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  • 舟迫 鈴

【300社から厳選】スタートアップに必須の良ツール・事例のまとめ【20記事】

SELECKが2015年5月25日にリリースされてから、ちょうど400日が経過しました。おかげさまで、インタビュー記事も450に迫る勢いです。

日頃からお読みいただいている読者の方々、取材にご協力いただいた企業様には、心から感謝申しあげます。

先月に出させていただいたまとめ記事では、これまでに取材した中でも特に素晴らしい内容だった記事をご紹介しました。

ただ、スタートアップで働く読者様には、すぐに自社に取り入れて実践しづらいものも含まれていたかと感じています。

そこで今回は、過去のインタビューの中で、特にスタートアップで働く方々におすすめのツールの活用事例を、カテゴリー別にまとめました。

無料 or 安価で導入できるものだけをまとめているので、この記事をきっかけとしてツールの導入につながり、業務効率も上がれば嬉しく思います!

(※Google Apps、Slackなど知名度が非常に高いものは、あえて外しています!)

目次

  1. 【マーケティング】Webマーケが「今日から」実践できる秀逸ツール
  2. 【人事・HR】低コストで採用・クラウドソーシングを行うコツ
  3. 【開発】バグ検知、デプロイ、バージョン管理まで無料。ツール連携も
  4. 【プロジェクト管理】無料で使える秀逸なプロジェクト管理はコレ!
  5. 【情報共有】月500円から導入可能!階層構造、外部閲覧など使いやすさ抜群
  6. 【バックオフィス】専任の人材は不要に 請求書発行、経理、労務管理を超効率化
  7. 【デザイン】とても使い易く、エンジニアとの画像の受け渡しもスムーズ
  8. 【カスタマーサポート】1人で月500件の問い合わせ対応を行うための効率化とは
  9. 【その他】無料で事業に対するディスカッションパートナーを募集できる

【マーケティング】Webマーケが今日から実践できる秀逸ツールを紹介

Webマーケティングの分野に必要なランディングページ作成、メルマガ送付、数値解析といったことも実はツールを選べば無料でできてしまったりします。下記に紹介するツールは、無料または安価に使える優秀なツールです。

Instapage

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LP制作からA/Bテストまで可能!WebマーケのPDCAを1人で回せる「Instapage」

▼コーディング不要でLP制作ができる「Instapage」

まずは、Instapageです。しっかりしたクオリティのLP制作ができ、A/Bテストまで可能であるにも関わらず、月29ドルという低コストで始めることができます。

実際に弊社でも使わせていただきましたが、非常に使いやすいツールで、「まずランディングページを作成したい」と思っている方はぜひ試してみてください。作成したページはSSLにも対応しているので、個人情報をこちらのLPから取得する際も安心です。

最初は、以前に聞いたことがあったStrikingly、Wix、JimdoなどのWebサイト作成ツールを試してみました。でも、画像などの配置があまり綺麗にできず、結局うまく運用できなかったんです。

そこで、Product HuntなどのWebサイトで良さそうなツールを探してみたところ、「これだ!」と思うものを見つけて。それがInstapageでした。LPを簡単に制作できて、かっこいいテンプレートも結構用意されているのに、値段があまり高くないんです。

例えばあるプランだと、29ドルで、サイト訪問者数が5,000まで使えます。初めて知った時は「これやばいじゃん、全然メジャーじゃないし!」みたいな感覚でしたね。

Re:dash

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SQLさえ書ければOK!ビッグデータを無料でグラフ化、数値分析を楽にする「Re:dash」

▼様々なデータソースから得た数値をビジュアライズする「Re:dash」

次に、OSSのダッシュボードツールRe:dashです。BIツールは一般的に高価ですが、こちらを使えば無料でビッグデータの分析が可能です。マーケターが取りたい数字を、エンジニアにその都度聞くことで、エンジニアの工数が圧迫されてしまう、といった問題を解決することができます。

また、既成の数値解析ツールと異なり、自社が取りたい数字を表示するようにカスタマイズできるのも魅力です。例えば、SELECKの数字の振り返りも、「朝礼用」など、見たい項目を独自に設定することで、効率的に毎日の数字確認ができています。

