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  • 加留部 有哉

【2016年人気記事ベスト10】「決断させる伝え方」から「プロジェクト管理術」まで。2017年、仕事に活かせる記事が満載!

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。いつもSELECKをご愛読いただき、誠にありがとうございます。

今回は、2017年を迎えましたので、2016年に配信した約250記事のうち、反響の大きかった10記事をご紹介したいと思います。

2017年、あなたの働き方をより良くするためのヒントが満載です。ぜひ皆様ご一読くださいませ。

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【2016年 人気記事10選ダイジェスト】

1.孫正義も唸った!「論理」と「感情」を操り、人に意思決定させるフレームワーク

2.悪人の集団から「誰もが頼られる組織」へ。フリークアウトのマネジメント体制

3.「技術力評価会」など、VOYAGEのエンジニア評価制度の全貌

4.インバウンド受注「ゼロ」からの挑戦!Kaizen Platformのインバウンドマーケ

5.トレタのデザインプロセスに学ぶ、デザイナーの役割とは

6.150時間の工数削減!ミクシィ XFLAG スタジオの3Dアセット制作/進行管理

7.ビッグワードで上位表示を実現するSEO攻略法!カギは2種類の「網羅性」

8.Ingressユーザーに愛される、伊藤園のファン作りの秘訣

9.月間250万PV・1,500リードを獲得する、ferretのメディア運営

10.リファラル採用比率が「8割」に!エウレカの「全社で取り組む」採用戦略

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孫正義も唸った!「論理」と「感情」を操り、人に意思決定させるフレームワーク

 ▶営業、コンペ、交渉などで使える「相手に決断させる伝え方」


かつては孫正義氏のプレゼン資料作成を担当し、現在は有名企業のプレゼン講師、ベストセラー「社内プレゼンの資料作成術」の著者としてご活躍されている前田 鎌利さん。この記事では、営業や交渉などあらゆるビジネスシーンで応用できる「相手に決断させる伝え方」について、「論理」と「感情」のフレームワークでわかりやすく解説しています。

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ビジネスシーンで人に何かを伝える目的は「相手に意思決定をしてもらうこと」です。意思決定してもらうためには「あなたの課題を解決できますよ」と論理的に伝えることが重要。これは「課題、原因、解決策、効果」というフレームワークを使えばOKです。

ただし、ロジックだけ整ったストーリーを伝えても、相手からポジティブな反応を勝ち取ることはできません。意思決定をしてもらうためには、論理構成に「感情」を加えることが重要なんです。そのためのフレームワークは「共感、信頼、納得、決断」になります。

(一般社団法人 継未 代表理事 前田 鎌利さん)

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悪人の集団から「誰もが頼られる組織」へ。フリークアウトのマネジメント体制

 ▶変化の速いアドテク領域に合わせた「全員に専門領域を持たせる」組織創り


株式会社フリークアウトでは、かつて営業をマイクロマネジメントしており、メンバーの意識が「短期的な売り上げ」に向かっていました。そこで、同社のCOOである佐藤 裕介さんは、「全員に専門領域を持たせる」ことで、事業をドライブさせる組織創りに成功したのです。この記事では、同氏が行ったマネジメント法について、具体的にマネージャーがどうアクションしていくべきかや、リスクに対する対処法まで詳しく掲載しております。

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現在のマネジメント方針は、新卒入社も中途入社も同じで、「早期に自分の軸足を発見しよう」というものです。事業特性として注目したのは、広告技術やマーケティングテクノロジーの領域の、進化の速さですね。

自分のエクスパティーズ(専門分野)を作ってもらった上で、その目線から、顧客課題をプロダクト的に解決してもらうことを最重要視しています。

(株式会社フリークアウト COO 佐藤裕介さん)

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「技術力評価会」など、VOYAGEのエンジニア評価制度の全貌

 ▶VOYAGE GROUPの「評価者も育てる」エンジニア評価制度〜

株式会社VOYAGE GROUPでは、売り手市場が続くエンジニア採用で優秀な人材を採るため、6年の歳月をかけ、人が育つ「評価制度」を創り上げました。このインタビューでは、能力面を評価するための「技術力評価会」や「評価者の育成」など、同社の制度の全貌についてお伺いしました。

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能力面を評価する仕組みとして、現在、グレード1と2の人は、半年に1度「技術力評価会」を実施します。自分の半年間の仕事の中から、1つネタを選んで発表し、上のグレードの人が評価をします。

評価者を2人にしているのは、複数の目線から見るという目的もありますが、一番は「評価者」のためです。

この評価制度って、関わる人が多いぶん、評価者が「やりたくない」と言ったら、全く機能しなくなるんです。なので、評価者の負担を減らして、「良い評価者が育つ」環境を創るというのが、この制度の肝なんです。

(株式会社VOYAGE GROUP CTO 小賀 昌法さん)

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インバウンド受注「ゼロ」からの挑戦!Kaizen Platformのインバウンドマーケ

 ▶インバウンドマーケで成果を出すための「マルケト」活用術

マーケティングオートメーションツール「マルケト」の日本で最初のユーザーである宮下 毅さん。同氏はKaizen Platformに参画し、インバウンドからの受注がゼロだった状態から、マーケティングオートメーションの導入に成功しました。この記事は、デジタルマーケティングのインフラ構築から商談生成の仕組み化までのプロセスがわかる、大変革のリアルストーリーになっております。

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Webサイトのトラッキングは、できるだけ早く始めるべきです。Kaizen Platformではスコアリングのルールを決める前に、Webサイトでのトラッキングをスタートして、スコアリングのルールを決めたあとで、後日、バッチ処理でスコアを反映させました。

