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- 山本 花香
SELECK5周年!700社以上のインタビューから生まれた「24の名言集」【スライド付き】
みなさま、こんにちは!SELECK編集長の山本です。
2020年5月25日をもちまして、SELECKはリリースから5周年を迎えました。長らく5年間も(!)運営を続けてこられたのは、いつもご愛読いただいている読者の方々、現場の良質な事例をシェアしてくださる取材先の方々のおかげです。
いつもSELECKを支えてくださり、本当にありがとうございます。
この度、5周年を記念して、過去700社・1,000以上のインタビューの中から生まれた「名言」を集めた「SELECK名言集」を作成いたしました。
こちらを作成するにあたり、改めて過去記事を読み返してみたのですが、どの記事も濃い内容で、名言に溢れておりました。(本当に選出するのが辛かった…!)
今回の記事では、「名言集・24選」のうち、12の名言をご紹介いたします。ぜひ全編はスライドでご確認いただければと思いますが、その一部をどうぞご覧ください。
- 2周年を記念した名言集はこちら:【SELECK2周年】1,000本の記事から厳選!インタビューから生まれた「名言集」【23選】
※編集部より:掲載の記事はすべてSELECKからの引用になりますが、インタビュイー様の在籍企業・役職につきましては、公開時点での情報となります。
1.Minimal「カスタマーがジャーニーできる世界地図をつくる」
カカオ豆(Bean)から板チョコレート(Bar)ができるまでの全工程を、自社工房で一貫管理して製造する、新たなチョコレートブランド「Minimal -Bean to Bar Chocolate-(ミニマル)」。
代表の山下さんが語る、Minimal流・CX(顧客体験)の思考法とは?
カスタマーがジャーニーできる「世界地図」を、僕たちが作ればいいのではないかと。冒険者の数だけ、冒険のストーリーがあると思うので、「その地図をどれだけ面白くし、お客さんがわくわくする世界を作っていけるか」がすごく大事だと思っています。
2.メルカリ「そのデータで、意思決定は変わりますか?」
経営目標の達成をデータ分析から支えている、株式会社メルカリのBI(Business Intelligence)チーム。同チームの樫田さんが語る、データアナリストの役割、そしてデータ分析の意義とは…?
結構ドライに言ってしまうと、データで初めて何かを知ることって世の中にそこまで多くはないのかな、と思っていて。
皆がなんとなく「そうなのかも」と感じていることに対して、最後のひと押しになる・決定する自信を与える、ということも大事だと思っています。その意味合いでは、世の中の分析資料って、無駄なものが多いんですよね。
3.SmartHR「アイデアの鮮度が高いうちに、早くアウトプットする」
読者がインタビュアーになる連載企画、「教えて!対談」の第4弾で実現した取材。
株式会社SmartHRでノベルティ制作を担っている、デザイナーの南さんが、社内外から「愛される」ノベルティ制作の秘訣を教えてくれました。
アイデアを寝かせているうちに、もし仮に他社さんに先を越されてしまったら悔しいじゃないですか(笑)なのでアイデアの鮮度が高いうちに、なるべく早くアウトプットすることを心がけています。
4.10X「アテンションチャネルとしてTwitterを一番ハックする」
献立アプリ「タベリー」の、公式Twitterアカウントのハック術。たったの6ヶ月でフォロワーを50倍にした秘策、そしてTwitterに着目した理由とは…?
普段は届かないような潜在層に、Twitterだけはたまに飛び越えて届くことができる。これはすごく面白いなと思っていて、アテンションチャネルとしてTwitterを一番ハックしていこうという考え方をしています。
5.スマートニュース「難しいけれど大きな意味のある1つの問題を解く」
世界通算5,000万ダウンロードを突破した、ニュースアプリ「SmartNews」。
同アプリ上で展開されている様々な広告サービスのプロダクトマネージャーを務める前田さんが語る、プロダクトマネージャーの役割と責任とは。
我々は、「インパクトはそこそこだけど、解くのは比較的簡単な10個の問題」を解くのではなく、「すごく難しいが解いたら大きな意味がある1個の問題」を解いて、ビジネスを大きくしています。
6.ユーザベース「組織を作る上で基本となるのは、PLです」
カルチャー専任のチームを立ち上げ、組織文化の醸成に力を入れる株式会社ユーザベース。同社の代表取締役COOである稲垣さんが、組織文化の作り方や、重要な視点について語ってくれました。
このように組織文化を作ることに投資をしてきましたが、やはり組織を作る上で基本となるのは、PLです。文化を作ることより、PLに対しての責任をしっかりと果たせる状態を作るほうが、難易度が高いと思っています。
7.ゆめみ「給与の不満の多くは『金額』。であれば自ら決めればいい」
2014年からマネジメントの役割分散をスタートし、現在「マネジメントのない」組織運営をしている、株式会社ゆめみ。同社では「給与さえも『自己決定』」だといいます。代表の片岡さんが明かす、ユニークな組織づくりの全貌とは?
