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【人気記事まとめ】GitHub、UX、LinkedIn、SlackからSEOまで。2015年SELECK総集編
SELECK編集長の舟迫です。暮れも押し迫って参りました。年内の投稿はこれが最後になります。
と、いうことで、2015年5月25日のリリースからこれまで公開した324記事のうち、反響の大きかった記事TOP10をご紹介したいと思います。基準には、PV、SNSシェアなどを合計した数値を使っています。
どの記事にも、すぐに業務に取り入れることができる情報が満載です。ぜひ年末年始にじっくりとお読みいただければと思います。
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【2015年 TOP記事10選ダイジェスト】
1.モノが悪いから売れない、とは言わせない 営業マンがGitHubを使うと組織が変わる
2.LinkedInをどう使う? 世界に通用する人材に出会う、メルカリの採用戦略とは
3.コードを公開しないリスクを考える時代 サイバーエージェント流・GitHub活用術
4.情報共有する奴が偉い!役割分担+日々発信のエンジニア文化が組織を強くする
5.Slackはもはやチャットツールではない! 外部連携、bot、IoTまで広がる活用法
6.検索キーワードこそ読者のニーズ! オウンドメディアでSEO対策をすべき理由
7.日本の採用が変わる! 企業と個人が繋がるダイレクトリクルーティングとは
8.UXデザインって、何?「人の世界を変える」インタラクションデザイン実現法
9.2,000人のタスクを一元管理!全員の業務負担を可視化する管理ツールとは
10.ITツール頼りはNG!オフラインのコミュニケーションがエンジニアチームを強化
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【第1位】
「モノが悪いから売れない」とは言わせない 営業マンがGitHubを使うと組織が変わる
▶営業とエンジニア、全員でプロダクトを良くする「GitHub」の使い方
M.T. Burn株式会社では、エンジニアだけではなく営業メンバーも含めて「GitHub」を活用しています。プロダクト改善のアイデア出しから実装、結果のフィードバックに至るまでの全ての過程を記録することで、「全員がプロダクトマネージャー」である組織を目指しているそうです。
そもそも改善アイデアを出すためには、全員が現状を理解していることが重要です。情報の非対称性がある中でアイデアを出し、結果出てくるアイデアがしょぼかったり、既に検討済のものだと無意味ですよね。
既にプロダクトができていて、改善フェーズに入っている組織ならどこでも弊社のような仕組みが実現できると思います。重要なのは、最初に情報の非対称性をなくすこと。そして目指す組織像に必要なメンバーの行動が、正当に評価される仕組みを作り上げることです。
(M.T. Burn株式会社 代表取締役 佐藤 裕介さん)
【第2位】
LinkedInをどう使う? 世界に通用する人材に出会う、メルカリの採用戦略とは
▶自社に「定着する」人材を効率的に採用するために、「LinkedIn」を活用
株式会社メルカリさんの採用は、自社媒体や社員紹介に代表されるリファラルリクルーティング、そして「LinkedIn(リンクトイン)」を使ったダイレクトリクルーティングが中心。その理由は、自社に対してエンゲージメントが高い人材を採用するためだそうです。
弊社のようなインターネットサービス企業においては、人と、カルチャーがすべてです。(中略)以前、いくつかの採用媒体やエージェントを使っていたこともありましたが、ほとんどやめてしまいました。
理由は単純で、ボタン1個やエージェントに背中を押されて応募してくる方は、基本的に弊社に対してのエンゲージメントが低いんです。結果的に99%以上に不採用メールを送っているような状況だったので、これはやめようと。
(株式会社メルカリ HRグループ 石黒 卓弥さん)
【第3位】
コードを「公開しないリスク」を考える時代 サイバーエージェント流・GitHub活用術
▶「GitHub」のオープンな活用で、エンジニアのコラボレーションを実現
株式会社サイバーエージェントのエンジニアリング文化の中心にあるのが、「GitHub」を活用したオープンなコラボレーション。同社ではプロダクトのソースコードは可能な限り全社公開すると同時に、 「スターインセンティブ制度」というリポジトリのスター数に応じたインセンティブを与える制度により、自身の書いたコードを社外へ公開することを推奨しています。
一部のエンジニアには「コード読めばわかるじゃん」という考えもあると思います。その気持ちも分かるのですが、会社からお金をもらってプロとして仕事をしている以上、「自分がいなくても回る」仕組みをきちんとドキュメント化して残していくことが本当に重要だと考えています。
いわゆるITベンチャーだけでなく、例えばソニーやディズニーなどの世界的大企業もGitHubに自社のOrganizationを作ってリポジトリを公開し始めています。この世界的な流れに乗らないのはもはや時代遅れで、その人達と戦う上で公開しない理由はもうあまりないと感じています。むしろコードを公開しないほうがリスクになる時代です。
(株式会社サイバーエージェント Ameba 統括本部 主森 理さん)
【第4位】
情報共有する奴が偉い!役割分担+日々発信のエンジニア文化が組織全体を強くする