ビジネスサイドの人間がSQLを書いて数値をとってくると、それがRe:dash上でグラフとして可視化されます。エンジニアがプログラムを使って数値をとっていた時間が大幅に短縮され、データ取得までの時間も、肌感覚としてそれまで10分かかっていたものが10秒でできるようになった感じですね。

MailChimp

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スピーディに美しいメルマガ作成ができる!無料で始められるMailChimpとは

▼実際にMailChimpで作成したメールマガジン

HTMLを使った美しいメルマガが簡単に作れて、無料から使うことができるのがMailChimpです。海外製のメジャーなツールなので、Slackなどのツールとも楽々連携できてしまいます。

MailChimpではユーザーのメール内リンクに対するアクション数が可視化されます。そしてそのレスポンス率によってユーザーにレーティングが自動的に付与され、星マークで表示されます。その星の個数によって、メール内容を変えて送ることも可能です。

さらに、フリーミアムの課金モデルになっていて、無料で始めることができるのでスタートアップには導入しやすいです。現在では我々はメール購読数の無料制限を越えて使っているため、月に1万円弱ほどかかっていますが、昔は無料で使っていました。

Leadin

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Webのリード獲得率が2倍に! 訪問者の導線もわかるインバウンドマーケツール「Leadin」

▼獲得したリードの行動分析がリアルタイムに実現できる

Google Analyticsのみではよく分からないのが、Webサイト上のユーザーの細かな導線分析です。Leadinを使うと、Webサイトの特定のページにポップアップを出し、メールアドレスの取得を促すことができるだけでなく、その登録に至ったユーザーのアクセス履歴が細かく追えます。こちらも、無料で使えます。

その登録フォームからのメルマガ購読数については、以前よりGoogle Analyticsで確認していました。ですが、Google Analyticsでは、登録に至るまでの訪問経路を細かく見ることはできませんでした。メルマガ購読への導線を改善すべく、より厳密にデータを取る方法や見せ方について情報収集していました。

そんな中、2015年9月にWordPress用として提供されていた「Leadin」という無料ツールが、すべてのCMSと連携可能になったというニュースを見ました。まずは、個人のブログでLeadinの機能と動作を試してみたところ問題がなさそうだと分かったので、Six Apartブログでも利用を開始しました。

【人事・HR】低コストで採用・クラウドソーシングを行うコツ

スタートアップでは基本的に人材が足りていません。そして、お金も足りないことがほとんどです。採用に大きなコストをかけられない中でも、優秀な人材に働いてもらうためには、ソーシャルリクルーティング、クラウドソーシングの活用が鍵になってきます。

Wantedly

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設立1年目で15名を採用! 運用がカギの「Wantedly」活用ノウハウ(前編)

設立1年目で15名を採用! 運用がカギの「Wantedly」活用ノウハウ(後編)

▼Wantedlyで記事を投稿して、人材を募集

言わずと知れたWantedlyの活用の記事です。シェルフィー株式会社は創業2年目にして、Wantedlyから15名もの採用に成功しています。毎日PDCAを回し、候補者へのスカウトメッセージは休暇中にまとめて行ってしまうなど、細かな工夫の積み重ねが成果を生んでいる背景にあるのでしょう。

同じ職種を募集する場合でも、記事は2週間に一度ほど、内容をがっつり変えるようにしています。そうすると、アクセス数を伸ばすことができるんです。例えば、PVがしばらく数十で止まっていたものが、記事内容を変えることでいきなり数百に伸びることもあります。新しい記事を掲載するかの判断軸は日別のPVで、リリース後にPVが増えなかったり、横ばいの時にはすぐに変えるようにしています。

数字が伸びないときには、タイトルだけを変更することもあります。タイトルが良いと、掲載から時間が経っても応募の数が落ちないんですよね。良くないタイトル付けをしてしまうと、記事を出して弊社の社員がシェアしたときだけしか反応がなくなってしまいます。タイトル次第では3ヶ月ほど応募が続くこともあるので、重要視していますね。

ランサーズ

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2年で300人に業務をアウトソース! ECサイト運営者のクラウドソーシング術

▼ランサーズでロゴの作成を依頼した時の画面

クラウドソーシングを効果的に活用できれば、スタートアップに大きな利益をもたらします。しっかり使いこなすためには、価格の相場観を押さえて、依頼する作業の要件定義を行うことが重要です。それらを具体的に伝えるためのマニュアルを作り上げてしまえば、ガンガン活用していけるのではないでしょうか。

