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【2023年総まとめ】スタートアップ、Web3、AIツール他。特に反響が大きかった人気記事15選!
昨年はSELECKをご愛読いただきまして、本当にありがとうございました。
2024年もSELECK編集部一同、読者の皆さまに役立つ情報を発信してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします!
さて今回は、2023年に公開させていただいた数多くの記事の中から、読者の皆さまから特に反響の大きかったものをピックアップし、合計15記事をご紹介させていただきます。
▼今回ピックアップしたキーワードはこちら▼
- マーケティング
- 組織づくり
- 開発組織の取り組み
- スタートアップの資金調達
- ダイバーシティ(DE&I)
- コミュニティ運営用ツール
- AIツール
中にはWeb2とWeb3双方の取り組みが含まれるキーワードもありますので、本記事で2023年の全体的なトレンドや先進的な情報を掴んでいただけるかと思います。ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
キーワード① マーケティング
「マーケティング」に関してまずご紹介するのは、累計126.6億円(2023年1月時点)の資金調達を実現し、海外向けの広報PR活動を開始して1ヶ月で、米国Forbesなど計460媒体以上での露出を獲得したテラドローン社です。
この取り組みの際、海外メディアへのアプローチはSNSからのDMがメインだったといいます。本記事では、具体的な設計内容や実際にどのような文面のDMを送ったのかまで、余すことなく公開いただきました!
累計126.6億円調達のテラドローン。1ヶ月で460媒体の露出を獲得した海外広報戦略の具体
続いて、Web3業界の最先端で活躍されている方をゲストとしてお招きし、Web3が切り開く未来を探っていく企画「Web3対談」をご紹介します。
これまで多くのWeb3対談をお届けしてきた中で、本記事ではAZITOのファウンダーを務めるtakaさんと、マーケティング担当の全力まんさんに、事業をWeb3にピボットした背景や、新サービスの開発中に立ちはだかった壁、その乗り越え方をお聞きしました。
【Web3対談#02 AZITO taka氏×全力まん氏】Web2からWeb3にピボットし、直面した壁と解決法
キーワード② 組織づくり
特に「組織づくり」のテーマでは、様々な企業の取り組みを伺いましたので、その中からいくつかご紹介させていただきます。
まず、独創的かつ先進的な組織づくりにチャレンジされているGaudiy社の事例です。本記事では同社が「実験」として打ち出した、複数人で意見を戦わせて意思決定の質を高める「蠱毒(こどく)」、民意でリーダーを決める「代表選挙」など、さまざまな施策について公開いただきました。
ディベートバトル蠱毒、代表選挙、給与自己申告。常識破りを続けるGaudiyの次なる実験とは
また、大企業を中心に注目度が増しているのが、人事制度や社内教育・研修といった人材に関する情報を社内外に向けて公表する「人的資本開示」の取り組みです。
そのテーマにおいて、「人的資本開示ありきではない本質的な取り組み」をされているマネーフォワード社に、「人」にまつわる情報をオープンする際に、どのようなことを意識されているのかについて詳しく伺いました。
マネーフォワードの本質的な「人的資本開示」。カルチャーや自分たちらしさをどう伝える?
そして、GMOグローバルサイン・ホールディングス社には、長年に渡るカルチャー変革の全容についてお聞きしました。
中でも特徴的なのが、国内最大級・550名規模の「ホラクラシー組織」を運営していることです。従来の階層構造とは異なる自律分散的な組織管理システムに移行することで、どのような効果が創出できたのかについてもお話しいただいています。
国内最大級「550人超のホラクラシー組織」へ移行した狙いは?GMOグローバルサイン・HDの変革
キーワード③ 開発組織の取り組み
SELECKは、2021年にアプリ開発支援や内製化支援などを行うゆめみにジョインしたこともあり、近年は「開発組織」に関わる記事も積極的に取材しておりました。
その中でも特に反響があった記事として、まずアジアで唯一「Forbes AI 50 2023」に選出されたレブコム社の事例をご紹介します。
同社は創業時からAI活用やリモートワークが広がる未来を見越して開発を進めてきましたが、2023年1月には研究開発組織「RevComm Research」を設立し、さらなる技術開発と産学連携の取り組みに注力しています。
本記事では、「個々のスタートアップでも研究開発が欠かせないものになってきている」とお話しされる背景についても伺いました。
アジアで唯一「Forbes AI 50 2023」に選出。レブコムが研究開発・産学連携に注力する理由
また、組織づくりのキーワードでも登場したマネーフォワード社は、国内外に「マネーフォワード クラウド」のプロダクトマネージャー(PdM)として約50人を擁しています。
本記事では「PdMが持つべき最も重要なマインド」や、プロダクト企画時の頭の使い分けを習得する4つのステップなど、独自のPdM成長支援プログラム「PdM Forward Program」の全容を公開いただきました。
国内外に50人ものPdMを擁するマネーフォワード。独自の「PdM成長支援プログラム」とは
そして、アミューズメント施設「GiGO」の店舗運営などを手掛けるGENDA社は、M&Aによって当初の20人から一気に4,000人規模に拡大したということで、開発組織をゼロからどのように内製化したのかについて伺いました。
現在は、採用したエンジニアを純粋持株会社であるGENDAに集結させ、6つのプロダクトを展開するグループ企業の開発に横断的に携わる体制を採用しているそうです。
