理解する上で重要な5つのワードを解説します。
1)「ガス代(手数料)」
ガス代とはNFTの売買時に発生する手数料を指し、ブロックチェーン上で取引などを行う際に発生します。支払いには暗号資産が用いられ、例えば、イーサリアムチェーンならイーサリアム、ソラナチェーンならSOLといったように、利用するブロックチェーンの基軸通貨が必要です。
また、ガス代は変動制であるため、取引が混雑していると高騰する傾向があります。もし、支払いに用いる暗号資産の価格が値上がりすれば、ガス代の価格も比例して上昇してしまう点に注意が必要です。
2)「二次流通(セカンダリーマーケット)」
二次流通とは所有者が物を手放し、それが中古品や転売品として他の人へ流通することを指す言葉です。セカンダリーマーケットとも呼ばれ、私たちの生活にも馴染みがある仕組みです。
ただし、NFTマーケットプレイスにおける二次流通は、一般的な市場と異なる特性があります。それは、二次流通の際にも著作権者に対して、販売手数料の一部などのロイヤリティが支払われる仕組みを構築できる点です。こうしたNFTマーケットプレイスならではの特性はアーティストやクリエイターにとってもメリットが大きく、二次流通をメインにしたNFTマーケットプレイスも数多く存在しています。
3)「オークション」
オークションとは、出品者が商品の情報や売却条件を公開して、最高価格を提示した人が落札できる競売方式です。これまでもインターネット上で日常的に行われてきたこの方式は、NFTマーケットプレイスにおいても活発に採用され、日々さまざまな商品が競売にかけられています。
過去には、アーティストのBeepleが自身のNFTアート作品「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」を、世界二大オークションハウスの一つであるクリスティーズに出品し、デジタルアート作品の過去最高取引額となる約78億円で落札され、NFTアートの認知度を一気に広める出来事となりました。
4)「ロイヤリティ」
NFTマーケットプレイスにおけるロイヤリティとは、NFTの二次流通が行われるたびに売上の一部が著作者の収益として還元される仕組みのことで、ブロックチェーン技術のスマートコントラクトを利用して実現されています。
例えば、ロイヤリティを5%に設定してNFTを販売し、1ETHの二次流通が成立した場合を考えてみます。該当のNFTを作成した著作者には、0.05ETHの収益がロイヤリティによって入ります。クリエイターにとっては継続的に収益源を確保できるなどメリットが大きく、ロイヤリティはNFTの注目すべき機能と言えます。
NFTマーケットプレイスでのNFT購入方法と注意点
続いて、NFTマーケットプレイスでのNFT購入方法と注意点について解説します。
まず、一般的なNFTマーケットプレイスを利用する流れは以下の通りです。
- 暗号資産取引所で口座開設し、購入する
- ウォレットを作成し、暗号資産を送金する
- NFTマーケットプレイスでアカウントを作り、ウォレットを接続して取引開始する
以下、それぞれを具体的に解説していきます。
1)暗号資産取引所で口座開設し、購入する
まずは、NFTの取引に必要な暗号資産を購入するために、口座を開設しましょう。そもそも暗号資産とは、インターネット上で自由にやりできる通貨のような機能を持つ電子データのことで、NFTマーケットプレイスでの取引には欠かせません。
イーサリアム(ETH)やビットコイン(BTC)などが暗号資産の代表例ではありますが、多くのNFTマーケットプレイスではイーサリアムが決算用の通貨として利用されているため、これからNFTを始めたい方はイーサリアムの所有が必須となるでしょう。
初めて口座を開設する方におすすめの暗号資産取引所として、「Coincheck」「bitFlyer」「DMM Bitcoin」などがあります。
2)ウォレットを作成し、暗号資産を送金する
「ウォレット」とは、暗号資産やNFT、そのほかのデジタル資産を保管する機能を備えた仮想的・概念的な場所のことです。ウォレットは「公開鍵」「秘密鍵」「シードフレーズ」の3つの要素で構成されており、それぞれを銀行で例えると、公開鍵は口座番号、秘密鍵はパスワードのようなものです。
