「タスク管理」をもっとラクに!ツール9選&活用事例・使い方【23記事まとめ】
ビジネスパーソンの永遠の課題、「タスク管理」。仕事が増えたり、複雑になると、やるべきことの優先順位をつけたり、抜け漏れがないようにすることはとても大切です。
ノートや手帳に手書きしたり、エクセルで管理票を作る方法もあります。ただどうしても抜け漏れが起こりがちです…。そんなときに役立つのが、タスクやスケジュールを管理するIT・Webツール。
世の中にはたくさんのツールが出ていますので、自分の業務にあった使いやすいものを選びたいですね。
そんなタスク管理をラクにする、タスク管理ツール9選と、実際にそれらがどう活用されているのか、企業の事例19選をまとめました。
<紹介するツール>
- Trello(トレロ)
- Wunderlist(ワンダーリスト)
- チャットワーク
- Asana(アサナ)
- Wrike(ライク)
- JIRA(ジラ)
- Backlog(バックログ)
- Redmine(レッドマイン)
- Excel(エクセル)管理を変える、テンプレート&ツール
「ふせん」感覚!カンバン式にタスク管理できる「Trello(トレロ)」
ツール初心者でも非常に導入しやすいのが、ふせんを貼ったりはがしたりする感覚で、タスクが管理できるツール「Trello(トレロ)」です。
タスクの登録や進捗管理が非常に簡単で、しかも無料でその機能の大部分を使うことができます。
個人でも、複数名のチームでも便利に使うことができます。スマホアプリも使いやすく、日本語にもしっかり対応しています。
Trelloの特徴として、非常に自由度の高いツールであることが挙げられます。さまざまな使い方ができますので、ぜひ他の人・企業の使い方を参考にしてみてください。
- タスク管理だけじゃない!Trelloの【技アリ】使い方5選!
- 株式会社つみき:Web制作の進行を見える化!Trelloで自由自在にタスク管理
- 株式会社オールアバウト:エンジニアと企画のタスクを一元管理!
- クリニカル・プラットフォーム株式会社:カンバン方式 ✕ 画像でタスク管理
- 株式会社Loco Partners:作業ストレスのないタスク管理ツール
とにかくシンプルにToDoを管理できる「Wunderlist」
「Wunderlist(ワンダーリスト)」は、ToDoやタスクの管理、リマインダーとして活用できる、非常にシンプルなタスク管理ツールです。
無料で使うことができ、また、ビジネスシーンに限らず、例えば個人で旅行にいくときのチェックリストなどにも気軽に使えます。
作ったToDoリストは簡単に他の人とシェアできるので、チームで活用することも可能です。
ITがちょっと苦手…という人でも非常に使いやすいので、とくに非エンジニアにはおすすめですね。スマホアプリもシンプルな作りで、直感的に使えるデザインになっています。
チャットしながらタスク管理できる「チャットワーク」
「チャットワーク」は、企業向けのコミュニケーションツールです。無料でも幅広い機能を使うことができますし、何よりもその使いやすさから、利用者が増えて続けています。
そんなチャットワークには、タスク管理機能も備わっています。同じチャットルームにいるメンバー同士でタスクを依頼しあうことができるので、日頃のコミュニケーションの中から抜け漏れなくタスクを管理できます。
多くの企業でも、チャットワークは「チャット」と「タスク管理」のツールとして利用されています。
- 株式会社サイバード:障害対応から全社660人の情報共有まで広がる活用
- 株式会社PR Table:使うべき場所で使う、チャットワークの活かし方
- バレットグループ株式会社:タスクを100%実行するトリプルチェックの仕組み
- 株式会社MUGENUP:拡大する組織にチャットワークを。クリエイティブ管理にも
元Facebookのエンジニア2人が開発したツール「Asana」
「Asana(アサナ)」は、ToDoの管理から議事録のようなドキュメント管理、スケジュール管理までができるツールです。元Facebookのエンジニアが開発したことで、話題を呼びました。
