【Web3.0初学者向け】これだけ読めばOK!基礎知識から必須ツールまで総まとめ

2022年もいよいよ終わりに近づいてきましたね!みなさまにとって、今年はどのような1年でしたか?

SELECKではこの1年間、NFT活用事例のまとめやWeb3.0有識者へのインタビューなど、Web3.0に関するさまざまなコンテンツをお届けしてまいりました。

そこで今回は、その総集編として「Web3.0初学者向け」に「これだけ読めばOK」のまとめ記事をお届け!Web3.0の基本用語や基礎知識に加えて、Web3.0の世界に踏み込むに当たって知っておきたいツール4選をご紹介します!

年末年始のお休みに「NFTアートを試しに購入してみたい」「Web3.0が学べるコミュニティに参加してみたい」といった方は必見です!

<目次>

<編集部より>本記事に掲載している情報は、記事公開時点のものになります。Web3.0の世界は日々変化していますので、「DYOR(Do Your Own Research)」の前提で記事をご覧いただけますと幸いです。記事の内容についてご意見や修正のご提案がございましたらこちらまでお願いします。

【はじめに】Web3.0の基礎知識を学ぶ!SELECK記事まとめ

最初に、Web3.0の基礎知識を学べるSELECK記事をまとめました。耳にすることが多い5つのキーワード毎に記事を公開しておりますので、ぜひ予習・復習にご活用ください。

1. そもそも、「Web3.0」って?
【最新事例も】「Web3(Web3.0)」とは何か? ブロックチェーンが実現する「次世代インターネット」徹底解説

2. 分散型自律組織「DAO」とは?
【海外事例14選】分散型自律組織「DAO」とは?web3の鍵となるその定義や歴史、開発ツールも徹底解説

3. 8種の「トークン」を総まとめ
Web3.0世界の「トークン」8種類を徹底解説!定義や歴史、暗号資産との違いもご紹介

4. よく聞くワードだけど… 「NFT」って結局なに?
第一弾:【ウイスキー樽やご朱印も】日本のNFT活用事例18選!飲食、アパレル、農地活用から寺院まで
第二弾:【漁業や医療、学修歴証明書も】NFT活用事例第2弾!実用的なNFTの活用法をご紹介

5. Web3.0で生まれる新しい経済「トークンエコノミー」
Web3.0で生まれる新しい経済「トークンエコノミー」とは?定義や事例、インセンティブ設計のポイントまで

 Web3.0の世界観を体感できるブラウザ「Brave」

ここからは、Web3.0時代に必須のツールを四つご紹介します。一つ目にご紹介するのは、次世代の高速表示&プライバシー保護に特化し、仮想通貨を稼ぐこともできるブラウザ「Brave(ブレイブ)です。

▼​日本語の公式TV CM動画​

「広告をブロックしてくれる」ブラウザとして話題になり、2020年頃から日本でもユーザーが増加しています。記事中のバナー広告や、YouTubeやTwitterなどの広告もすべてブロックできます。

広告を閲覧するかどうかの選択はユーザーに委ねられ、閲覧した場合は広告料の70%が仮想通貨としてユーザーに分配される機能もあります。つまり、ユーザーは自分には無関係な、または不快な広告に悩まされることなく、インターネットを使うことができ、さらにはお金を稼げる可能性もあるということです…!

▼プライベート広告を表示して、実際に仮想通貨をゲットしてみました

この仮想通貨はbitFlyerに送金して換金できるのに加え、登録されているクリエイターに投げ銭をすることもでき、Brave一つでWeb3.0の世界観をまるっと体感できます。

▼例えば、BraveでTwitterを開くと表示される、「チップ」のボタンから投げ銭が可能です


また、Braveの特徴・使うメリットとしては以下のようなことも挙げられます。

・セキュリティ対策やプライバシー保護機能が充実している
・ページの高速表示と、バッテリー消費量の削減を実現
・安全なウォレットやビデオ通話を使うことができる
・動画や音声の「バックグラウンド再生」「オフライン再生」が無料でできる(iOSのみ)