よく「マーケティングオートメーション導入では、カスタマージャーニーを固めることが必須」と言っている人がいますが、僕は大反対です。

フィクションを想像するよりも、早くWebトラッキングを始めて事実の収集を始めた方がいいと思います。

(Kaizen Platform, Inc. Marketer 宮下 毅さん)

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トレタのデザインプロセスに学ぶ、デザイナーの役割とは

 ▶デザイナーの「プロダクトマネージャー」としての役割

株式会社トレタでは、デザイナーをプロダクトマネージャーのような立ち位置に置き、「課題解決の設計」が役割であると定義しています。こちらは、プロダクトをより良くするためのデザインプロセスについて、GitHub、Trello、Sketch、Flintoなどの活用したツールも合わせて学べる記事となっております。

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デザインをかためていく過程は、GitHubのIssuesを使って運用しています。単純に完成したデザインを載せていくのではなく、なぜこうしようと考えたのか、どういう課題を解決しようと考えているのかを言語化して、決定に至るプロセスを見える化するように気をつけています。

具体的なデザインプロセスで言うと、まずはユーザーの欲求と課題をしっかりと定義します。その上で、作る目的、機能の名前、一言で言うとどんな機能なのか、ターゲットユーザーなどを明確にしています。

(株式会社トレタ CCO 最高クリエイティブ責任者 デザイナー 上ノ郷谷 太一さん)

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150時間の工数削減!ミクシィ XFLAG スタジオの3Dアセット制作/進行管理

 ▶アセット制作や進行管理を一元化し、工数削減に成功した「SHOTGUN」活用法

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SHOTGUNなら、工程が複雑な3DCG制作のパイプラインも問題なく管理できるんです。タスクの切り分けが非常に楽で、全体の進捗状況も、正確に把握できるようになりました。各ステップでのレビューと承認の機能も備えています。

また、工程だけでなく、キャラクターごとの外見やボイス、ファイルパスなどの情報も、一括で管理できます。あるキャラクターに紐づく情報だけに個別にアクセスできる上、「レア度5のキャラクターのみ表示」といったフィルター機能や、「レア度4の行のみ色付けする」といったExcelの条件付き書式のような機能も便利です。

(株式会社ミクシィ XFLAG スタジオ 下田 淳さん)

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ビッグワードで上位表示を実現するSEO攻略法!カギは2種類の「網羅性」

 ▶競合サイトがひしめくビッグワードで、上位を取るための方法論

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具体的な上位表示のためには、検索キーワードからユーザーの欲求を導き出した上で、それについて「網羅」的で、「深掘り」されたコンテンツを提供することが重要です。これは「対策するキーワード」の網羅性と、1つひとつの対策キーワードに含まれる「ユーザーの欲求」の網羅性という、ふたつの「網羅性」と言い換えることもできます。

「ビッグワード」そのものだけではなく、それに関連するキーワード群に対応するページ群を揃えることで初めて、「ビッグワード」本体でも上位が取れるんです。

(株式会社クヌギ 代表取締役 矢萩 浩之さん)

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Ingressユーザーに愛される、伊藤園のファン作りの秘訣

 ▶既存コミュニティで自社ファンを作るための、ユーザーに徹底的に向き合う姿勢

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ゲームに対する愛着を持ったユーザーと、そこから生まれる強いコミュニティ。集客力もあり、マナーを持った社会性のある人たちが集まる。そういった点が魅力的に映って、この人たちを喜ばせることができたら、何かが起こるかもしれないと、直感したんです。

そこで、2015年8月から自販機とのコラボレーションも始めました。コラボをする上では、「自分がIngressを好きになること」「世界観を絶対に壊さないこと」「Ingressのユーザーが喜ぶことを、第一に考えること」「Ingressをもっと広げていくこと」の4点に気をつけて、できるだけ企業色を出さないようにしました。

(株式会社伊藤園 マーケティング一部 大楽 泰督さん)

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月間250万PV・1,500リードを獲得する、ferretのメディア運営

 ▶オウンドメディアで成果を出すための、コンテンツの選び方と集客戦略

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ferretでは、最初はソーシャルを取りにいきました。私がソーシャルのコンサルをしていたこともあり、その領域では勝てる自信があったんです。Twitter、Facebookでいかに新規ユーザーに触れるか、ということがスタートでした。

僕たちは、ホワイトペーパーを会員化のためのコンテンツにしています。各記事ごとに、読んでいるユーザーの興味に合わせたホワイトペーパーを用意しています。そのおかげで、ferretでは会員化率が非常に高いんです。また、会員限定コンテンツを用意することも大きく寄与しています。

(株式会社ベーシック ferret編集長 飯髙 悠太さん)

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リファラル採用比率が「8割」に!エウレカの「全社で取り組む」採用戦略

 ▶リファラル採用を成功させるための、数値目標を徹底的に追う組織創り

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リファラル採用を成功させるためには、まず「採用は企業価値向上のための全社共通の課題」という認識をメンバー全員が共有しなければなりません。そのためにも、まずは「1人ひとりの社員全員が採用を頑張らないといけない」という話を、全社会議の場で発表しました。

「リファラル採用を始めても一過性のもので終わってしまう…」というお話を、よく聞きます。それは「なぜリファラル採用をするのか」ということを、社員にきちんと伝えられていないことに原因があるのではないかと考えています。組織の成長のために欠かせない共通課題として、採用を改めて認識してもらうことが重要ですね。

(株式会社エウレカ 採用・広報担当 庄田 一郎さん)

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