ドキュメント管理とタスク・スケジュールが一体化していることで、「会議の中で議事録を取りながら各自のタスクを、納期をセットしてAsanaに落とす」といったことができます。
また、スマホのUIが「縦スクロール」になっていることが特徴的で、非常に使いやすいです。余計な機能がなく、シンプルな作りになっています。
Asanaは、特にエンジニアとビジネスサイドのコミュニケーションに活用されるケースが多いですね。シンプルだけどかっこいい、というデザイン(UI)のおかげのようです。
Webサービス開発者向け!ガントチャートもすぐに作れる「Wrike」
「Wrike(ライク)」は、Webサービスの開発者には特におすすめできるツールで、そういった意味では上級者向けのものになるかもしれません。
タスクをどんどん登録でき、それぞれの時系列の前後関係を設定すると、簡単にガントチャートが作成できます。
エンジニアとデザイナー、ビジネスサイドなど、複数の役割をもったチームで動くプロジェクトの場合は、とても便利ですね。
実際にWrikeは、Webサービスを開発する企業では非常に重宝されています。中でも、「割り込みタスクに対応している」という部分が特徴です。
簡単にガントチャートを作れる「Backlog」
「Backlog(バックログ)」は、エンジニアでなくとも直感的に使えて、プロジェクトの進行を簡単に可視化してくれるツールです。
タスクをひとつひとつ登録して開始日や納期、優先度、担当者などを設定すると、それぞれのプロジェクトごとにあっというまにガントチャートが作成されます。
締め切りをすぎるとアラートが飛んできたり、期限を過ぎたタスクを一覧で表示できたり、直感的に使えます。
ITツールに不慣れなメンバーが多い企業でも、簡単にスケジュールを可視化できるツールとして利用されています。
エンジニア向けのタスク管理ツール「JIRA」
「JIRA(ジラ)」は、アジャイル開発を行うエンジニアチームが使うことを前提に作られたタスク管理ツールです。
スプリント計画(開発スケジュール)を管理し、さらに完了済みのタスク、将来やるべきこと、などをカンバン方式で管理できます。
また、レポート機能が充実しています。例えば、自動的に各メンバーのタスク消化率を算出して、CSVをダウンロードして集計するといったことも可能です。
オンプレミスでも、クラウドでも構築が可能なので、大企業での活用事例も増えてきています。
- 株式会社リクルートライフスタイル:2,000人のタスクを一元管理
- 株式会社DMM.com ラボ:エンジニアに理想的な環境を作るプロジェクト管理
- 賃貸情報株式会社:不動産サイトの開発を支える徹底した記録文化
- 八楽株式会社:開発者の「意図」までを履歴で残すツール
OSSだからこそ自由度が高い、「Redmine」
「Redmine(レッドマイン)」は、タスクやプロジェクトの管理ができるオープンソースソフトウェア(OSS)です。OSSなので、すべて無料で使うことができます。
ソフトウェアの開発やWenサービス開発などのITプロジェクトに活用される事例が多く、汎用性が高いため幅広い用途に活用できます。
ただ細かくカスタマイズできるからこそ、社内のエンジニアによる構築やメンテナンスは必要になります。
「Excel」でのタスク管理をもっと便利にする方法
これまでタスク管理に役立つWeb・ITツールを紹介してきましたが、とは言えいま「Excel(エクセル)」を活用中の方にとっては、なかなか導入のハードルが高いかもしれません。
そんな方は、Excelでのタスク管理の方法を変えてみるのもアリです。
例えば、Microsoftから公式で提供されている、「Office スタイル カタログ」を活用する方法もあります。無料でダウンロードが可能です。
また、「TaskChute2(タスクシュート2)」のような、Excel用のタスク管理ツールもあります。
Excelベースで作られているので、Excel操作に慣れている人であれば、どなたでもすぐ使えます。(すごい色ですが)
まとめ
このように、タスク管理ツールには様々なものがあります。ほとんどすべてのツールは無料トライアルが可能ですので、この記事で良い物を見つけたら、ぜひ試してみてくださいね。