ウォレットにも様々な種類がありますが、Web3の隆盛と共にWebブラウザで簡単に作成できるものが多く出現しています。初心者におすすめのウォレットとして、「MetaMask」「Phantom」「Trust Wallet」などが挙げられますが、それぞれ利用したいNFTマーケットプレイスに対応しているかどうかを確認し、準備しておきましょう。
▼ウォレットについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください
仮想通貨やNFTの取引に必要な「ウォレット」とは? 定義と分類、おすすめウォレット5選まで – SELECK(セレック)
3)NFTマーケットプレイスのアカウントを作成する
ここまで準備ができたら、自分が購入したいNFTが販売されているNFTマーケットプレイスを探し、早速アカウントを作成してみましょう。アカウントの作成方法はNFTマーケットプレイスによって異なりますが、以下の2ステップで完了するケースがほとんどです。
- ウォレットと接続する
- プロフィールを設定する
ウォレットの接続前に、ウォレットと開設した口座を紐付け、入金しておくことを忘れないようにしましょう。
NFTマーケットプレイス利用時における、3つの注意点
NFTマーケットプレイスを利用する際、いくつかの注意点もあります。知らなかった…と後悔しないためにも、注意すべき3つのポイントをお伝えします。
1)手数料が発生する場合がある
NFTマーケットプレイスでは、先ほどご紹介したガス代とは別に手数料が発生する場合があります。例えば、NFTを売買する際に、取引金額の一部が手数料としてプラットフォームに引き落とされることがあります。他にも、以下のようなタイミングで手数料が発生することがあります。
販売 / 出品 / 決済 / 振込 / 出庫 / 入庫
こうした手数料はプラットフォームによって設定金額が異なります。また、手数料が設定されていないケースもあるため、利用前に確認しておきましょう。
2)ハッキングやフィッシング詐欺に注意する
NFTマーケットプレイスを利用する際は、ハッキングやフィッシング詐欺に気をつけましょう。そもそも、ハッキングとは悪意のある者がパソコンなどの端末に不正アクセスする行為を指します。NFTマーケットプレイスでは高額な金額の商品をやり取りするケースも珍しくなく、ハッキングによる被害は軽視できません。
また、特定のNFTマーケットプレイスのWebサイトや信頼できる個人・企業などになりすまして、個人情報や暗号資産を盗み取るフィッシング詐欺も増加しているため、見知らぬ人から送られてきたURLに安易にウォレットを接続しないようにし、大切な資産を守るようにしてください。
3)利用するNFTマーケットプレイスの信頼性を確認する
NFTマーケットプレイスを選ぶ際には、まず運営元が信頼できる存在かどうかを確認してください。NFT自体、まだ歴史の浅い市場であり、かつ誰でも容易にNFTマーケットプレイスを作成できてしまうことから、なかには信頼性が担保されていないものも存在しています。
またNFTは、ブロックチェーン技術によってデジタルデータのユニーク性が保証できることが価値である一方で、著作権を侵害しているコンテンツや、盗作・偽物が出品されているケースもあります。目利きに自信がないという方は、NFTの出品に厳格な審査を設けているNFTマーケットプレイスを選ぶと安心でしょう。
国内外で人気のNFTマーケットプレイス6選
最後に、代表的なNFTマーケットプレイスを6つご紹介します。国内外で人気を集める各NFTマーケットプレイスの特徴について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
1. 【海外発】OpenSea
「OpenSea」は世界最大級のNFTマーケットプレイスです。OpenSeaでは、アートやゲームアイテム、音楽、トレーディングカードなど、さまざまな種類のNFTが取り扱われています。また、誰でもNFTをミント、販売でき、多くのユーザーからの支持を集めています。
さらに、複数のブロックチェーンに対応していることも魅力の一つで、現在はイーサリアムやポリゴン、ソラナなどが利用できます。なお、OpenSeaではすべての二次販売に対して、2.5%の手数料が徴収されます。
2. 【海外発】LooksRare
「LooksRare」は、OpenSeaに対抗して立ち上げられたNFTマーケットプレイスです。独自トークンである「LOOKS」を発行し、OpenSeaユーザーに無料配布することで急速にシェアを拡大しました。