これまでの経験を踏まえて思うのは、クラウドソーシングを活用できるかは本当に「使い手次第」だということです。最初の頃はそれがわかっていなかったので、失敗したこともありました。ある時にアプリを作ってみようと思ったんです。

また、案件をお願いしていくうちに価格の相場観もわかってきました。最初にクラウドソーシングを依頼される方は、まずは類似業務の募集をたくさん見て、価格を掴むのが良いと思います。あとはランサーさんとのコミュニケーションも重要です。弊社ではChatWorkを使って、チャットでお互い気軽に連絡がしあえるようにしています。

【開発】バグ検知、デプロイ、バージョン管理が無料で ツール連携も

GitLab

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ベンチャー企業の業務効率化に ”コードレビューを仕組み化できるOSS「GitLab」とは

▼GitHubライクに使えるGitLab

開発効率を上げるバージョン管理ツールは、もはやほとんどのIT系の企業では導入されているのが現状です。ただ、スタートアップでは、できるだけコストをかけずに導入、運用を行いたいところ。そこで、活躍するのがOSSのバージョン管理ツール「GitLab」です。

OSSとして提供されているリポジトリ管理ツール、GitLabを導入することにしました。GitLabを自社サーバーにインストールし、管理したいリポジトリを指定するだけで、GitHubライクなシステムを構築することが可能です。

GitLabを使うと、機能的にはGitHubとかなり近い仕組みをつくることができます。リポジトリ管理やPull Requestのようなコードレビュー、IsuueやWikiといった機能がありますね。今ではシロクのエンジニアは全員が使っています。UIは少し違いますが構造的にはGitHubと変わらないので、元々GitHubに慣れている人でも問題なく使いこなすことができています。

Deploybot

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無料で「誰でもデプロイできる」環境を整備。エンジニア工数を削減するDeployBotとは

▼非エンジニアでもデプロイ作業ができるようになる「DeployBot」

スタートアップでは、基本的にエンジニアのリソースは不足しがちです。そんな中で、コーディングなどのエンジニアしかできない業務に、エンジニアが集中できる体制を作ることが、スピーディなプロダクト開発には必要になってきます。Deploybotは、非エンジニアでもデプロイができるようになるツールで、無料から使えます。

非エンジニアでもWebのインターフェースからワンクリックでデプロイができるようになりました。チェック用のStagingサーバーと外部に公開するためのProductionサーバーのふたつがあるのですが、DeployBotではこれらふたつに対して標準の機能としてデプロイができるようになっています。

また、AWSのCloud FrontというCDNを使っているため、静的ファイルを書き換えたときはキャッシュされたファイルの削除をする必要があります。DeployBotではそのキャッシュの削除に標準対応していて、Gitで差分があるファイルだけキャッシュを削除するという設定が可能です。

以前はデプロイ作業とキャッシュの削除をどちらも人が行う必要がありましたが、それらが一元管理できるようになり、かなり助かりました。

Fabric

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クラッシュ率が1%未満に!バグ解析からデプロイまで、Fabricでアプリ開発・運営を効率化

▼どこにバグの原因があるかすぐに分かる「Fabric」

ユーザーに満足してもらえるITサービスを作るには、バグ解析は必須です。ただ、マネタイズできるか分からない新規事業に対して、有償のクラッシュ解析ツールは導入しづらいです。そんなときに活躍するのが、無料でアプリのクラッシュ解析ができるFabricです。

他の事業部で使っていたクラッシュ解析ツールは有償で、まだ採算が取れるか分からない新規事業に導入するのは難しかったんです。そこで、バグのレポート機能も持つ、アプリ開発ツール「Fabric(ファブリック)」を導入しました。

無料であるだけでなく、高機能かつUIが優れていたことが導入の決め手でした。一般的には、無料ツールは使用量に制限があったりするのですが、Fabricではそれが無いんですよね。

Zapier

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ToDoリストも自動作成!面倒なAPI連携を全部お任せできる、Zapierの活用術とは

▼Zapierで様々なツール連携が可能

様々なITツールが出回る中、多くの企業では複数のツールを使っています。そして、さらなる効率化のためには、使用しているツール同士を連携させることが必要になってきます。ただ、その設定のために貴重なエンジニアの工数を使うのはもったいないと感じる人もいるでしょう。