4,000人のグループ成長を支える開発組織をゼロから内製化。GENDAのマルチプロダクト戦略とは
キーワード④ スタートアップの資金調達
2022年の米国テック企業の株価暴落を契機に、「スタートアップ冬の時代」と言われるようになって久しいですが、近年はエクイティだけでなくデットファイナンスの活用も増えるなど、資金調達市場に変化が見られています。
そこで、まずはWeb3時代の新たな資金調達の形態として注目されている「IEO(Initial Exchange Offering)」についての記事をご紹介します。
IEOはトークン(暗号資産)の発行によって資金を調達する方法ですが、2021年に日本初のIEOを実施した企業がコインチェック社です。本記事では、従来の資金調達方法との違いや、企業がIEOを行うメリットなどについてお話しいただきました。
Web3時代の新たな資金調達の潮流「IEO」とは?その概念から実施するメリットまで
また、数々のスタートアップの経営層から、資金調達に関する相談を寄せられているのが、テックタッチ社のCFO中出さんです。
「資金調達の超鉄則は逆引き」だと語る中出さんは、自社の調達を成功させるために、CFOでありながら事業責任者やVP of Productsも担い、自ら事業の市場拡大に取り組んだということで、取材時にとても驚きました!ぜひ具体的な取り組み内容もご覧いただければと思います。
資金調達の超鉄則は「逆引き」。テックタッチの約20億調達の裏側と、外せないポイントとは
キーワード⑤ ダイバーシティ(DE&I)
「ダイバーシティ」のテーマでは、IT業界のジェンダーギャップ解消に挑む「Tech DE&Iプロジェクト」について、サイバーエージェント社に伺いました。
本記事では、社内のエンジニアを対象にした「IT業界ジェンダーギャップ勉強会」、新卒メンバー向けのDE&I研修、女性エンジニアのためのカンファレンス「Women Tech Terrace 2023」の開催など、どのような啓蒙活動をされているかを詳しくお話しいただきました。
IT業界のジェンダーギャップ解消に挑む。サイバーエージェントの「Tech DE&Iプロジェクト」とは
キーワード⑥ コミュニティ運営用ツール
年間を通じて多くの方にご覧いただいたのが、コミュニケーションツール「Discord(ディスコード)」の解説記事です。Discordの使い方については準備編から応用編まで段階的に解説させていただき、「Discord bot 16選」なども含めてさまざまな記事をリリースしました。
今回はその中でも「Discord参加編」をご紹介できればと思います。昨今のWeb3・NFTプロジェクトのコミュニティ形成にも必須のツールになりつつあるので、「使ってみたいけど、使い方がいまいちわからない」という方にご覧いただけたらと思います。
【これだけ読めばOK】「Discord(ディスコード)」の始め方・使い方を徹底解説!〜参加編〜
続いて、「DAO(分散型自律組織)」の構築・管理のための統合プラットフォーム「Unyte(ユナイト)」を開発し、同時にプロジェクトの立ち上げ支援までを行っているUnyte社の記事をご紹介します。
同社は70以上のコミュニティを支援していることから、企業がDAOを立ち上げるメリットや運営におけるポイント、具体的なプロジェクト事例などを公開いただきました。
70以上のコミュニティを支援したUnyteが語る。企業がDAOを構築するメリットとポイントとは
「コミュニティ運営用ツール」としての最後に、音声を通してユーザーとリアルタイムの会話を楽しめる「X(旧Twitter)のスペース機能」を活用している5社の事例をご紹介します。
音声コミュニケーションは今後も多様化・進化していくと思うので、ぜひチェックしてみてください。
- 「罵倒」トークに病みつき。唯一無二の世界観で魅了 / 罵尻ロマ子
- 拡散部隊の設置や独自のNFT発行システムでリスナー獲得 / NSM
- 属性の異なる複数のパーソナリティで会話の幅を広げる / オニコンラジオ
- ゲストの多様さと番組レギュラー化でコアファンを獲得 / NMO
- 企業の思いや裏側を発信。ファンとのコラボ製品も誕生 / タニタ
【5社事例】Twitterスペースの運営ノウハウを伝授!NFTプロジェクトのAMAにも
キーワード⑦ AIツール
2022年後半から2023年にかけては、世間の「AI(人工知能)」に対する注目度が一気に高まった時期でした。それと同時に、主に企業の開発現場では急ピッチでAIを活用したプロダクトも生み出され、まさに時代の変革期を迎えていたように思います。
その注目度を反映するように、SELECKでも『今すぐ仕事で使える超便利な「AIツール」24選』をご紹介した記事への反響が非常に大きかったです。
「個人がAIを使いこなす時代」が到来している今、ぜひお気に入りのツールを見つけて、業務効率を上げたり、プライベートの趣味に生かしたりしていただけたらと思います。
【厳選24】ChatGPTだけじゃない。今すぐ仕事で使える超便利な「AIツール」保存版
2024年もSELECKをどうぞよろしくお願いいたします
最後までお読みいただき、ありがとうございました。2023年に読者の皆さまから特に反響のあった記事を全部で15記事ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
SELECKでは従来のWeb2領域のビジネスだけでなく、AIやWeb3領域の事例も数多く取材させていただいたので、世の中のトレンドの変化をより多く感じられるようなラインナップになったように思います。
今後も全く新しい概念やトレンドが生まれてくると思いますし、SELECKでも新企画の準備を進めているところですので、2024年もご愛読いただけますと幸いです。(了)