LooksRareもオープンなマーケットプレイスで、あらゆるNFTが出品されています。「BAYC」「Azuki」「Moonbirds」など人気の高いNFTコレクションを取り扱っているのも特徴です。
3.【海外発】Foundation
「Foundation」は2021年に誕生したNFTマーケットプレイスです。元々は作品の出品や登録には招待制が採用されていましたが、現在は廃止されていて誰でも利用できます。アートを中心に品質の高い作品が数多く揃っているので、自分だけのお気に入りのクリエイターを見つけられるかもしれません。
また、FoundationではインスタグラムなどのSNSのようにクリエイターページを作成して作品を公開でき、アーティストとファンの間に新たな繋がりを創出できる仕組みが備わっているのが特徴です。なお、Foundationはブロックチェーンにイーサリアムが採用されており、一次および二次流通でのすべての売上に対して5%の手数料が発生します。
4.【海外発】Nifty Gateway
「Nifty Gateway」はアートやゲームアイテムに強みを持つ、世界で最も人気のあるNFTプラットフォームの一つです。世界的人気のブロックチェーンゲーム「CryptoKitties」などをはじめとした、人気ゲームのアセットを購入できます。
アーティストやクリエイター、ブランドとのパートナーシップを通じて、独自のNFTコレクションが制作されており、過去にはラッパーのエミネムや女優のパリス・ヒルトンなども出品しています。
Nifty Gatewayの注目すべき特徴は、数量限定のNFT作品を定期的に販売しており、希少価値の高い作品を入手できる点です。また、NFTアートの発展を目的として、定期的に開催されているオークションイベントも注目を集めています。
5.【国内発】CoincheckNFT
「CoincheckNFT」は日本国内で初めて立ち上げられたマーケットプレイスで、日本の暗号資産取引所であるCoincheckが提供しています。日本語に対応しており、かつ対応している暗号資産が豊富なため、初めてNFTの取引を行う方にもおすすめです。
高いガス代や複雑な取引といった課題に対応したオフチェーンのマーケットプレイスとなっており、Coincheckの口座を持っている人は誰でもNFTの売買、取引が可能、かつガス代無料で利用できます。さらに、ビットコインやイーサリアム以外にも、10種類以上の通貨で売買が可能です。
6.【国内発】SBINFT
「SBINFT Market」は大手金融会社のSBIグループが運営するNFTマーケットプレイスです。アートやゲーム、音楽からビデオまで幅広い作品が取り扱われており、イーサリアムとポリゴンといった通貨に加えて、クレジットカードも利用できます。審査に通過したクリエイターしかNFTを販売できない仕様で、ほかのNFTマーケットプレイスよりも信頼性が高いのも特徴です。
【番外編】国内のニッチなNFTマーケットプレイスをご紹介
1.日本アニメのセル画・原画の所有権をNFTで販売「楽座」
2021年夏にRAKUICHI株式会社によって設立されたNFTマーケットプレイス「楽座(RAKUZA MARKET PLACE)」は、NFT化された日本アニメのセル画・原画の所有権が取引されているマーケットプレイスです。
「セル画をアートに」というビジョンを掲げて、鑑定書や認定書のついた現物作品を適切に管理し、所有権をNFT化するだけでなく、制作技術を持つ企業の協力のもと、セル画の保存や修繕も行っているとのこと。法律上、現在は所有権のみの取り扱いですが、将来的には著作権者の理解のもとに発展していくことを目指しているそうです。
2.あらゆるものをチケットで取引ができる「TicketMe」
「TicketMe」は、2023年5月1日に正式リリースされた、あらゆる「モノ」や「権利」の先物が誰でも簡単に売り買いできる日本初のマケプレアプリです。
二次流通が発生する市場において、販売価格と実際に取引される際の価格が異なる点に着目し、あえて二次流通を有効活用することで「モノ」や「権利」の健全な流通を活性化させようという思いがあるとのこと。
具体的には、出品物の受け取り前や権利の確定前に、それらに紐づいたチケットを用いて自由に二次流通させることで、利益の一部を販売者に還元される仕組みが構築されています。Web3に関する知識やウォレットなどを必要とせず、初期コスト無料で誰もがNFTチケットを販売できるのも特徴です。