▶営業組織にも情報共有を浸透させることに成功した「Qiita:Team」の使い方
営業は各メンバーがそれぞれ同じような仕事をしているため、情報を共有するモチベーションがなかなか生まれにくいのが現実。その課題を解決するため、M.T. Burn株式会社では「Qiita:Team」 を導入し、営業にもエンジニア文化を浸透させました。
「その人が共有しなければ、他の人にはわからない」という状態を作って、情報共有をしなければ皆のミッションが成り立たないようにしていきました。
今では本当に皆、毎日ひたすらQiita:Teamに書き込んでいて、「ドキュメンテーションしない奴はバカ」というような社内文化ができてきていると思います。
(M.T. Burn株式会社 代表取締役 佐藤 裕介さん)
【第5位】
Slackはもはやチャットツールではない! 外部連携、bot、IoTまで広がる活用法
▶業務効率を上げる、チャットツール「Slack」の多様な活用法
2015年、IT業界で大流行した「Slack」。本サービスSELECKを運営しているリレーションズ株式会社でも、全員でかなり使い倒しています。議事録の作成からカスタマーサポート、そして電化製品のリモコンまで、様々な使い方を紹介します。
Slackは本当に他のサービスとの連携がしやすいツールなので、「こんなのあったら便利だよね」という仕組みをエンジニアさん中心に日々どんどん作っています。
最近では非エンジニアもいろいろな活用をするようになっていて、例えばQiita:Teamに書いた日報や、毎日の会議室の予約状況、共有で使っているGoogleスプレッドシートの更新通知などがSlackに飛ぶようになっています。
(リレーションズ株式会社 ディレクター 福里 さや香さん)
【第6位】
検索キーワードこそ読者のニーズ! オウンドメディアでSEO対策をすべき理由
▶「読者のニーズそのもの」である検索キーワードをメディア運営に活かす
キーワードって、結局は読者の方の想いを反映しているんですよ。読者の方が頭の中で考えていることが、キーワードとして出てくるんだと思うんです。
キーワードを考えることで、「それを解決してあげるコンテンツを作ろう」って思いますよね。何なら「俺が新しいキーワードのデマンドを作ってやるぜ!」(笑)くらいの気概で挑戦してみてもいいと思います。
(エクスペディアホールディングス株式会社 SEOマネージャー 田中 樹里さん)
【第7位】
日本の採用が変わる! 企業と個人が繋がるダイレクトリクルーティングとは
▶日本ではまだまだ馴染みの薄い「ダイレクトリクルーティング」を解説
日本で「個」を掴むダイレクトリクルーティングを実行する上での課題は、日本でずっと仕事をしている人たちには社外の人と交流する機会がまずないことです。文化として、「そんな暇あったら仕事しろ!」みたいな(笑)。
一方で海外では、昔から「ミートアップ」という企業の枠を越えて人が交流するための機会も多く、個人が社外の情報を積極的に集めてくることも当たり前に行われてきました。
(リンクトイン・ジャパン株式会社 日本オフィス代表代行 杉本 隆一郎さん)
【第8位】
UXデザインって、何?「人の世界を変える」インタラクションデザイン実現法
▶映像編集ソフト「Adobe After Effects」をインタラクションデザインに活用
もともと静的なイメージのみで作っていたデザイナーも、After Effectsを活用することで「インタラクションをイメージする」ような志向性に変わっていきます。実際に弊社でも、今では以前より「どのようなインタラクションが正しいのか」という部分までより細かく議論がされるようになったと思います。
(株式会社サイバーエージェント モックテックラボ UX Designer 大塚 敏章)
【第9位】
2000人のタスクを一元管理! 全員の業務負担を可視化するプロジェクト管理ツール
▶2,000人の組織で「JIRA」を活用し、全員の抱えるタスクを可視化
ノウハウをメールに閉じ込めずに、チームメンバーに「全て見える化する」という習慣を社内に植え付けたいと考えました。(中略)JIRAを導入したことで属人的だった情報が可視化され、「誰に聞いたらいいのかわからない」といった状態はなくなりました。
(株式会社リクルートライフスタイル ネットビジネス本部 ディベロップメントデザインユニット 梶原 成親さん)
【第10位】
ITツール頼りはNG!オフラインのコミュニケーションがエンジニアチームを強くする
▶エンジニアのマネジメントにおけるオフラインコミュニケーションの重要性
もちろん、オンラインの仕組みを使うことで効率化できる部分にはチャットツール等を使っています。ただ、(中略)チーム開発の良さのひとつは、課題にぶつかった時に皆で解決することができるということです。その良さを最大限に活かすためには、そもそもチーム内の雰囲気が「話しやすい」状態になっていることが大前提だと考えていて、その雰囲気を作るためにはオフラインのコミュニケーションが必要不可欠です。
(株式会社ヒトメディア CTO Div. StartUP Team 佐々木 達也さん)
いかがでしたでしょうか。2016年もSELECKでは、ビジネスに使える知識・経験をどんどんお届けしていきます。皆様の課題解決ができる「ビジネスライブラリ」を目指してチーム一同がんばって参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
それでは、よいお年をお迎えくださいませ。