広告をブロックしていることで、ページの読み込み速度が向上するのも嬉しいポイント。実は、スマートフォンでコンテンツを視聴する際の、データ転送量の約4割が広告であるという調査結果もあるほど、広告は大きな容量を占めているのだそう。

▼Braveと他のブラウザサービスとの比較

Brave_比較※出典:https://brave.com/ja/

BraveはGoogle Chromeと同じ「Chromium」がコードベースとして採用されています。そのため、見た目や使い勝手はGoogle Chromeにかなり近く、拡張機能もほぼ使えるので、Chromeユーザーは違和感なくすぐに使えると思います。

これだけ多機能でありながら、どなたでも、インストールするだけで特別な設定もなく、無料で利用できます。知れば知るほどその魅力に惹き込まれるBrave、ぜひお試しあれ!

▼Braveについて、より詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください


広告ブロック&暗号通貨を稼げるブラウザ「Brave」がすごい。高速表示、無料ビデオ通話機能も – SELECK

通話やチャットコミュニケーションの新常識「Discord」

Discord(ディスコード)」は、NFTプロジェクトのコミュニティ運営などでよく使われているオンラインチャットツールです。

元々はゲーマー向けのツールとして利用されていましたが、企業や個人がオンラインコミュニティの形成に利用するケースが増えています。そうした背景から、2015年の公開時点からユーザー数は伸び続け、2021年時点で全世界の月間アクティブユーザー数は1億5000万人以上といわれています。

過去にSELECKで取材した「NEO TOKYO PUNKS」や「Neo Samurai Monkeys」でも、コミュニティの運営にDiscordが活用されていましたね。(どちらも覗いてみましたが、大規模で参加者さんの熱量が本当にすごい…!)

Discordのサーバーを作成したい場合は登録が必須ですが、サーバーに参加するだけであればアカウントを作らずとも参加できます。NFTプロジェクトが公開しているコミュニティの多くは、NFTホルダーではなくとも入室可能なので試しに覗いてみてはいかがでしょうか。(ファウンダーの方がTwitter上で招待用URLを公開している場合が多いです。)

▼Neo Samurai MonkeysのDiscordコミュニティ「モンキーズ」の様子

Discordは以下のような機能をもち、基本的にはほぼすべての機能が無料で使えます。

・オープン / クローズドチャンネルでテキストコミュニケーションが可能
・大人数の利用が想定されており、サーバー参加人数の制限がない
・音声のみの通話、またビデオ通話も無料でできる
・ノイズキャンセリング機能や話者の音量を個別に設定できるなど、高度な設定が可能
・ビデオ通話では画面共有も可能
・スレッドの作成やメッセージのピン留め、通知設定など便利な機能も
・画像などのアップロードも可能で、容量は基本的に無制限(ファイル個別には制限あり)
・GIFアニメや絵文字、オリジナルスタンプを使ったコミュニケーションも
・参加者をロール分けし、ロール毎に閲覧できるチャンネルを制約できる
・特定のNFTを保有する人のみ参加できるクローズドチャンネルの作成
・「フレンド」に登録することで、1対1のダイレクトメッセージも可能

Nitro」と呼ばれるサブスクリプション型の有料プランもあります。課金すると、プロフィールのタグをカスタマイズしたり、画像をGIFに変更できたり、ファイルアップロード可能サイズが増加するといった機能が追加されますが、コミュニティに参加してコミュニケーションを楽しみたい場合は基本的に不要かと思われます。

▼こちらの記事ではDiscordの使い方を参加編・立ち上げ編としてそれぞれ詳しく解説しております。ぜひご覧ください。

また、Discordの大きな特徴としてさまざまなbotを追加することで、サーバーの機能を拡張できる点も挙げられます。最近はNFTやDAO関連のbotも増えてきました。

▼こちらの記事では、「新規参加者に自動的にロールを付与するbot」「荒らしやスパム対策をしてくれるbot」「簡単に投票を実行できるbot」など、サーバーを立ち上げる際におすすめのbotを計16個ご紹介しています。ぜひ、ご自身がコミュニティを立ち上げる際には、用途に合ったbotを見つけてみてくださいね。【2023年最新】使える「Discord Bot」16選と、導入方法を総まとめ!NFTプロジェクトにもおすすめ – SELECK