そのようなときに便利なのが、Zapierです。エンジニアリングの知識がなくとも、サービス同士をつなぎこむことができるサービスです。

Zapierは、様々なWebサービス同士を簡単に連携させることができるハブサービスです。連携させたいツール同士をZapierの画面上で選ぶだけで、自動的にAPI連携がされます。対応しているアプリケーションは500種類以上あり、幅広い範囲をカバーしています。

API連携って、ものによっては設定が難しかったりするんですよね。たとえば社内ではRubyを使っているのですが、つなげるツール側にRuby用のライブラリがなかったりすることがあります。そうすると、自分でREST APIを使ってゴリゴリとコードを書かないといけなかったりするんですよ。

また、APIのインターフェイスがバージョンアップで変わっちゃったりすると、昨日までAPI連携して動いていたのに今日から動かなくなったりすることもあります。その都度自分でコードをいじって連携するのが面倒なので、Zapierに全て投げるようにしています。

【プロジェクト管理】無料で使える秀逸なプロジェクト管理はコレ!

Trello

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全メンバーがプロジェクト進捗を直感的に把握!カンバン方式✕画像というタスク管理術

▼カンバン形式で、プロジェクトの進捗が直感的に分かる

プロジェクト管理ツールは多くのスタートアップが悩むところです。無料で使える秀逸なツールのうちのひとつがTrelloです。カンバン形式の、直感的でわかりやすいUIが特徴です。最近日本語にも対応したのでさらに使いやすくなっているようです。

メールで情報共有をしていると、「どのような流れで」いまの状況になったのかということを追いかけるのが大変ですよね。人によっては嫌気がさしてしまうと思います。
Trelloであれば、シンプルにプロジェクトのステータスをカードに記載しておくことで「オウンドメディアを立ち上げるのか。カードにロゴ選定って書いてあるので、まずはロゴを決めるんだ」とわかります。

カードをクリックすると、その中にあるメンバーのコメントや添付資料を時系列に見ることができたり、最新状況を表示するように編集ができるので、プロジェクトの現状と経緯が把握しやすいんですね。

カードに「ラベル」を添付することで、プロジェクト別に色分けして管理することもできます。ToDoを管理できるチェックリストも便利で、「記者発表会向けに〜を発注する」といった必要なアクションを、すぐに把握できます。

【情報共有】月500円から導入可能 階層構造、外部からの閲覧など使いやすさ抜群

esa

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属人化は終わり!情報共有ができるチームは「どの情報がどこにあるか」を知っている

▼情報共有ツールesa

数多の情報共有ツールがある中で、esaは安価で使いやすいツールです。情報を階層ごとに分けて整理でき、タグ付けなどもできるので検索性の面でも優れています。

esaが特に最高なのは、ディレクトリを切ったり、変更するのがとても簡単なことです。新しい投稿をする時は、単にタイトルを「/(スラッシュ)」で区切ればディレクトリを切ることができます。既存の投稿に関しても、変更するのが非常に簡単なんですよ。この機能は、他の情報共有ツールでは見たことがないですね。かなりイケてます。

【バックオフィス】専任の人材は不要に 請求書発行、経理、労務管理を超効率化

Bizer

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月額2,980円〜でバックオフィス業務を丸ごと支援! 起業家を助ける革命的サービス

スタートアップを運営していると、税務、労務、法務など様々な場面で、「知らなければならないこと」が出てきます。ただ、その度に自分で学んでいると、会社を大きくするための本質的な業務に専念できません。

また、専門家にアポをとって相談するのは時間的、金銭的にもコストが高いことが多いです。Bizerを使うと、月2980円でチャットツール上でほとんどのバックオフィス業務について相談することができ、非常に便利です。

Bizerでは、書類の作成以外にも、税理士、社労士、行政書士、司法書士、弁理士の方々にチャットを通して相談をすることができます。これが非常に便利です。すでに組織が出来上がった企業では管理部がバックオフィス業務をこなしてくれるので気づきにくいのですが、いざゼロから起業してみると、企業運営の細かい決まりって分からないことが多いんです。

例えば、年末になると、がさっと税金に関する資料が届きます。どう処理したらいいんだろう、って考えると不安になるんですよね。他にも、インフルエンザの予防接種を会社で受ける時の手続きってわかります?