3.ストリートアートをNFT化し恒久的な価値を付与「TOTEMO」
デジタルアートをNFT化するトレンドに対し、ストリートアートをNFT化する動きが注目を集めています。ストリートアートは一時的な存在となりがちですが、NFT化することで恒久的な価値を持つ可能性があります。
その一環として、ストリートアートをNFT化することで新たな価値を生み出し、経済圏の確立と共に、クリエイターの活動領域の拡大を目指して立ち上げられたNFTマーケットプレイスが「TOTEMO」です。
日本のBAKIBAKI氏やKuua氏、海外のFalko Fantastic氏やTONA氏など、世界中のアーティストが参加しています。現在、マーケットプレイスは招待制が採用されており、招待されたユーザーは作品の購入権と3名の招待枠が与えられる仕組みです。
4.NFT化された著名人の落書きを購入できる「Doodle Punch!」
「Doodle Punch!(ドゥードゥルパンチ!)」は日本の著名人が描く落書きをNFTとして販売するマーケットで、2023年5月26日より販売が開始されます。
著名人によって書き下ろされた落書きが数量限定で販売され、NFTアートの他にも制作中の動画や作品の証明となる筆跡鑑定書の3点セットで提供されるとのこと。第1弾は漫画家の久住昌之氏やアーティストの木村カエラ氏、フリーアナウンサーの鷲見玲奈氏などの落書きNFTを購入できるそうです。
購入したNFTは、Web上で自分のコレクションとして鑑賞できるのはもちろん、印刷して自宅に飾ったりPCやスマホの待ち受け画面にしたり、Tシャツのデザインにするなど自由に利用を楽しめます。
【上級者向け】NFTマーケットプレイスを構築できるノーコードツール2つ
1.本格的なNFTやマーケットプレイスを簡単に作成できる「Thirdweb」
「Thirdweb」は、NFTやトークンの作成・発行、DAppsの開発、DAO構築などができるノーコードツールです。過去に、自由民主党がNFT「岸田トークン」を発行した際にも利用されています。
ERC721、ERC1155規格のトークンを売買できるマーケットプレイスを作成したり、NFTを活用したメンバーシップやサブスクプランなども設定可能です。ダッシュボードやアナリティクスといった分析機能、複数人での管理機能なども備え付けられて、多機能でありながら初心者が使いやすいUIなのも嬉しいポイント。
本格的なNFTマーケットプレイスを立ち上げたい!という方におすすめのツールです。
2.マーケティング機能が豊富!マーケットプレイスの作成ができる「NFTify」
「NFTify」は、たった数分で独自のNFTマーケットプレイスを作成できるツールです。収益の管理や、ロイヤリティの設定、ショップ利用者の手数料や支払い方法などの細かい設定が可能で、現時点で利用料は無料です。
また、数名のNFTクリエイターと契約を結んでプラットフォームを形成したい際に便利な機能として、メンバー管理機能や、NFTの売上の一部収益をもらう仕組みも構築できます。
ヘッダーを追加したり、色やタイポグラフィをカスタマイズしたり、ドメインを設定するなどして、ブランドを確立したマーケットプレイスを運営することも可能です。
▼こちらの記事では、NFT周辺のノーコードツールを12個ご紹介しています。ぜひご覧ください
【厳選12】誰でも簡単にNFT発行やDApps開発ができる!「Web3.0ノーコードツール」をご紹介 – SELECK(セレック)
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は、NFTマーケットプレイスの概要から使い方、おすすめのマーケットプレイスまでお伝えしました。
今後も、多くのNFTを活用したデジタルアセットが生まれてくると思います。詐欺などには十分注意しながら、ぜひお気に入りのNFTを集めてみてくださいね。
※本記事は情報提供を目的としており、投資を勧誘するものではございません。本記事に記載している情報は本サイトの見解によるもので、情報の真偽、各種ツールの安全性、暗号資産の正確性・信憑性などについては保証されておりません。ツールの使用や投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。