NFTの取引やDAppsを利用するなら必須の「ウォレット」

これから暗号資産やNFTの取引を始めようと思っている方は、まずは「ウォレット」を作成してみてください。ウォレットとは、暗号資産やNFT、そのほかのデジタル資産を保管する機能を備えた仮想的・概念的な場所のことを指します。

それぞれのウォレットには、QRコードや30桁ほどの英数字で構成されたアドレスが割り振られており、それを利用することで個人間や取引所でのデジタル資産の取引を行います。

ウォレットの利用目的は、主に以下の三つが挙げられます。

1.デジタル資産を安全に保管する
2.ブロックチェーン上でデジタル資産の送受信を行う
3.DeFiやNFTのマーケットプレイスなどの、DAppsに接続する

ウォレットは「公開鍵」「秘密鍵」「シードフレーズ」の三つの要素で構成されています。銀行で例えると、公開鍵は口座番号、秘密鍵はパスワードのようなものです。シードフレーズはウォレットのパスワードを忘れてしまった場合や、パソコンやスマートフォンを買い替えた時などに必要になるフレーズです。

また、ウォレットは「秘密鍵の管理方法」によって、以下のように2種類に分類することができます。

①カストディアルウォレット
…ユーザーに代わって第三者(取引所など)が保管するウォレット。中央集権型取引所(CEX)のウォレットの多くがこれに該当する。

②ノンカストディアルウォレット
…ユーザー自身が秘密鍵を管理するウォレット。分散型取引所(DEX)や事業者が提供するウォレットの多くがこれに該当する。

昨今、よく耳にする「MetaMask」や「Trust Wallet」などは「ノンカストディアルウォレット」に分類されます。このウォレットの特性として、自分で資産の管理を行うため取引所が閉鎖してデジタル資産にアクセスできなくなるといった心配がない一方で、万が一秘密鍵やシードフレーズを紛失してしまった場合にはデジタル資産へのアクセスが回復できないため、注意が必要です。

ウォレットには紙やUSBで保管する「コールドウォレット」、アプリやブラウザで管理する「ホットウォレット」などさまざまな種類が存在しますが、どんな資産を、どのような目的を持って、どのくらいの期間保管するのかの用途に分けて適切なウォレットを選ぶことが推奨されています。

以下、Web3.0初心者の方におすすめのウォレットを2つ紹介します。

①日本語・日本円にも対応!定番ウォレット「MetaMask」

まずは鉄板の「MetaMask」です。イーサリアム創設メンバーの1人が創業したブロックチェーンの大手企業ConsenSys社が提供するウォレットで、ブラウザ型とアプリ型の2種類のタイプで提供されています。また、日本語と日本円の表示にも対応しているため、初心者でも使いやすくおすすめです。

ETHだけでなく、BNBチェーンやPolygonなどとも連携されています。また、MetaMask独自の機能としてはDAppsやNFTゲーム、DEXなどとの連携があり汎用性が高いというメリットがあります。

また、ウォレットによってはトークンごとにアドレスを管理しなければならないケースも多くありますが、Metamaskは複数のウォレットを作成して、使用用途ごとにアカウントを使い分けることも可能です。そのため、ETH系トークンをまとめて管理できる点でも利便性が高いのが特徴です。

②ユーザーフレンドリーでセキュリティ面もGOOD「Rabby」

Rabby」はブラウザ連動型のウォレットです。MetaMaskと比べて「セキュリティ面」や「UI」で優れているとする意見があります。具体的には、MetaMaskではスマホアプリでのみ保有しているNFTを確認できますが、Rabbyはデバイスに関わらず保有しているデジタル資産を表示させることができます。また、チェーンの切り替え作業が不要だったり、動作が軽いといったメリットもあります。

Rabbyでは、署名などの操作の際に詳しい説明を表示してくれたり、怪しい操作が求められている場合に警告を出してくれるなど、ウォレット初心者には嬉しいサポートがあります。