実は、「ただ病院に行く」だけなんですよ(笑)。法人だと、予約して所定の地区の病院で受けて、といった手続きがあると思うじゃないですか。そういった細かい部分って、いざ1人になってみると全然分からないんですよね。

今では商標登録や外国人の雇用、資金調達の際の手続きについてなど、Bizerで月に5〜10件ほど、幅広く相談させてもらっています。案件ごとにチャットで相談できて、それぞれの進捗も分かります。回答は1営業日以内に返ってきますし、1度相談すると比較的同じ方が毎回答えてくださるので情報のずれがなくてありがたいです。

Smart HR

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管理部門の業務も効率化する時代!面倒な労務手続きを自動化する「SmartHR」とは

▼SmartHRの活用で労務手続きも楽に

スタートアップの労務管理は、どうしても後回しになりがちです。SmartHRを活用すると、例えば「新入社員の入社時の手続き」などといった、労務の手続きを覚える必要が無くなります。SmartHRに登録されているTo doをこなせば全てOKになるように、サポートしてくれます。

スタートアップだと特によくある話だと思うのですが、健康保険や雇用保険などのいわゆる労務の部分って、後回しになることが多いですよね。立ち上げの時にはそもそも給与の支払いもままならないこともありますし、会社にとっての守りの部分は「ベストエフォート」になりがちです。できる時はできる、でも業務が忙しくなると滞ってしまう。

創業者も、会社の労務運営をするために起業しているわけではないですし…。まずは売上を作ることに注力するので、どうしても労務手続きが後手に回りがちです。会社としてきちんとやるべきことではありますが、最初は仕方ない部分もあると思います。

ただ、ある程度の利益が出てきて採用を始めるタイミングからは、社員のモチベーションがそういった部分で損なわれないようにすることが大事だと思っています。

例えば新しく入社した会社で健康保険がなかなか手配されなかったら、「この会社大丈夫かな」って不安になってしまいますよね。そういったことにならないように、会社としてしっかり用意しておくべきことがあるんですよね。

経理宅配便

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「毎月封筒を送るだけ」の経理代行サービスで、やるべきことに集中する業務環境を作る

経理宅配便は、非常にシンプルなサービスです。毎月封筒で領収書を送り、特記事項を記載するだけで、辻・本郷税理士事務所が経理周りのことをほぼ全て代行してくれます。月額2.5万円からお願いできるので、経理担当を一人雇うよりも、はるかにコストパフォーマンスに優れています。

現在、経理処置、経費精算、決算を経理宅配便に代行して頂いています。基本的には毎月、領収書を入れた封筒を送るだけなのですが、決算の際には、担当の方に教えて頂いて必要書類を併せて送付しています。例えば決算には入金・出金のデータも必要なので、口座の情報のコピーなどです。

その他にも、経理業務に関する相談や質問にも随時ご対応頂いています。法人保険に入りたいと考えていた時にもご相談したのですが、非常に親身に応じて頂きました。毎月、一言で言うと資産表のようなレポートを提出して頂けるので、お金の流れを把握することができるのも良いですね。

MFクラウド請求書

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毎月の請求作業をクラウド上で! 業務工数を7割削減したサービスとは

▼「MFクラウド請求書」画面イメージ

請求書の発行を効率化したい場合は、MFクラウド請求書が効果的です。請求書の作成からメール送付、郵送までを自動化することができます。

MFクラウド請求書はシンプルで使いやすいUIなので、導入後はすぐに使いこなせるようになりました。導入によって、請求業務に係る工数は非常に軽減されましたね。以前は、月末に2名体制で1週間ほどかけて行っていましたが、今では私1人で3日でできてしまいます。工数的に言えば、7割ほど削減できたと思います。

Excelで行っていた時は「作って、印刷して、確認して、修正して」の繰り返しでしたが、今はこの作業すべてがオンラインでできるので、非常に楽になりましたね。

私が作った請求書を営業事務の方に確認してもらうのも簡単です。会計士さんとの連携もMFクラウド会計で自動化されているので、締めが終わったらコピーを送るくらいで、他は何もしなくても情報が共有されるようになりました。

【デザイン】とても使い易く、エンジニアとの画像の受け渡しもスムーズ

Sketch

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エンジニアも「ときめく」デザインツール!UI制作を2倍効率化するSketch 3