人は不満の矢印を制度に向けがちですが、給与の場合、多くは「金額」に不満なんですよね。評価の内容や制度より、金額なんです。だったら、自分で決めればいいよね、と。
8.ISAO「カルチャーを変えるには、特別な方法も近道もありません」
赤字続きからのV字回復を果たした、株式会社ISAO(現:株式会社Colorkrew)。
社員の99%が諦めモードだった状態から、どのように組織を変革していったのか? 「給与の適正化」「役職と階層の撤廃」といった実行プロセスと、メンバー1人ひとりと向き合う大切さを、同社代表の中村さんにお話しいただきました。
会社のカルチャーを変えるためには、特別な方法も近道もありませんでした。オセロを例にすれば、真っ黒な盤面を、まずはひとり「白」に変える。(中略)ひとりずつ地道に「白」の数を増やしていきます。
そうして、ポツポツ「白」の数が増えていくと、ある日化学反応が起きて、一気に黒から白へと変わっていくんですよ。
9.ラクスル「マーケティングは『4つの掛け算』」
ネット印刷の後発サービスでありながら、5年でおよそ25倍の売上高という急成長を遂げた「ラクスル」。その立役者である、取締役CMOの田部さんが語る、マーケティングの本質とは?
私は、マーケティングは「4つの掛け算」だと思っていて。まずサービスやプロダクトがあり、そこに対して顧客に選ばれる理由を明確する。それが最も伝わるクリエイティブを見極めた上で、最適なメディアを選択します。
10.hey「組織づくりはプロダクト開発、採用はマーケティングと同じ」
コイニー社とストアーズ・ドット・ジェーピー社が経営統合し、2018年2月に生まれた新会社「hey」。
本格的に採用を強化する中で、同社副社長の佐俣さんは、組織作りは「プロダクト開発」と同じだと捉えるようになったといいます。その具体手法とは?
いわゆる「人事」みたいな役割に、最初は全然しっくりきていなかったんです。それから、近しいスタートアップに話を聞いたりするうちに、組織を「プロダクト」だと捉えれば、採用はその「マーケティング」と同じだという考えに行き着いて、ストンと腹落ちしたんですよね。
11.GEヘルスケア・ジャパン「人事を『セクシーな』キャリアに」
2016年より、経営と人事、そして現場をつなぐ戦略人事「HR Business Partner(以下、HRBP)モデル」を導入した、GEヘルスケア・ジャパン株式会社。
同社の人事本部長である桜庭さんに、HRBPの役割や定義から、ご自身の経験までをお伺いしています。
人事という仕事は、「あるがままの自分」「魅力ある自分」「ユニークな自分」「完璧ではない自分」を出せば出すほど、それが強みとして武器になっていく「セクシーな」キャリアだと思うんです。
12.GA technologies「会社の事業が伸びているかは、人事の責任」
GA technologiesのCHRO清家さんと、DeNAのHRBP山下さんによる、特別対談。
昨今のHRトレンドに対して、HRBPの立場からは何を思うのか? そして人事の本質と、その見極め方とは…?
シンプルに「会社の事業が伸びているか」という問いに対して、人事の責任だと思えるかどうか。もし売上が下がっているのであれば、「やばい、これ自分たちの責任だ」と思って変えていけるかどうか。ただそれだけだと思います。
続きは、ぜひ「名言集」のスライドをご覧ください
いかがでしたでしょうか? 下記12本の記事からも「名言」を抜粋していますので、続きはぜひスライドで!
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6年目も、みなさまの仕事に役立つ現場の事例をお届けしていきたいと思いますので、引き続きSELECKをよろしくお願いいたします。(了)