▼「ウォレット」について、より詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください

仮想通貨やNFTの取引に必要な「ウォレット」とは? 定義と分類、おすすめウォレット5選まで – SELECK

コミュニティ内で流れてしまいがちな情報をストック「Notion」

先ほどご紹介したDiscordはチャットコミュニケーションがメインであるため、情報のストックには不向きです。また、特に参加人数の多いNFTプロジェクトなどでは大事な情報が流れてしまいがちといった課題もあります。

そこで、コミュニティ全体で共有しておきたいことや外部に公開したい情報などを、ドキュメントツール「Notionにまとめているプロジェクトも多く存在します。

Notionは、ドキュメントやタスク管理、表計算、ファイル管理などの機能が一つに集約された神アプリです。マークダウン式でとにかく書きやすく、読みやすいのも特徴の一つで、最近は日本語にも対応したことで多くのビジネスシーンで利用されています。また、共同編集できたり、Webページとしてパブリックに公開できる点も嬉しいポイントです。

▼Notionでドキュメントを作成するときの画面はこんな感じ

また、Notionの強みはやはり「データベース機能」ではないでしょうか…!この機能を使えば、以下6種類の方法でデータを表示することができます。また、「プロパティ」や「フィルター」、「ソート」といった機能で表示させる情報を細分化し、情報の「視認性」と「検索性」も高めることも可能です。

1. Table(テーブル)…すべてのビューの基盤。マス目状の表形式。
2. Board(ボード)…いわゆるカンバン。Trelloに近い形式。
3. Gallery(ギャラリー)…画像カードを表示する形式。視覚的にリッチ。
4. List(リスト)…ページのIndexが並ぶリスト形式。最もシンプル。
5. Calendar(カレンダー)…カレンダー形式。スケジュール管理に便利。
6. Timeline(タイムライン)…いわゆるガントチャート。

▼カンバン形式(ボード機能)のページも簡単に作成できます!

Web3.0型のクラウドファンディング事業を展開する株式会社奇兵隊でも、普段の会話はDiscord、プロジェクトの説明や内部会議の資料等はNotionに格納するなど、コミュニケーションの用途に分けてツールが使い分けられています。

▼「Savanna Kidz NFT」プロジェクトのNotionページ

特に、DAOで行われる「投票」にあたって知っておくべき情報がまとまっていると便利でしょう。「Savanna Kids NFT」のNotionページでは、ウガンダでどのようにまちづくりが進められるか、現地住民の誰が投票権を持っているのか、どのように投票が行われるのか、打ち合わせの議事録、これまでの取り組み内容、今後の計画などが詳細に記載されています。

▼奇兵隊社の取り組みについて、詳しくはこちらの記事もぜひ一緒にご覧ください
​​社会貢献×Web3を組み合わせたクラファン「OpenTown」で国際支援を目指す奇兵隊 – SELECK

SELECKでは、Notionの使い方をレベル別(基礎編〜発展編)でご紹介しております。ぜひこちらも参考にしてみてください。

 

【番外編①】Web3.0を学び、体験する!おすすめコミュニティ3選

先ほどご紹介したDiscordを活用して、Web3.0の周辺知識を学べるDiscordコミュニティが多く公開されています。Web3.0の世界は「今日の情報は明日には古い」ほどのスピードで進んでいるため、書籍やWebメディアで基礎知識を学びながら、新鮮な情報はコミュニティから収集する方法がおすすめです。

以下、3つのおすすめDiscordコミュニティをご紹介します。気になるコミュニティがあったらぜひ参加してみてくださいね。

①【Web3.0初心者から上級者まで!まずはここから】和組DAO▶︎参加はこちらから

まずは「和組DAO」です。Web3.0の最新情報を共有・議論するオープンなコミュニティで、NFT、DAO、DeFi、Crypto、ブロックチェーン、メタバースなどの知識を網羅的に学べます。

2021年11月に小林 清剛さんによって設立され、初心者から上級者、NFTプロジェクトのファウンダーや起業家、投資家など幅広いユーザーが参加しています。

▼和組DAOのDiscordコミュニティの様子

参加者の方々が、日々気になる情報をコメントと一緒に投稿してくれるので、今何が話題なのか、なぜ注目されているのかといった鮮度の高い情報をキャッチアップできます。参加者同士のディスカッションの様子をみるだけでも様々な意見が飛び交っており、非常に多くの学びがあります。