Sketchは、クリエイティブの制作に優れたツールです。UIが非常に使いやすく、デザイナーからエンジニアへの画像の受け渡しもスムーズにできるようになります。

今、UI制作のために使っているツールがSketchです。Amebaアプリのチームにいた時にエンジニアも含めて全員に導入してもらって非常に良かったので、今のチームでも同じように使っています。
「Sketchが便利だ」という話は以前から聞いてはいたのですが、なかなか勉強する時間がとれなくて。でも昨年末のお休みに触ることができた時に、もう、「これだ!」って(笑)。年明けにチームにプレゼンする機会をもらって、それでトントン拍子に導入が決まりました。その後、サイバーエージェントの中でも使っているチームが増えましたね。

【カスタマーサポート】1人で月500件の問い合わせ対応を行うための効率化とは

Zendesk

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ZendeskとCallConnectの連携が鍵!1人で月500件の問い合わせに対応できる仕組みとは

▼Zendeskを使いこなして、CSを効率化

スタートアップのリソースでは、カスタマーサポートに専任を置くことができないケースも度々あります。そんなときに、重要なのが効率化です。Zendeskはカスタマイズが色々とできるので、返信テンプレートを充実させたり、外部ツールと連携することが、効率的な運用を行う上で鍵になってきます。

カスタマーサポートに関しては、月間およそ500件に上る問い合わせに、僕がひとりで対応しています。通販ビジネスで重要なのは、お客様にリピート購入をしていただき、LTV(顧客生涯価値)を最大化することです。

そしてリピートをしてもらうためには、購入後のカスタマーサポートにおける満足度を高めることがポイントになります。

そのためには、カスタマーサポートの担当者が、お客様の要望に対しその場で意思決定して素早く対応することが重要です。毎回「上司に確認します」という状態では、満足度が下がってしまうんですね。

そこで、現状はその場で意思決定できる僕が、ひとりで対応している形です。ただ、弊社はスタートアップなので、僕もいろいろな業務を掛け持ちをしており、カスタマーサポートだけには集中できません。そのため、「Zendesk(ゼンデスク)」や「CallConnect(コールコネクト)」というツールを使い、対応を仕組み化・効率化しています。

【その他】無料で事業に対するディスカッションパートナーを募集できる

サンカク

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人との出会いが新規事業を導く 60人のブレストパートナーと出会えた「サンカク」とは

▼「ディスカッションパートナー」を募集できるサンカク

スタートアップが新規事業を行う上で、課題になることのひとつが「情報収集」です。サンカクを使えば、無料でディスカッションパートナーを社外から募集し、気軽にディスカッションができます。(※2016年6月30日時点)

不確実性が高い中で新規事業を育て、大きくしていくために、社外の人から広く意見をもらうことができるのはとても意味があることです。弊社でも、サンカクを通じてディスカッションパートナーを募集し、SELECKのコンテンツに対して様々なフィードバックをもらい、役立てることができました。

実際に社外の方と一緒にブレストをすることで、めちゃくちゃ収穫があったんですよ!自分が知らなかった世界中の製品を教えてくれますし、1人では全く思いつかなかったようなアイデアも出てきます。Connectly Lab.を運営していく上でも、具体的な収穫を得ることができました。

まずは、ショールームに置くものを提案してもらったことで設置する製品の幅が広がりましたね。例えば、ソニーの電子ブロック「MESH」などの設置が決まりました。また、「Double」という30万円以上する遠隔操作可能なロボットがあるのですが、「今はもう使わないので」ということでいらっしゃった方が無期限で貸してくださったり。

また、ショールームの使い方に関しても斬新で思いもよらない提案をいただきました。例えば、スマホで発光する色を自由に操作ができる「Hue」という照明システムの活用法です。人間の感覚を取得するセンサーを組み合わせることで、感覚に応じてHueの照明の色を変え、それを使った人狼ゲームのアプリを作りたいというアイデアを頂戴しました。

これは自分だけでは、絶対に思いつかなかったと思います(笑)。さらに、他社との提携も進みました。アプリケーションの共同開発やIoT関連のツール提供、イベントの企画など、19件もの提携が決まったんですよ。

いかがでしたか?今回ご紹介したサービスを使って、業務効率化や新しいビジネスの機会につなげていただければ幸いです。(了)

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