また、テキストコミュニケーションでの交流だけでなく、ボイスチャットを活用した勉強会やオフラインでのイベントなども開催されているとのこと。レベル別に勉強会が設定されているため、「これからWeb3.0の勉強を始めたい」という方にとって積極的に発言しやすい点も魅力です。

▼直近開催予定のイベントは左側のメニューバーから確認。「興味あり」ボタンで通知を設定できます。

また、和組コミュニティのNotionも公開されています。活動内容や組織運営、開催予定のイベント情報やDiscordコミュニティの活用方法までまとめられています。せっかくコミュニティに参加しても、「どう貢献したら良いのかわからない」「どこで何を発言したらいいのかわからない」といった悩みの声がよくありますが、貢献方法も詳しく記載されているため、Notionをチェックしてぜひ積極的に参加してみてくださいね。

▼和組コミュニティのNotionページ

②【Web3.0の実験場】Henkaku Discord Community▶︎エントリーはこちらから

次にご紹介するのは、マサチューセッツ工科大学 (MIT) の研究所、メディア・ラボの所長を務め、現在は千葉工業大学 変革センターを牽引されている伊藤穰一さんが主催のコミュニティ「Henkaku Discord Communityです。Web3.0を学べる大人気ポッドキャストJoi Ito’s Podcast – 変革への道」のリスナーを中心としたDiscordコミュニティで、現在はクローズド(招待制)になっています。

Henkakuは、暗号資産/NFT、デジタルアーキテクチャ、アートなど様々なトピックに関する実験的なプロジェクトが立ち上げられているのが特徴です。こちらも、技術者のみならず多様な職種、世代のメンバーが集まっているとのことで、なかには学校の先生や中学生の方も参加されているのだとか。

実際に行われている実験の一つとして、ポッドキャストのリスナーにNFT会員証が配布されています。番組を聞けば聞くほどトークンが付与されるゲーミフィケーションのような仕組みが組み込まれているとのこと。また、この会員証はオフラインイベント開催時の入場チケットとしても活用されているそうで、今後付与されるユーティリティにも注目です。

※出典:株式会社PitPa、日本初Dynamic NFTの会員証サービスを伊藤穰一氏のポッドキャストに導入 – PR TIMES

また、コミュニティ内では独自通貨として、金銭的な価値のないソーシャルトークン「HENKAKU」が発行されています。このトークンを通じて、コミュニティのメンバーシップや、プロポーザルへの投票、プロジェクトマネジメントがコントロールされているとのこと。

「HENKAKU」はコミュニティ内で実施される「クエスト」をコンプリートするともらえる仕組みです。例えば自己紹介、ウォレットのインストール、コミュニティの役に立つ作業…といった、Web3.0に関する学びのアウトプットや、コミュニティ貢献といったクエストをクリアするとトークンがもらえる、というゲーム的な仕組みが構築されています。

座学で学ぶだけでなく、実際にNFTを保有しながらデジタルとオフラインでさまざまな体験ができるHenkaku Discord Community、少しでも興味を持たれた方はぜひエントリーしてみてくださいね。

▼過去に、SELECKが伊藤穰一さんに取材した記事もぜひ一緒にご覧ください

web3をより多くの人へ届ける。伊藤穰一氏が主催するDAO的コミュニティ「Henkaku」とは? – SELECK

③【本格的にWeb3.0の技術を学ぶなら】UNCHAIN▶︎エントリーはこちらから

「UNCHAIN」は、NFTの作成やDAppsの構築など、プロジェクト開発を通してWeb3.0の技術スタックを身につけることができる技術者のためのコミュニティです。現在は審査制となっており、2週間に1回のサイクルでコミュニティ参加者が更新されているそうです。

以下のような特徴があり、コミュニティ参加者と共に学び合える環境が整えられています。

  • プロジェクト型の学習…実践的かつ本格的に学ぶことができ、スキルアップやキャリアに繋げることが可能。現在22の学習コンテンツが公開されている。
  • 共に学ぶコミュニティ…Discordコミュニティ内でいつでもコミュニケーションが可能。「GIVE」の文化が根強く、お互いのナレッジをシェアし合いながら切磋琢磨できる。
  • NFTで学習歴を証明…コミュニティ内での活動実績や貢献の証がNFTで発行されている。現時点で500枚以上の発行実績も。
  • オリジナルプロジェクトの開発…Discord上のコミュニケーションから生まれたアイデアを形にするために、コミュニティ参加者同士でリソースをシェアしながら実際に事業開発を行える。

▼UNCHAINで学べる学習コンテンツ(上)と、発行されるNFTの学習証明証(下)

また、コミュニティトークンの「$CHAI(チャイ)」も発行されています。例えば、参加者の質問に回答したり、学習コンテンツに対してフィードバックを提供したり、新しい学習コンテンツを開発した人などに付与され、学び合いを加速する仕組みとして活用されています。

技術スタックを学べるだけでなく、株式会社幻冬舎が運営するWebメディア「あたらしい経済」やアーティストとして活躍するスプツニ子!さんなどとの共同開発プロジェクトも行われており、キャリアアップも期待できます。

▼過去にSELECKがUNCHAINについて取材したこちらの記事もぜひご覧ください

DAO的コミュニティで「個人の選択肢」を追求する。web3の学び場「UNCHAIN」の想い – SELECK

【番外編②】情報収集におすすめのTwitterユーザー3選

最後に、TwitterでWeb3.0系の情報発信をされているおすすめユーザーを3名ご紹介します。「NFT関連の最新情報を追いかけたい!」「Web3.0周辺知識をもう少し深掘りしたい!」という方におすすめの方々なので、まだフォローしていない方はぜひチェックしてみてくださいね。

【NFTの最新情報をキャッチアップ】miin l NFT情報コレクターさん(@NftPinuts

miinさんは気になるNFTの新着情報を毎日投稿されています。リリースのポイントや要点を箇条書きや図解でとーってもわかりやすくまとめて投稿されています。関連するリンクやツイートなどもスレッドにまとめられているので、NFT関連のニュースを効率的に追いかけたい方におすすめです。

【基礎から応用まで丁寧に解説】paji.ethさん(@paji_a

次にご紹介するのは、日本のオタク文化を世界に発信する株式会社Tokyo Otaku Mode共同創業者兼COOのpaji.ethさんです。ニュース性の高い情報を発信されているのはもちろん、ご自身のプロジェクトの設計部分に関しても高い解像度で言語化されており、非常に学びがあります。Web3.0周辺知識についてVoicyでも解説されており、こちらも要チェックです!

【少しマニアックな知識も面白く解説】kinjo – @illshin.ethさん(@illshin

最後にご紹介するのは、以前SELECKでも取材させていただいたAKINDOの金城さんです。先ほどの2名と比べると中級者〜上級者向けではありますが、海外文献なども参考にしながら興味深いトピックについて情報を発信されています。

また、ブロックチェーンを軸にしたテクノロジーについてゆるく深堀りしながら解説する番組「web3 FM」も更新されています。金城さんがWeb3.0業界のトレンドをわかりやすく説明してくれるだけでなく、業界の最前線で活躍しているゲストが登場する回もあり、毎回聞き応えたっぷりです。

▼「web3 FM」はSpotifyApple Podcastで聴けます

▼以前、SELECKが金城さんに取材したこちらの記事もぜひ一緒にご覧ください。
多くのDAOが抱える課題とは。人材採用から見るDAO運営の難しさとAKINDO誕生の裏側 – SELECK

おわりに

以上、Web3.0の初学者向けにSELECKの過去記事やおすすめのツール、情報収集の方法などをまとめてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。

今回ご紹介したもの以外にも、NFTやDAppsを作成できるノーコードツール、NFTを活用したタスク管理ツールなど様々なツールが登場しています。また別の機会にご紹介できればと思いますので、引き続きSELECKをチェックいただけますと嬉しいです(了)。

※本記事は情報提供を目的としており、投資を勧誘するものではございません。本記事に記載している情報は本サイトの見解によるもので、情報の真偽、各種ツールの安全性、暗号資産の正確性・信憑性などについては保証されておりません。ツールの使用や投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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